入学式における在校生代表歓迎のことば
実りのある3年間に
▼校庭の桜の花が満開を迎え、春の暖かい日差しが心地よく感じられるこの佳き日、与板中学校入学される60名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。私たちは皆さんの入学を心待ちにしていました。 ▼今、皆さんは期待と不安、様々な気持ちで今日という日を迎えていることと思います。私自身は2年前、身近でありながらも大人びて見え、少し離れた存在であった中学校での生活に、期待よりも不安を多く感じながら、今皆さんがいるその席に座っていたことを覚えています。と同時に、あの頃よりも成長した自分を感じながら、今、ここに立っています。与板中学校での生活は、新しい経験、そして成長の連続です。今、心の中に、期待と不安を抱いている皆さんに、中学校生活とその中で大切にしてほしいことを3つ紹介したいと思います。 ▼1つ目は学習についてです。授業時間が40分から50分に延びること、教科によって先生が変わること、内容が難しくなることなど、小学校からの変化に初めは戸惑うかも知れません。しかし、心配はいりません。小学校との違いにはすぐに慣れてきますし、授業をよく聞き、家庭学習で予習や復習を行うことで、内容をしっかり理解することができます。また、わからないところを親身に優しく教えてくださる先生方がいます。ここで大切にしてほしいことが、「自分で学習を進める力をつける」ということです。小学校よりも宿題は減るかもしれません。だからこそ、自分に必要なことを考え、時間を確保し、自分に合った方法を見つけていくことが大切です。1年に4回の定期テストがありますが、そのテストを良いチャンスとして、「自分で学習を進める力」をぜひ身に付けましょう。 2つ目は部活動についてです。現在、与板中学校には、野球部・男子卓球部・女子バレーボール部・女子ソフトテニス部・吹奏楽部の5つの部活動があります。授業以外の放課後や休日を使って、仲間と切磋琢磨し合いながら、自分の決めた部活動で活動します。部活動は、技術を身に付け上達し、試合に勝つだけが全てではありません。先生方や先輩などと関わるなかで、挨拶などの礼儀やマナー、チームワークを学ぶことができます。目標に向かって努力する過程で、心も体も大きく成長することでしょう。これらの経験は、私たちが将来社会に出て生活していく上でとても大きな力になると思います。また、中には、部活動には入らずに、地域のクラブでスポーツなどをする人や勉強に専念する人などもいると思います。実際私も、地域のスポーツのクラブで活動しています。そういった人も、「自分で目標を定め、それに向かって仲間とともに成長できる経験」を大切にしてほしいと思います。 3つ目は学校行事についてです。与板中学校の行事には1年を通して様々なものがあり ます。特に体育祭は、全校が一番盛り上がり、活気あふれる行事です。小学校との違いは、当日の運営だけでなく、事前準備や団決めなども私たち生徒が主体となって行うということです。競技や応援だけでなく、チームをイメージしたパネルやTシャツ・小道具も自分たちでデザインして作ります。このように、事前の準備から戦いが始まり、チーム一人一人の心が一つになって、体育祭という一つの行事が完成します。そして行事を終えた後は、お互いの団の健闘を讃え合い、ますますこの与板中学校全校生徒の結束の強さを実感します。また、体育祭から約一ヶ月半後には合唱祭があります。各クラスで実行委員を中心にして一つの合唱を創り上げます。どの行事も、私たち自身が主体となって考え、行動し、作っていきます。だからこそ困難にぶつかることもありますが、その経験が私たちを成長させてくれます。「仲間の個性を大切にしながら、協力し合って何かを創り上げる経験」は、今後の人生において、一生の宝物になることでしょう。 ▼さらに、与板中学校は「小学校や地域とのつながり」も大切にしています。河川清掃や、小中挨拶運動、吹奏楽部の十五夜コンサートなど、いろいろなことを行っています。