スタートは違っても
「あ、バレちゃいました?実は祖母が教室の先生をやっていて・・・。」 冬休みを前に、国語科では書写指導(毛筆)を始めました。その時の、生徒とのやりとりの一幕です。 今年度の新潟県書初大会の課題は、「温故知新」(1年)、「山河悠然」(2年)、「好機到来」(3年)です。1年生は楷書ですが、2・3年生は行書となり、点画の連続をより大切にしていきます。 どのクラスも、静かに気持ちを落ち着かせ、集中して書く姿が見られます。初めは納得のいく字が書けなかった生徒も、1時間の練習を通して、上達ぶりを実感しています。一方、冒頭の生徒のように、習い事として書道教室に通った経験があり、いきなり上手に書ける生徒もいます。また、毛筆に対する関心が高く、書写の時間を楽しみに待っていた生徒もいます。 スタートはそれぞれ違いますが、生徒一人一人が上達ぶりを実感できることを大切に、「書写能力(文字を正しく整えて読みやすく速く書くことができる力)」を高められるよう指導していきます。 ハートの…
さて、学校給食は、成長期にある生徒の健全な発達のため栄養バランスの取れた豊かな食事を提供する役割を担っています。そのため、物価高騰が続く中にあっても、当校の給食は一食単価が安く、様々な工夫を施しながら生徒が美味しく食べられるようにしています。 本日の給食は、以下の4品でした(写真参照)。 ★ 大豆入りビビンバ丼 ★ 牛乳 ★ ハートのトックスープ ★ 豆乳ココアプリン 「トックスープ」とは、韓国の伝統的なスープ料理で、主にもち米で作られた薄切りの餅「トック」を使ったスープです。韓国では、正月に食べる風習があるそうです。 トックスープの中には、ハートのトックがいくつか入っていました。食べるのがはばかられるほど見た目が可愛く、そして、美味しいトックスープと、味もボリュームも抜群のビビンバ丼。心と胃袋を満たす「韓国メニュー」に、生徒も大満足でした。栄養教諭に話を聞くと、「見た目を華やかにすることで生徒が会話を弾ませ、残り少ない給食を献立を楽しんでもらえると嬉しい。」と願いを込めたそうです。 メニューの工夫を凝らした栄養教諭、今日も美味しい給食を作ってくれた調理員さんに感謝です。 すばらしい態度〜柏友フェスの裏で〜
さて、その柏友フェスも、裏で支える人たちがいないと始まりません。今回は、主催している生徒会総務の生徒のすばらしい態度についてお伝えします。 9日(火)、給食時間後半に幾人かの生徒が体育館に移動しました。柏友フェスの準備を行うためです。放送機器を運んだり、ピアノを移動させたり、自分たちのできることに進んで取り組んでいたのです。とてもすばらしい姿です。しかし、危険を伴う作業もあったので、安全を第一に考えて、担当職員がいない中での準備はしないよう伝えました。 10日(水)、給食中に一人の生徒が職員室に来ました。柏友会副会長を務めるその生徒は、前日の担当者がいない中での準備について反省を口にしつつ、次のように用件を述べました。 「今日も昼休みに柏友フェスを行うので、早く準備をしたいと思います。給食の途中で申し訳ないのですが、どなたか付き添っていただけませんか?13時から準備を開始したいので、それまでに来ていただけるとありがたいです。」 何とも丁寧なお願いの仕方であったこと、全校生徒のために主体的にがんばろうとする姿勢、そして、前日のミスをしっかり反省できる心など、そのすばらしい態度に感心しました。当然、その場にいた職員全員が、二つ返事で「大丈夫!行きます。」と応えました。順調に準備を済ませ、柏友フェスが盛り上がったのは、昨日お伝えしたとおりです。 驚いたのは、さらにその後です。その生徒は、放課後にも職員室に来ました。 「今日はお忙しい中ご協力いただき、ありがとうございました。明日も柏友フェスがあるので、できればお願いしたいのですが・・・。」 返事はもちろん一つしかありません。生徒は、「ありがとうございます!」と明るい表情で下校しました。柏友フェスの運営によっていろいろな面での成長が見られ、嬉しく感じる出来事でした。 ちなみにその生徒は、本日の柏友フェスで出演者としても登場しました。コントを披露し、会場を爆笑の渦に巻き込みました。 進取敬愛〜柏友フェス〜
