スタートは違っても

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「もしかして、習ってる?」
「あ、バレちゃいました?実は祖母が教室の先生をやっていて・・・。」

 冬休みを前に、国語科では書写指導(毛筆)を始めました。その時の、生徒とのやりとりの一幕です。
 今年度の新潟県書初大会の課題は、「温故知新」(1年)、「山河悠然」(2年)、「好機到来」(3年)です。1年生は楷書ですが、2・3年生は行書となり、点画の連続をより大切にしていきます。
 どのクラスも、静かに気持ちを落ち着かせ、集中して書く姿が見られます。初めは納得のいく字が書けなかった生徒も、1時間の練習を通して、上達ぶりを実感しています。一方、冒頭の生徒のように、習い事として書道教室に通った経験があり、いきなり上手に書ける生徒もいます。また、毛筆に対する関心が高く、書写の時間を楽しみに待っていた生徒もいます。
 スタートはそれぞれ違いますが、生徒一人一人が上達ぶりを実感できることを大切に、「書写能力(文字を正しく整えて読みやすく速く書くことができる力)」を高められるよう指導していきます。

ハートの…

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 ふと気付けば、2025年も残すところあと半月となりました。正月はもうすぐそこまで来ています。
 さて、学校給食は、成長期にある生徒の健全な発達のため栄養バランスの取れた豊かな食事を提供する役割を担っています。そのため、物価高騰が続く中にあっても、当校の給食は一食単価が安く、様々な工夫を施しながら生徒が美味しく食べられるようにしています。
 本日の給食は、以下の4品でした(写真参照)。
  ★ 大豆入りビビンバ丼
  ★ 牛乳
  ★ ハートのトックスープ
  ★ 豆乳ココアプリン
 「トックスープ」とは、韓国の伝統的なスープ料理で、主にもち米で作られた薄切りの餅「トック」を使ったスープです。韓国では、正月に食べる風習があるそうです。
 トックスープの中には、ハートのトックがいくつか入っていました。食べるのがはばかられるほど見た目が可愛く、そして、美味しいトックスープと、味もボリュームも抜群のビビンバ丼。心と胃袋を満たす「韓国メニュー」に、生徒も大満足でした。栄養教諭に話を聞くと、「見た目を華やかにすることで生徒が会話を弾ませ、残り少ない給食を献立を楽しんでもらえると嬉しい。」と願いを込めたそうです。
 メニューの工夫を凝らした栄養教諭、今日も美味しい給食を作ってくれた調理員さんに感謝です。

すばらしい態度〜柏友フェスの裏で〜

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 本日が最終日となった柏友フェス。本日の柏友フェスも盛り上がり、幕を閉じました。全校生徒が熱狂できる催しがあるのは、当校のよさの一つであると感じています。
 さて、その柏友フェスも、裏で支える人たちがいないと始まりません。今回は、主催している生徒会総務の生徒のすばらしい態度についてお伝えします。
 9日(火)、給食時間後半に幾人かの生徒が体育館に移動しました。柏友フェスの準備を行うためです。放送機器を運んだり、ピアノを移動させたり、自分たちのできることに進んで取り組んでいたのです。とてもすばらしい姿です。しかし、危険を伴う作業もあったので、安全を第一に考えて、担当職員がいない中での準備はしないよう伝えました。
 10日(水)、給食中に一人の生徒が職員室に来ました。柏友会副会長を務めるその生徒は、前日の担当者がいない中での準備について反省を口にしつつ、次のように用件を述べました。
「今日も昼休みに柏友フェスを行うので、早く準備をしたいと思います。給食の途中で申し訳ないのですが、どなたか付き添っていただけませんか?13時から準備を開始したいので、それまでに来ていただけるとありがたいです。」
 何とも丁寧なお願いの仕方であったこと、全校生徒のために主体的にがんばろうとする姿勢、そして、前日のミスをしっかり反省できる心など、そのすばらしい態度に感心しました。当然、その場にいた職員全員が、二つ返事で「大丈夫!行きます。」と応えました。順調に準備を済ませ、柏友フェスが盛り上がったのは、昨日お伝えしたとおりです。
 驚いたのは、さらにその後です。その生徒は、放課後にも職員室に来ました。
「今日はお忙しい中ご協力いただき、ありがとうございました。明日も柏友フェスがあるので、できればお願いしたいのですが・・・。」
 返事はもちろん一つしかありません。生徒は、「ありがとうございます!」と明るい表情で下校しました。柏友フェスの運営によっていろいろな面での成長が見られ、嬉しく感じる出来事でした。
 ちなみにその生徒は、本日の柏友フェスで出演者としても登場しました。コントを披露し、会場を爆笑の渦に巻き込みました。

