大雪にも負けず 2 〜自分に負けるな!越中生!〜![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() これは、北村西望(きたむら せいぼう)の句です。北村西望は、長崎の平和祈念像を作成した彫刻家であり、文化勲章を受賞した彫刻界の第一人者です。 この句は、平和祈念像を制作中のある夜、足下にいたかたつむりが、翌朝には像の上の方まで達していたことにとても感動して詠んだと言われています。不遇の時代が長く、何度も彫刻の道をあきらめようとしたものの、歩みを止めずに淡々と活動を続けてきた自分をかたつむりに重ね合わせたのだと言われています。 あせらず、あわてず、あきらめず、自分のペースで歩いていく。ゆっくり往くものは遠くに行くと信じて、たゆまない。元気が出る句だと思います。 毎日、わずかずつでも登り続ければ、どんなに歩みが遅くても、いつかは頂上へたどり着く。マラソンタイムの体験を思い起こせば、分かると思います。大切なのは、明日は今日の一歩一歩の積み重ねということです。 画像1は3年1組の国語のひとこまです。窓の外はしんしんと白い雪が降り、T先生の柔らかな板書の音のほか物音ひとつしない中、集中して考えをまとめていました。 画像2は3年4組の英語(S先生)のひとこまです。教科書にはプロテニスの錦織 圭選手のことが載っています。その英文和訳に取り組んでいました。 3年生は卒業式までの登校日が17日となり、いよいよ新たなステージに進みます。今、どんな思いが強いでしょうか。もう少しこの越中で仲間といたいという思い、感謝の思い、4月からの生活にはせる思い、受検がなければという思い、色々かと思います。 今は、将来の目的地に向かって自分で決めた方向に迷わず進むだけです。高校入学はゴールではなくスタートです。どこに行くかよりも、そこで何をするかが一番大切になります。 人は目的地に行く時、遠回りをしますか?近道をしますか?と問われれば、普通は近道を選択するでしょう。でも、中学校卒業は長い人生のまだまだ入口であり、これから次第で道筋も増えます。 自分にさえ負けなければ、自分のよさや持ち味を生かしながら、やりがいをもって世のため人のために役に立つために歩む道筋は、必ず見出せます。 立春を過ぎた今の寒さも大雪もそうですが、今の試練も自分に与えられたチャンスだ!今の苦しさがいつまでも続くわけではない!と前向きに受け止めるかどうかで変わってくるはずです。 一人で頑張っているときにつらく思えたことも、仲間が一緒ならたいしたことではないように思えるのは、仲間と一緒に前に進む楽しさがあるから。確実に目標に近付いていくのが実感できるから。こんな価値ある体験を越中で積み重ねてきたはずです。 卒業すなわち新たな旅立ちに向け、今の試練にたくましく向き合う姿に、笑顔を忘れぬ姿に、やがてその時が訪れる2年生、1年生も憧れるはずです。自分に負けるな!3年生! 1,2年生は明日から今年度最後の期末テストです。今、試練の中にある3年生とともに、これまで備え積み重ねてきた努力の成果をいかんなく発揮してください。自分に負けるな!2年生!1年生! ※今日現在、インフルエンザ罹患生徒数は4名(1年生2、2年生0、3年生2)となりました。 いただきます&ごちそうさまでした![]() ![]() コッペパン、いちごジャム、大豆のサラダ、クリームシチュー、牛乳 【給食放送から】 冬には、ノロウィルスによる感染症やインフルエンザが流行してきます。原因となるウィルスは自分で増えることはできず、人の体内で増えます。手についたウィルスが、目や鼻、口やのどの粘膜を通って体の中に入ることが多いです。ですから手洗いは、ウィルスの侵入を防ぐのに最も有効な方法です。 食べ物に直接ふれる手はいろいろな細菌でいっぱいです。今日のようなパンの日は、手でパンを持って食べますね。冷たい水での手洗いは大変ですが、特に食事の前は石けんを使って、しっかり手を洗いましょう。
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