1日 明治時代の卒業写真その写真の前列、左から3番目、学生服風を着ている男性は、学生ではありません。第4代校長の中野象吉です。校長室に飾られている歴代校長の写真で確認しました。前列にはもう2人、学生服風を着てひげを生やしています。多分この方も教員なのでしょう。中村校長の隣にいる立派な髭の方を生やし腕を組んだ和服の方、この写真のなかで最も堂々としています。教員なのでしょうか。 明治後半の學籍簿を見ると、退学と記載された人はほとんどいません。だから、卒業を記念して写真撮影したのではないかと推察します。この頃の子どもの服装は、男子は普段は縞の木綿、女子も木綿の着物でした。卒業など特別の式では、男子はかすりの着物、女子は染めがすりとはかまでした。一人一人の顔を見ると大人びて見えますね。 |