進取敬愛〜柏友フェス〜

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 9日(火)から、昼休みに「柏友フェス」を開催しています。体育館内の気温は7度ですが、夏に続いて大盛況!給食が終わり、体育館に入ってきたかと思うと、ダッシュで一番よい席を確保する生徒もいたくらいです。会場にはたくさんの生徒が集まり、寒さを忘れるくらいの熱気に包まれました。
 初日はピアノ演奏と歌唱、本日はダンスや歌唱が披露されました。今回は、1年生の出演者が多くなったように思います。自分の特技を披露し、会場を沸かせた生徒。一方、手拍子や拍手、大合唱、声援等で出演者を讃える生徒。進んで取り組み、他者のがんばりを認める生徒、正に「進取敬愛」の精神です。
 職員室で話題になったのは、大勢を前に特技を披露する生徒のすごさです。日々人前に立って話したり指示したりする私たちですが、人前で特技を披露することとは全くの別物です。進んでエントリーし、会場の空気を楽しんで披露する生徒の姿勢が本当にすばらしいと感じます。
 柏友フェスは、明日が最終日です。誰が、どんな特技を披露するのか、明日も楽しみたいと思います。

春に待ってるよ!〜小中交流会〜

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 5日(金)、いちょう・かしわ・みつば学級の生徒が、学区の小学6年生を招いて、交流会を行いました。この日のために、司会の進め方や説明、ゲーム等の役割分担を確認したり、実際の流れに沿って動いてみたりしながら、入念に準備に取り組んできました。
 自己紹介をした後、クイズやゲームを楽しみました。初めは緊張気味だった生徒も小学生も、少しずつ打ち解けて笑顔がたくさん見られるようになりました。その後、会場を移してドッジボールや大縄跳び、UNO等のカードゲームを一緒に楽しみ、充実した時間を過ごしました。
 生徒は、自分たちが計画した催しを小学生が楽しんでいたこと、交流できたことを喜んでいました。また、司会や説明も上手にでき、交流会を通して自信を深められたことと思います。
 小学生が帰る時には生徒玄関に立ち、「春に待ってるよ!」と、みんなで盛大に見送った生徒たちです。

バトンタッチ

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 4日(木)早朝、選挙管理委員の生徒が登校し、校内に入りました。時計を見ると7時15分。この日は柏友会役員投票日となっていたため、特別に早く集まったそうです。
 前日の立会演説会を踏まえて、生徒は、誰に投票するかを一晩考えました。学年ごとに定められた会場に、生徒は投票に向かいました。国会議員や市長等を決める一般的な選挙と同じように、厳かな雰囲気の中で投票を行いました。
 夕方、選挙管理委員が集計を行い、新たな生徒会長及び副会長が決定しました。そして、本日、投票結果が全校へ周知されました。今後、1月(冬休み明け初日)に認証式を行い、バトンタッチとなる予定です。学校をリードしていくのは大変なことですが、自分たちのカラーを出しながら学校をよりよくしていこうとする姿勢や心意気がすばらしいと感じます。エールを送りながら見守っていきます。

