学校概況

1.校区について

長岡市の中心部に接する当校区は、戦後、住宅地として急速な変ぼうを続けてきた。児童数の増加による過大規模校の解消のために、昭和56年4月に学校分離を行い、新興住宅地の大部分が豊田小学校に移行した。その後も、集合住宅等の建設や新規の宅地開発などが進み、新旧が混在する状態に変化しつつある。

校区は、長岡駅東部に位置し、交通の便もよく、自然環境や文化施設にも恵まれており、市内でも有数の文教地区である。地域住民は、当校の校歌の一節にあるように「大長岡の東の方を背負いて立てる四郎丸」という自負心をもっており、教育への関心も高い。健全育成や赤城コマランドでの活動が盛んに催され、地域全体で子どもを育てようという文化が根付いている地域である。

2.学校について

当校は、明治7(1874)年に古志郡宮内小学校附属分校四郎丸校として発足した。昭和48(1973)年には、創立100周年を迎え、校舎は、一部木造を残して耐久建造物に変わった。昭和58(1983)年の創立110周年の際には、残されていた木造校舎を撤去し、体育館の改築及びグラウンド等の整備を完了した。これを契機に、伝統を踏まえながらも日々の教育内容の充実を図り、時代の変化に適切に対応しながら新しい校風を樹立していくことを教育課題とした。平成5(1993)年には創立120周年を迎え、教育改革に伴う教育の一層の充実を期して取り組んだ。

平成14(2002)年度からは新教育課程学校週5日制の本格実施を契機に、今まで以上に地域との連携を深め、新たな教育制度の下、学校教育目標の実現に取り組んだ。平成15(2003)年には、創立130周年記念事業を地域との協力のもとに実施し、教育活動と教育環境の一層の充実に取り組んだ。平成16(2004)年10月23日に発生した中越地震では、教室棟が被災した。教室棟使用禁止に伴って近隣3校(豊田小・川崎小・川崎東小)への分散学習を実施した。

平成23(2011)年には、仙台市立四郎丸小学校の児童と交流会を実施し、本校から5・6年生の代表児童30名が訪問した。そこでの学習をもとに「わたしたちが見た東日本大震災」パネル展示会を開催した。その活動を契機に「東日本大震災復興支援体験学習」として、平成28年(2016)度まで6年生の全児童が宮城県を訪問する活動を続けた。平成25(2013)年には、創立140周年を迎え、式典には、創立130周年で誕生した四郎丸小のマスコットキャラクターである、アカギーが実際に登場し、式を盛り上げた。
 令和5年(2023年)創立150周年を迎え、同年10月28日には創立150周年記念式典が盛大に行われた。式典の他に、創立記念航空写真の撮影や記念バルーン飛ばし等の記念行事が行われた。また、10年の構想を経て、地域と学校による手作りの2つの歴史資料室が作られ、保護者や地域に披露された。