初日はピアノ演奏と歌唱、本日はダンスや歌唱が披露されました。今回は、1年生の出演者が多くなったように思います。自分の特技を披露し、会場を沸かせた生徒。一方、手拍子や拍手、大合唱、声援等で出演者を讃える生徒。進んで取り組み、他者のがんばりを認める生徒、正に「進取敬愛」の精神です。 職員室で話題になったのは、大勢を前に特技を披露する生徒のすごさです。日々人前に立って話したり指示したりする私たちですが、人前で特技を披露することとは全くの別物です。進んでエントリーし、会場の空気を楽しんで披露する生徒の姿勢が本当にすばらしいと感じます。 柏友フェスは、明日が最終日です。誰が、どんな特技を披露するのか、明日も楽しみたいと思います。 春に待ってるよ!〜小中交流会〜
自己紹介をした後、クイズやゲームを楽しみました。初めは緊張気味だった生徒も小学生も、少しずつ打ち解けて笑顔がたくさん見られるようになりました。その後、会場を移してドッジボールや大縄跳び、UNO等のカードゲームを一緒に楽しみ、充実した時間を過ごしました。 生徒は、自分たちが計画した催しを小学生が楽しんでいたこと、交流できたことを喜んでいました。また、司会や説明も上手にでき、交流会を通して自信を深められたことと思います。 小学生が帰る時には生徒玄関に立ち、「春に待ってるよ!」と、みんなで盛大に見送った生徒たちです。 バトンタッチ
前日の立会演説会を踏まえて、生徒は、誰に投票するかを一晩考えました。学年ごとに定められた会場に、生徒は投票に向かいました。国会議員や市長等を決める一般的な選挙と同じように、厳かな雰囲気の中で投票を行いました。 夕方、選挙管理委員が集計を行い、新たな生徒会長及び副会長が決定しました。そして、本日、投票結果が全校へ周知されました。今後、1月(冬休み明け初日)に認証式を行い、バトンタッチとなる予定です。学校をリードしていくのは大変なことですが、自分たちのカラーを出しながら学校をよりよくしていこうとする姿勢や心意気がすばらしいと感じます。エールを送りながら見守っていきます。 貴重な一票を
今回、生徒会長、副会長に立候補したのは、合わせて4名。コミュニケーション能力やリーダーシップ、優しさ、人望の厚さ、広い視野等、一人一人が特長をもった優秀な生徒たちです。全校生徒と保護者が見守る中、それぞれの責任者と共にステージ上で演説を行いました。 4人の候補者は、自分が感じている学校生活の課題や理想から、「委員会のコラボレーション」「生徒会だよりの発行」「学年間交流の増加」「行事のアップグレード」「柏友会規約の改正」「意見箱の設置」「部活動の活性化」など、それぞれの公約を掲げ、具体的な取組について話しました。聴いている生徒たちは、演説に真剣に耳を傾けました。演説の最後には、4人から「貴重な一票を私に!」という熱いメッセージが送られました。 選挙投票日は明日の朝です。本日の演説を聴いて、誰に投票するかを自分で考え、判断し、投票することになります。どの候補者を選んでも、よりよい学校生活を築いていくことと思います。じっくり考えて、明日、貴重な一票を投じてもらいたいと思います。 絶対にしない!〜薬物乱用防止教室で学んだこと〜
生徒は、身近にあるたばこや酒には依存性があることや、ノンアルコール飲料にも微量のアルコール分が含まれているものがあることを学びました。また、薬物による身体への影響や脳が破壊されることを理解しました。 薬物乱用防止教室を通して、生徒は次のような感想をもちました。 「薬自体は病気の治りをサポートする存在なのに、用途用法を守らないと人体にとって危険であることが驚きでした。」 「たばこ・酒は、ゲートウェイドラッグ(入門薬物)になることや、違法薬物には違う呼び方があることなどを知り、もっと気を付けようと思いました。」 「今後の生活では、どんな人にどんな言葉を言われても、きっぱり断り(いかない・見ない・聞かない・触らない)、自分自身を大切にししていきたいです。」 「イライラしたり気持ちが落ち込んだりしても薬物を乱用することがないよう、家族や友達との会話を大切にしていきたいです。」 このように、すばらしい気付きや考えがありました。この時間は、生徒一人一人の今後の人生にとっても有意味な時間となったようです。もしかしたら、今後、薬物乱用の場面に遭遇することもあるかも知れません。その時に、「絶対にしない!」ときっぱりと断れるよう、卒業までに生徒の判断力を育てていくことが重要だと感じています。 |