貴重な一票を

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 本日、オープンスクールを実施しました。また、6限には柏友会役員選挙に係る立会演説会を行いました。
 今回、生徒会長、副会長に立候補したのは、合わせて4名。コミュニケーション能力やリーダーシップ、優しさ、人望の厚さ、広い視野等、一人一人が特長をもった優秀な生徒たちです。全校生徒と保護者が見守る中、それぞれの責任者と共にステージ上で演説を行いました。
 4人の候補者は、自分が感じている学校生活の課題や理想から、「委員会のコラボレーション」「生徒会だよりの発行」「学年間交流の増加」「行事のアップグレード」「柏友会規約の改正」「意見箱の設置」「部活動の活性化」など、それぞれの公約を掲げ、具体的な取組について話しました。聴いている生徒たちは、演説に真剣に耳を傾けました。演説の最後には、4人から「貴重な一票を私に!」という熱いメッセージが送られました。
 選挙投票日は明日の朝です。本日の演説を聴いて、誰に投票するかを自分で考え、判断し、投票することになります。どの候補者を選んでも、よりよい学校生活を築いていくことと思います。じっくり考えて、明日、貴重な一票を投じてもらいたいと思います。

絶対にしない!〜薬物乱用防止教室で学んだこと〜

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 11月28日(金)、学校薬剤師様をお招きし、3年生が薬物乱用防止教室に取り組みました。
 生徒は、身近にあるたばこや酒には依存性があることや、ノンアルコール飲料にも微量のアルコール分が含まれているものがあることを学びました。また、薬物による身体への影響や脳が破壊されることを理解しました。

 薬物乱用防止教室を通して、生徒は次のような感想をもちました。
「薬自体は病気の治りをサポートする存在なのに、用途用法を守らないと人体にとって危険であることが驚きでした。」
「たばこ・酒は、ゲートウェイドラッグ(入門薬物)になることや、違法薬物には違う呼び方があることなどを知り、もっと気を付けようと思いました。」
「今後の生活では、どんな人にどんな言葉を言われても、きっぱり断り(いかない・見ない・聞かない・触らない)、自分自身を大切にししていきたいです。」
「イライラしたり気持ちが落ち込んだりしても薬物を乱用することがないよう、家族や友達との会話を大切にしていきたいです。」

 このように、すばらしい気付きや考えがありました。この時間は、生徒一人一人の今後の人生にとっても有意味な時間となったようです。もしかしたら、今後、薬物乱用の場面に遭遇することもあるかも知れません。その時に、「絶対にしない!」ときっぱりと断れるよう、卒業までに生徒の判断力を育てていくことが重要だと感じています。

勝負の1週間

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 本日で11月の登校日が終わります。それに伴い、今年度も残すところあと4か月となります。当校では、来年度の新体制を築く動きが始まっています。
 これまで学校をリードしてきた3年生に代わり、1・2年生が新体制を築いていきます。先日、来年度に向けて新柏友会役員の立候補を募った結果、2年生4名の立候補がありました。校内の掲示板には、立候補者のポスターが貼られており、一人一人の個性がさっそく表れています。また、今朝から立候補者とその支援者が生徒玄関に立ち、選挙活動を始めました。さらに、お昼には放送演説も行いました。昼休みには立候補者の放送演説について話題にしている生徒もいて、さっそく関心を集めているようです。
 12月3日(水)にはオープンスクールを実施し、6限に立会演説会を行う予定です。どんな学校にしていきたいのか、そして、どのような公約で全校を惹きつけるのかに注目が集まります。4日(木)朝に選挙投票を行い、5日(金)朝には結果発表の予定です。誰が当選するのか、どんな学校を築いていこうとするのか、とても楽しみです。いよいよ勝負の1週間を迎えます。

