本日、119名の生徒が入学しました。おめでとうございます。
少し大きな制服に包まれて、緊張した様子でしたが、とても立派に入学式を行いました。
今年度の入学式は、来賓や在校生と一緒にお祝いすることができませんでした。
しかし、新入生の呼名では、とても大きく元気な返事が聞こえました。また新入生の誓いの言葉では、
「あたたかな春風と共に、木々の芽も膨らみ始めた今日のよき日。私たち新入生119名は、この大島中学校の門をくぐりました。
この日を迎えられることは、当たり前のことではなく、とても幸せなことであることを、私たち新入生は、実感し、今日を迎えました。このように皆様に温かく迎えていただき、うれしい気持ちでいっぱいです。
今日から始まる中学校生活、私たちには希望とともに不安も少しあります。
多くの先生方に出会い、小学校とは違う教科を学ぶことを、とても楽しみにしています。
また、これから始まる部活動では、先輩方に学び、たくさん練習をし、仲間と高め合っていきたいと思います。私は、ソフトテニス部に入り、日々の練習や大会などを通して、自分を磨いていきたいと考えています。
一方で、今までとは違う生活の仕方や、定期テストに向けての学習の仕方などには、不安もあります。そのような不安がなくなるように、授業を大切にし、しっかりと話を聞くことをがんばりたいと思います。
これから、様々な体験をする中で、うまくいかず苦しい思いをすることもあると思いますが、失敗をバネにし、頑張りぬきます。そして一日一日を大切に、勉強と部活動の両立を目指し、充実した中学校生活を送りたいと思います。
まだまだ分からない事ばかりですので、先輩方、先生方、私たちを温かくご指導ください。
最後に、今日の喜びを忘れずに、大島中学校の一員として、仲間と共に高め合い、成長していくことを誓います。」
と堂々と誓いの言葉を述べてくれました。
菊地校長からは式辞で、
「例年よりも早い満開の桜が、喜ばしい春の訪れを告げています。本日ここに、令和二年度長岡市立大島中学校入学式を挙行できますことは、学校としてこの上ない喜びです。保護者の皆様には、お子様が心も体も大きく成長し、本日、中学校入学の日を迎えられたことは、何よりの喜びかと存じます。心よりお祝い申し上げます。
本来であれば、多数のご来賓の皆様をお迎えし、在校生と共に、入学をお祝いするところですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、時間や規模を縮小しての式となりますことをお詫び申し上げます。
さて、119名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、職員共々、皆さんの入学を心より歓迎いたします。今日から皆さんは大島中学校の一員です。皆さんが中学校において、確かな一歩を踏み出すことができるよう、みんなで応援していきます。今日からの中学校生活のスタートにあたり、皆さんへのお願いを三つ話します。
一つ目は、これからの時代をたくましくしなやかに生きるためには、広い視野と豊かな感性をもつことが大切だということです。そのために、学習に励み、たくさん考え、感じ取って、幅広い知識や技能、豊かな心を培ってほしいと思います。
二つ目は、自ら考え、正しいことは何かを判断し、行動する力を育むということです。何がよいことなのか、何をすべきかを自分で考え、よいことを進んで行い、悪いことは絶対にしないという、責任ある個人として成長してほしいと願っています。
三つ目は、様々な人とともに生き、ともに学ぼうとする態度を身に付けるということです。この地球には様々な人たちが暮らしています。みな同じ大切な命です。私たちは様々な違いを乗り越え、お互いを認め合い、支え合う関係を築いていかなければなりません。「いじめ」は絶対に許されません。誰もが居心地のよい温かい学級、学年、学校をつくり上げていくのだという強い決意を、いまここで一人一人がもってほしいと思います。
最後になりましたが、私たち教職員は一致協力し、「チーム大島」で新入生の皆さんの教育活動にあたってまいります。しかし、子どもたちの健やかで望ましい成長のためには、学校の力だけでは不十分であり、家庭・地域・学校が手を携え、共に教育活動を推進していくことが必要です。保護者・地域の皆様からの温かいご理解・ご支援を心からお願い申し上げ、式辞といたします。」
と新入生に向けて話がありました。
今日から大島中学校の生徒です。全校生徒344名そして職員とともにより良い大島中をつくっていきたいと思います。
保護者の皆様、地域の皆様、ご理解とご協力をよろしくお願いします。