【全校】太田川からアラスカ?〜サケの往復1万キロの旅を学ぶ〜
今日は事前学習として、五十嵐さんからお越しいただき、サケについてお話をしていただきました。 五十嵐さんのお話によると、放流したサケが無事に帰ってこられる確率は、わずか0.2%ほどなのだそうです。 「1万匹送り出しても、帰ってくるのはたったの20匹……」 この驚きの数字に、子どもたちは「えっ!」と絶句したり、あまりの少なさに実感がわかなかったりと、さまざまな反応を見せていました。それほど、自然界で生き抜くということは厳しいことなのですね。 【サケの長い長い「旅」】 サケが川を降りてから、再び戻ってくるまでの旅のルートも教えていただきました。 出発:太田川 → 信濃川 → 海へ 慣らし期間:川と海の境目(汽水域)で1か月ほど体を慣らす 1年目:日本海からオホーツク海へ 2〜3年目:ベーリング海やアラスカ湾で過ごす 4年目の秋:産卵のために、生まれた川を目指して戻ってくる サケは冷たい水を好み、13度を超えると体力を激しく消耗して生きられなくなるそうです。アラスカまで行くのは、過ごしやすい環境を求めてのことなのですね。 【五十嵐さんに質問コーナー】 子どもたちからは、素朴で、鋭い質問が出てきました。 Q. サケの子どもは迷子にならないの? A. みんなでまとまって群れで動くので、迷子にならないんだよ。 ※地球の磁気を感じ取り、自分の位置を把握する能力があるとも言われているそうです。 Q. 夏に向けて海水の温度が上がっていくけど、サケは大丈夫なの? A. 近年、海水温が上がっているせいで、北海道までたどり着けなくなっているサケもいるんだ。戻ってくる数が減っているのは、そうした環境の変化も原因かもしれないね。 一つ一つの質問に丁寧に答えていただく中で、子どもたちはサケをとりまく環境についても考えさせられたようです。 明日は、子どもたちの手で稚魚を送り出します。五十嵐さんに教えていただいた「水温」にも注目して、太田川の温度を計ってみる予定です。20匹のサケが4年後に戻ってこられることを願いながら、心を込めて放流したいと思います。 【保護者の皆様へ】 明日はあまり天気が良くない予報です。 防寒着、雨合羽、長ぐつの準備をお願いいたします。 |