健康課題を改善するために〜学校保健委員会〜

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 26日(水)、17:30より学校保健委員会を行いました。当校の生徒の健康課題を明らかにし、その改善策を検討するための会です。学校歯科医様、PTA正副会長の皆様、そして、職員で当校の生徒の健康に関する実態を把握した上で、改善策について話し合いました。
 これまでの健康診断や歯科検診、給食に関するアンケート、体力テストの結果から、当校生徒の健康課題について、養護教諭や体育主任が説明を行いました。全体的には、県や市よりも身長が高い反面、やせ型が多い傾向にあることや、虫歯は少ないが歯肉炎に問題を抱える生徒が増加傾向にあること、体力的には高いか低いかの両極端に分布していることなどがわかりました。また、PTA正副会長の皆様からの話では、就寝時刻が遅くなる傾向にあることなどが話題にあがりました。
 そこで、就寝時刻が遅くなっていることについて話し合ったところ、「大人(親)のかかわり方が重要である」こと、「根気強く子どもとじっくり話し合う」ことが重要であるとの結論に至りました。
 思春期を迎えた子どもたちですので、なかなか大人(親)の言うとおりにいかないのは、多くの家庭が同様ではないかと考えます。子どもとじっくり向き合い、大人(親)として、「子どもの将来を共に考え、話し合う」こと、「あなたのことを心配している」というメッセージを送り続けること、そして、「信じて待つ」ことが大切であると、参会者で確認し合ったところです。
 子どもたちの健康課題を改善するため、保護者の皆様、ぜひご協力をお願いいたします。

「苦種生甘実(苦種は甘実を生む)」〜最優秀賞受賞!〜

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 郵便局の父である前島密は、「苦種生甘実(苦種は甘実を生む)」という言葉を残しました。「苦い種から甘い実ができるように、様々な苦難を乗り越えて人は成長する」という意味です。

 閑話休題。当校には整美委員会があります。主に、中庭や校庭の花壇の管理を行っています。年度当初に畑を耕して肥料をまくところから始め、花の苗植えや水遣り、草取り等の管理に取り組んできました。6月半ばには、花いっぱいコンクールの審査員や指導者から現地アドバイスを受け、「コンクールで優勝するためにはどうしたらよいか」を考えながら、花の世話に努めてきました。その結果、第30回長岡市花いっぱいコンクールにおいて、最優秀賞を受賞しました。
 22日(土)、アオーレ長岡で行われた表彰式に整美委員会の正副委員長が参加しました。名誉なことに、当日の司会も任せていただくことになりました。生徒は、「緊張する〜。」としながらも、入念に原稿をチェックし、大役をしっかり務めることができました。
 表彰台に登った代表生徒は、賞状を受け取ると、「嬉しい!」と満面の笑みを浮かべました。これまでがんばった成果や苦労の過程を評価していただき、充実感でいっぱいだったのだと思います。正に「苦種生甘実」です。
 表彰を受けた代表生徒の中には、長岡農業高校を志望している生徒がいます。「高校でも、最優秀賞を目指したい!」と早くも将来を見据えているようです。委員会活動や花いっぱいコンクールがそのきっかけになっているとしたら、これほど嬉しいことはありません。基幹的農業従事者は、2050年までに約100万人減少し36万人となる推計が出ていますが、目標をもってがんばる有望な若者が育っていることを頼もしく思います。

いろいろな木彫技法を学ぶ

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 11月中旬ですが、今週は雪がちらつきました。場所によっては道路に積もっていたようです。冬の足音が着々と近づいています。
 冬の美術と言えば、彫刻刀を使った作品作りです。小学校では木版画が主流ですが、当校の2年生は彫刻刀を使って模様を彫り、オリジナルの鍋敷きを制作します。現在は、彫刻刀を使って様々な木彫技法の練習に取り組んでいます。
 「薬研(やげん)彫り」「浮き彫り」「菱合い彫り」「かまぼこ彫り」等の技法を理解し、どんな模様にし、どんな彫り方をするかを考えていきます。あるクラスでは、薬研彫りにチャレンジしているところです。初めはなかなか上手くいきませんでしたが、回を重ねるごとに上手に彫れるようになってきました。手応えを感じた生徒も多く、さらに上手に彫れるよう意欲的に取り組んでいます。作業の速い生徒は、浮き彫りや菱合い彫りにチャレンジしています。
 楽しく自分が納得のいく作品作りができるよう、指導・支援していきます。

