進取〜気付き・考え・実行する〜

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 10月31日(金)の昼休み、東大廊下にうずくまっている集団がいました。どうやら3年生男子のようです。近くに行って見てみると、メラミンスポンジを使って床を擦っているのです。
 東大廊下は、通行するだけでなく、様々な用途で使われています。部活動で体育館が使えない時には練習の場として、また、休み時間に生徒を集めて簡単な連絡や打合せをする場としても使用します。たくさんの人が使用するため、それなりに汚れるのは仕方のないところです。しかし、日々の黙働(清掃)だけでは落としきれない汚れが蓄積されていくのです。
 それに気付いたのが、3年生の男子生徒です。古くなり黒くなったワックスを落とすと、きれいな元の廊下の色が現われました。生徒たちは驚くと同時に、友達が磨いた所よりももっときれいにしようと活動を続けました。昼休みが終わる頃には、生徒が磨いた所はとてもきれいになりました。
 生徒は、普段の生活の中から汚れが目立つことに気付き、どうするとみんなが気持ちよく生活できるかを考え、磨くという実行に移しました。もちろん、職員にお願いされたり指示されたりしたわけではありません。主体的に始めたのです。正に、「進取」の姿です。とてもすばらしい姿であると同時に、3年生としてその姿を示したことに感心します。廊下は広いため、今後も続くか見守っていきます。
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