明けましておめでとうございます。今日から令和3年の学校生活がスタートしました。今日は、完成予防と寒さ対策のため、放送での全校朝会から、新年をスタートしました。
校長先生のお話と、そのほか交通安全等の生徒指導の話や保健指導の話などを行いました。
校長先生からは、
「明けましておめでとうございます。令和3年(2021年)が始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大、年末年始の大雪など、困難の中で迎えた新年ですが、今年こそ、希望に向かって歩むことのできる年にしたいと強く願っています。
さて、12月24日の全校集会で、冬休みの過ごし方について、3つのことを皆さんに話しました。その一つが、「節目を大切に…1年の目標を立てよう」ということでした。年が改まった今、皆さんには「今年こそ!」と心に期するものがあることでしょう。
将棋の藤井聡太二冠が年頭に色紙にしたためた言葉は「初心」でした。「初心、忘るべからず」の「初心」です。藤井二冠は「去年は肩書も立場も変わった1年だったが、将棋を始めた時や四段になった時の新鮮な気持ちを忘れずにやっていきたい」とコメントしていました。皆さんも、今の新鮮な気持ちを忘れず、今年一年を充実したものにしてほしいと思います。
私が冬休み中にいただいた月めくりのカレンダーには、ひと月ごとに印象的な言葉が添えられています。その最初、1月のカレンダーに記されていた言葉が、特に心に響きました。それは「きょうは今日という作品を仕上げさせていただく日」という言葉です。
芸術家が魂を込めて一つの絵画や彫刻を仕上げるように、生かされている命、与えられている今の時間を大切にして、今日という作品を精一杯創り上げる…そんなイメージでこの言葉をとらえました。
考えてみると、1年間の目標の達成も、結局は今日一日の積み重ねです。今日という日から逃げれば、当然、長期的な目標を達成することはできません。逆に、「明日のことを心配し過ぎず、今日一日を充実させる」…そのことに集中すれば、自ずと物事を成し遂げることができるとも言えます。
「きょうは今日という作品を仕上げさせていただく日」…この言葉を胸に、私自身、与えられた一日を丁寧に大切に生きていきたいと思いました。皆さん一人一人の2021年が実り多いものとなるよう、心から願っています。」
などと、生徒に向けて話がありました。
3年生の生徒に抱負を聞くと、
「今年は、なんといっても受験です。体調に気をつけて、志望校合格に向けて頑張りたいです。」
と、笑顔で話をしてくれました。
ぜひ、それぞれの生徒が今日一日を大切にして、それぞれの想いを実現してほしいと思います。
地域の皆様・保護者の皆様、本年もご理解とご協力よろしくお願い申し上げます。