伝統を引き継いで

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 朝7時半前に1・2年生の生徒玄関に並ぶ生徒が多くなりました。中間テストが終わり、新生・吹奏楽部の1・2年生が自主的な朝練習を再始動しました。これまでリードしてきた3年生の後ろ姿を見て学んできたからと考えます。
 14日(金)には、3送会を行い、これまでお世話になった3年生との時間を過ごしました。短い時間の中でしたが、お互いに感謝の気持ちを述べたり、一緒にゲームを楽しんだりして、吹奏楽部みんなで過ごす時間を大切に過ごしました。3送会での生徒の様子を見ると、先輩たちから引き継いできた伝統を大切にしてきたことや、部員がお互いに尊重して接してきたことがよく伝わってきます。このような愛情あふれる関係性からよい音が生まれるのだと感じさせられるひとときでした。
 吹奏楽部1・2年生は現在、12月7日(日)の新潟県アンサンブルコンテスト、冬に開催を予定している校内コンサートに向けて猛練習中です。3年生に追いつき、追い越せるよう努力を積み重ねてもらいたいと思います。

希望の春に向けて〜進路教室〜

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 14日(金)5・6限、3年生及び3年生の保護者、そして、今回は1・2年生の保護者も対象に進路教室を行いました。体育館に準備した椅子はほぼ満席状態で、保護者の皆様の入試への関心の高さがうかがえました。
 入試まで約3か月となりましたが、少しずつ入試制度も変わってきているようです。進路教室では、県教育委員会や各高等学校、高等専門学校等から提示された来年度の入試要項・概要について、進路指導主事が説明しました。入試制度や内容、受験計画・準備日程について確認しました。
 インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等の感染症が流行する時期です。3年生にとってこれからは、勉強に取り組むだけでなく、しっかり体調管理を行うことも重要な入試対策となります。我慢しなければならないこともありますが、希望の春が訪れるよう努力を続けてもらいたいと思います。
 今日はあいにくの雨ですが、午後から長岡大手高校のオープンスクールがあり、86名の3年生が参加します。2限後に3年生の半数近くが出発する予定です。

アート部を訪ねて

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 「どうやったらこんなに絶妙な色を出せるのだろう?」「どうやって彩色しているのだろう?」アート部画廊を眺めていて、ふと思いました。そこで、アート部が活動している美術室を訪ねてみました。
 作品展が近いとのことで、この日アート部の部員は、出品作品作りに精を出していました。キャンバスに描いているところをちょうど見ることができました。
 自分で考えたキャラや生き物、食べ物等を描いていますが、どれを見ても「さすがアート部!」と感心するものばかりです。作品展出品前のため、作品を写真でお伝えすることができないのが残念です。生徒は、クロームブックで写真を確認したり、どの色を塗ると自分のイメージどおりになるかを考えたり、何度も色を塗り重ねて深みを出したりと、納得のいく作品を描き上げるために熱心に取り組んでいました。
 「どうしてこんなに上手に描けるの?」思い切って尋ねてみると、「アート部に入って描いているお陰です。」「アート部の先生の指導のお陰です。」と嬉しい返事がありました。また、中には「将来はアニメーター志望です!」と言う生徒もいました。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものです。関心をもってひたむきに取り組み、継続することで力が伸長するのだと改めて感じる瞬間でした。また、的確な指導によってその伸びも大きく、将来が楽しみになりました。
 完成にはもう少し時間がかかりそうですが、どの作品も完成が待ち遠しいです。写真でお伝えできる日が来たら、紹介できればと考えています。

