教育目標 「自ら求め 励ましあって 学びつづける生徒」

第69回卒業式その2【学校行事】

 在校生代表による「送ることば」です。卒業式当日、在校生代表生徒2名より、卒業生に向けて送られる予定でした。
 卒業式当日、保護者向けの封筒の中には長岡市教育委育会からの祝辞、祝電・お祝いメッセージの一覧と共に同封しましたが、こちらも掲載いたします。1・2年生、卒業生ともに読んでもらい、代表生徒の気持ちや思いを汲み取ってもらえればと思います。
 そして、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございました。「15の春を笑顔で迎える。」楽しく充実した日々を中学卒業後も過ごしていってください!!!

【送ることば】
冬の寒さも少しずつ和らぎ、やさしい春の訪れを感じるようになりました。
中学校生活の思い出と、あふれる希望を胸に今日、三月十二日、三島中学校を巣立つ三年生の皆さん、心から皆さんの門出をお祝い申し上げます。
三年生の皆さんと過ごした日々、たくさんの思い出が浮かんできます。どんなときにも明るい笑顔で、様々な活動で私たちの先頭に立ち、一生懸命に取り組む三年生の姿がありました。
 今年度の生徒会目標は「継昇」。この言葉には「伝統を受け継ぐ」「受け継ぐだけでなく進化させる」全校生徒一人一人が活躍をして、生徒会を創り上げる」、「全校生徒で三中を飛躍、発展させる」という意味が込められています。 
 三年生を中心に活動した今年の緑友会はいつもこの目標に向かって進んでいました。
 三中生が学級、学年、部活動などの枠を超え、熱く燃えた体育祭。
掲げたスローガンは「BIG絆 〜君に見せたい さわやか頂上決戦〜」。今年度の体育祭は、令和最初の体育祭、最後の三軍対抗。三年生にとっても、私たち一、二年生にとっても思い入れがある体育祭でした。
夏休み明けから体育祭本番までは雨が続き、リハーサルも行えず、私たちはとても不安でしたが三年生はしっかりと私たちを導いてくださいました。雨で一日順延となった体育祭本番のグラウンドには、本気で優勝を目指す戦いと、体育祭を心の底から楽しもうとする三中生がいました。
その中心となったのはもちろん三年生。とても頼もしく、私たちにとってまぶしい憧れの先輩の姿でした。
 体育祭、そして緑友祭を全校生徒が充実感、達成感をもって成功させることができたのも、三年生が目指したことが、全校生徒の想いとなった証だと思います。
私たちは、先輩方が目指してきた「継昇」を確かに受け継ぎ、新しい三中へ繋いでいきます。
私が三年生と最も関わることができたのは部活動です。私は先輩と一緒に戦ったことを今でも誇りに思っています。先輩とともに泥だらけになるまで走ったこと、泣いたこと。
 練習の日々は辛いこともありましたが、先輩の明るさのおかげで乗り越えることができ、辛かったことも、悔しかったことも、今では充実した最高の思い出です。
 どの部に所属する先輩たちも、ひたむきに、そしていきいきと取り組む姿はとても輝いていました。先輩たちには、部活動を通して、仲間との関わり方や、一生懸命に取り組むことの大切さをなど、教室の中や、同じ学年の仲間との関わりだけでは得られないことをたくさん教えてもらいました。 今、別れのときを迎え、そんな雰囲気を作り出すことができる三年生の存在の大きさを改めて感じています。
 これからは、私たちが三島中学校を引っ張っていく立場となります。不安はたくさんありますが、私たちの眼には、先輩たちが私たちに魅せてくれた頼もしい姿が焼き付いています。皆さんの意志と、皆さんが大切にしてきたもの、築き上げてきたものをしっかりと受け継ぎ、三島中学校をさらに『進化』させていきます。
三年生のように、優しく、頼もしい先輩になれるように、そして創立七十周年をしっかりとした姿で迎えられる努力を続けます。三島中学校にしっかりと足跡を残した三年生の旅立ちの日。卒業はゴールではなく、未来に向かって大きく羽ばたくスタートです。
 三年間、様々なことを仲間と乗り越え、一歩一歩確実に進んでこられました。これからはそれぞれの夢に向かって、様々な道を歩んでいくと思います。三島中学校での思い出と経験を活かして、大きく、力強く、新たなスタートを踏み出してください。
 私たち在校生は、皆さんを全力で応援しています。
 三年生のますますの御活躍をお祈りして送ることばといたします。
令和二年三月十二日 在校生代表
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