今朝もJアラートが鳴りました。被害はなく何よりですが、やはり驚きます。イソップ寓話「オオカミと羊飼い」の教訓に例えれば、ミサイルが発射されたという騒ぎで避難が徒労に終わることが続いたとしても、決して油断してはなりません。学校では、行政の指導指針を受けて、次のような対応の原則を再確認し、生徒に指導しました。
【屋外にいる場合には】できるだけ頑丈な建物や地下に避難する。建物がない場合は、物陰に身を隠したり、地面に伏せて頭部を守る。
【屋内にいる場合には】窓から離れるか、窓のない部屋に移動する。
学校で活動している時間帯は、情報収集に基づいて避難誘導します。課題は今日のような場合ですが、Jアラート情報は迅速に入るので、次のような原則行動について指導しました。
【登校前の場合には】自宅待機し、ニュース等の情報を確認し、それを受けて登校する。【通学途中の場合には】緊急事態の情報が入れば、指示に従い、近隣の建物に避難するなど適切に行動する。公共交通機関利用の場合は、その指示に従う。
しかし、現況では広報無線で地域に一斉に緊急情報が流れるシステムではないことやスマホ等を所持していないため、中学生には分からないケースが十分考えられます。そこで、「異変があれば周辺の大人の動きがあるので、周囲の状況をよく見ながら行動する」ということを指導しました。
ついては、保護者、地域の皆様の御協力をお願いしたいのが、【生徒が登下校中にJアラート等、緊急情報が入った場合、状況に応じて積極的に声掛けや指示指導、見取りをお願いしたい】ということです。越中生の地域での挨拶も良好な状況ですので、ぜひ御協力をお願いいたします。
交通事故防止、不審者対応、自然災害時の対応に加え、新たにミサイル対応も必要になりました。学校では引き続き、安全意識を高め、危険を予測し回避する能力や態度の育成を重要事項として日々、取り組んでいきますが、地域の子は地域で守る点からもぜひ御協力をお願いいたします。
前回のミサイル発射後、官房長官会見の中で、「冷静に、平常通りの生活を」との言葉がありました。大人も子供も、安全・安心な生活が送れるように、学校、家庭、地域で目配り、気配り、声掛けをしていきたいものです。どうぞよろしくお願いします。
明日を除いて、3連休は台風の影響を受けそうです。新人大会前であり部活動も行われますが、台風は予測可能なため、情報収集に努めながら、適切に対応していきます。