ベルマーク回収にご協力をお願いいたします

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「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」。
(ベルマーク教育助成財団 公式HPより)

 これは、1960年に始まったベルマーク運動のコンセプトです。ベルマークを集め、学校の設備や教材をそろえたり、国内外でハンディを背負いながら学ぶ子どもたちに援助の手を差し伸べたりする取組です。
 当校にはベルマーク委員会があり、ベルマークを収集して教材と交換しています。昨年度交換したキーボード4台は、合唱練習の時に重宝しました。ベルマークがたくさん集まるのは大規模校の強みであり、皆様のご協力のお陰で教育活動に大いに役立てることができています。
 今年度も活動は継続していて、さらに活動の範囲を広げています。今年度は学校だけにとどまらず、校外での収集に取り組んでいます。ベルマーク委員の生徒が原信川崎店様にお願いし、店舗の一角にベルマーク回収ボックスを設置させていただきました。途中経過を確認に行くと、10月だけで写真のとおりたくさんのベルマークが集まりました。また、先日は、こつこつ集めたベルマークを直接学校まで届けてくださった方もいらっしゃいました。皆様のご協力がとてもありがたいです。
 生徒が計画したことが実現し、成果を出せることは、生徒にとって大きな意味があると考えます。12月に、原信川崎店に集まったベルマークを一度回収する予定です。どれだけ集まっているか、楽しみです。お立ち寄りの際は、ぜひベルマークの収集にもご協力いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

「いじめをしない、許さない」〜いじめ見逃しゼロスクール集会〜

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 人が集まれば、トラブルが起こることもあります。それをきっかけにいじめにつながるケースもあり、どの学校でもいじめが起こり得るものと認識して、細心の注意を払いながら子どもたちを見守っています。
 新潟県では、いじめをなくすための「いじめ見逃しゼロ県民運動」の一環として、6月、11月を「いじめ見逃しゼロ強調月間」と位置付けています。これを踏まえて、当校学区の小学校と連携し、11月4日(火)に「いじめ見逃しゼロスクール集会」を行いました。阪之上小、川崎小、川崎東小、富曽亀小の6年生と当校1年生が、交流を通していじめについて考えました。
 「悪口を聞かされた生徒が、その悪口を本人に伝える」動画を観て、誰が悪いのか、いじめを防ぐにはどうしたらよいのかについて話し合いました。小中学生ともに、「悪口を言う人が悪いけど、それを伝える人も悪い。」という意見が多くを占めました。また、「相手の気持ちを考えた言動をとっていくことが大事」という考えも多くありました。子どもたちは、このようなケースもいじめにつながり得ることを学び、新たな視点を得る時間となりました。
 2・3年生も別時間に行い、いじめ撲滅宣言を唱和し、いじめをなくそうと全校生徒が誓いました。
 今回は、学校生活でよくある事例をテーマに考えました。しかし、いじめにつながるものはこのようなケースばかりではありません。どのような場面でも、自分自身で判断する力が必要となります。子どもたちが、「いじめをしない、許さない」意識をもって学校生活を送れるよう、また、いじめ見逃しゼロスクール集会が単なる活動で終わらないよう指導し、見守っていきます。

夢に向かって

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 10月14日(火)から始まった教育実習が、昨日終了しました。
 当校の卒業生2人が3週間の実習を行いました。学業中心の学生生活とはまた違った大変さを実感し、苦しい時もあったかと思います。しかし、毎週行った振り返りにおいて、「生徒とのコミュニケーションがまだ不足している。」「授業での補助発問に課題がある。」など、自身の現状から課題を見出し、その改善に向けて努める姿が印象的でした。指導担当職員の話では、生徒との接し方や授業での指示・発問、切り返しなど、週を追うごとによりよくなっていたとのこと。誠実に取り組む姿や一所懸命に取り組む姿など、一人のロールモデルとして実習に真摯に向き合う姿勢を生徒に見せた意義は大きいと考えます。職員にとってもよい刺激になりました。
 夢に向かってがんばる先輩の姿を目の当たりにし、接してきた生徒。今日、明日は中間テストで、現在奮闘中です。自分の進路実現に向けて、結果だけでなく、過程を大切に努力を続けてもらいたいと思います。

進取〜気付き・考え・実行する〜

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 10月31日(金)の昼休み、東大廊下にうずくまっている集団がいました。どうやら3年生男子のようです。近くに行って見てみると、メラミンスポンジを使って床を擦っているのです。
 東大廊下は、通行するだけでなく、様々な用途で使われています。部活動で体育館が使えない時には練習の場として、また、休み時間に生徒を集めて簡単な連絡や打合せをする場としても使用します。たくさんの人が使用するため、それなりに汚れるのは仕方のないところです。しかし、日々の黙働(清掃)だけでは落としきれない汚れが蓄積されていくのです。
 それに気付いたのが、3年生の男子生徒です。古くなり黒くなったワックスを落とすと、きれいな元の廊下の色が現われました。生徒たちは驚くと同時に、友達が磨いた所よりももっときれいにしようと活動を続けました。昼休みが終わる頃には、生徒が磨いた所はとてもきれいになりました。
 生徒は、普段の生活の中から汚れが目立つことに気付き、どうするとみんなが気持ちよく生活できるかを考え、磨くという実行に移しました。もちろん、職員にお願いされたり指示されたりしたわけではありません。主体的に始めたのです。正に、「進取」の姿です。とてもすばらしい姿であると同時に、3年生としてその姿を示したことに感心します。廊下は広いため、今後も続くか見守っていきます。

みんなでつくり上げる〜柏友文化DAY〜

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 29日(水)、当校の一大行事である柏友文化DAYを行いました。これまで音楽科の2人が中心に指導し、学級担任と各学級の実行委員が中心となって練習に取り組んできました。様々な困難を乗り越え、クラスと担任が信頼関係を築いてきた1か月間。休み時間や放課後のひたむきな生徒の姿を見ると、本番がとても楽しみになりました。
 「絶好調です!」本日の朝、生徒から力強い言葉が返ってきました。昨日までは大雨でしたが、開会式が始まる頃には、太陽の柔らかな日差しが木々を照らしました。まるで、生徒の心の内を表すかのような澄み切った空が見え始めました。
 10時15分。ロビーで受付担当をしていると、スピーカーからトップバッターである2年2組の美しい歌声が聞こえてきました。どの学級の歌を聴いても本当にすばらしく、姿は見えなくとも、学級全員が心を一つに歌っている様子が容易に想像できました。1年生については、中学生になって約半年でこんなにもすばらしい合唱ができるのだと驚かされました。また、2、3年生についても、歌詞の意味を理解しながら歌っている様子が伝わってきました。会場で聴いたら、もっとすばらしい合唱なのだろうと感じました。歌い終わった生徒の顔を見ると、やり切ったという晴れやかな顔をしていました。全力を出し切った充実感があったのだと思います。
 合唱が終わると、日本文化研究部が琴演奏『陽炎』を披露しました。全校と聴衆の視線を一心に浴び、緊張する中でも美しい音色を奏でました。閉会式前に心が和むひとときでした。
 閉会式。優秀賞を手にしたのは全7学級。その中から最優秀賞の栄冠に輝いたのは、『友〜旅立ちの時〜』を歌った3年6組。思い出してみると、朝、「絶好調です!」と話したのは、3年6組の生徒でした。
 生徒のがんばりが、聴いている私たちを幸せな気分にした一日です。生徒には、これまでの過程で得たこと、学んだこと、そして、心を一つにしてつくり上げた経験を、今後の学校生活に生かしてもらいたいと思います。
 本日はたくさんの方からお越しいただいたことが生徒の励みとなりました。ありがとうございました。
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