ぜひ皆さんにも積極的に参加して、様々なつながりを深めてほしいと思います。 他にも、生徒会活動や球技大会、縦割り班での活動など、私たち生徒が主体となって企画・運営を行っていくことが多いです。それが中学校の楽しさだと思います。しかし、「自由」には「責任」も伴います。思うようにいかずに、人とぶつかったり嫌になったりすることもあると思います。そんなときは、一人で悩まず、周りの友だち、そして私たち上級生や先生方を頼ってください。「自分の困っていることを素直に表現すること」も、大切な力です。きっと皆さんの悩みに対して真剣に向き合い、良いアドバイスをくれるでしょう。 ▼中学校生活の3年間は、本当にあっという間です。ただ何となく過ごすのではなく、「3年間」という限られた時間の中で多くのことを経験し、学び、成長し、実りのある3年間にして下さい。そして与中生としての誇りと自覚を持ち、私たちと一緒に高め合ってきましょう。 最後に、皆さんのこれからの活躍を願い、歓迎のことばといたします。 入学式における新入生代表のことば
日々努力します
▼暖かな風が吹き、春の訪れを感じる今日。大きな希望とともに、私たち60名は、この与板中学校に入学しました。 勉強や部活動など、これからの新たな中学校生活を充実させていけるよう、日々努力していきたいと思います。 ▼私たちは、与板小学校では「ピース学年」として、仲間と協力してがんばってきました。和気あいあいとした仲のよい学年です。 6年生のときは、「4つの『ゆう』」を学年目標にし、みんなで協力して支え合うことを大事にしてきました。優しさの「優」、勇気をもって行動する「勇」、自分のことばで伝える「言う」、余裕をもって物事を行う「裕」。この学年目標を大切にし、小学校ではチームワークのよさを発揮しながら学んだり、一人一人が与えられた仕事をしっかり行ったりしました。また、兼続についても学習を重ね、修学旅行や校外学習では、兼続が生涯大切にした“愛”と“義”について学び、それを創作劇「直江兼続」で発表しました。 ▼中学校では、小学校で身に付けた協力する姿勢、一つ一つの仕事に責任をもって取り組む姿勢をこれまで以上に大切にしていきます。さらに、学習が難しくなるので、予習・復習をしっかりしていきたいです。また、体育祭などの行事では、上級生や友だちと協力して楽しみたいと思います。3年間はあっという間なので、1日1日を大切に過ごしていきたいです。 入学したばかりで分からないことばかりですが、小学校で学んだことを生かし、仲間と協力して、立派な中学生になれるよう、努力します。先生方、上級生の皆さん、どうぞよろしくお願いします。 新任式での生徒代表歓迎のことば
ようこそ与板中学校へ
▼新しくおいでになった先生方、与板中学校へようこそ。先生方のご赴任を心待ちにしておりました。 私は生徒会長の3年〇〇〇です。生徒を代表して、先生方にご挨拶と、この与板中学校の紹介をさせていただきます。 ▼まず先生方は、この学校の校舎の色に目を引かれたのではないでしょうか。この橘(たちばな)色は、与板町の藩主伊井家の家紋である「たちばな」が由来となっています。「たちばな」は、与板町のシンボルであり、与板中学校の校章にも生かされています。そして、城下町で発展した地域行事も多く、「お取越し」や「与板十五夜まつり」は、私たち生徒も含め、地域住民が一体となって参加する、とても楽しみな行事です。 そんな歴史と文化の町にあるこの与板中学校は、小学校から9年間同じメンバーで共に過ごします。だからこそ、お互いのことをよく知り、学校生活を通して様々なつながりを深めています。同じ学年同士の「横のつながり」、学年を超えた「縦のつながり」、そして、先生方や地域の方も含めた「斜めのつながり」、この3つのつながりを、私たちは意識して生活しています。特にプラス班という縦割り班での活動や、体育祭・合唱祭は、そのつながりが一層深まる行事で、とても盛り上がります。 また「信優会」という生徒主体の生徒会活動や部活動も活発で、様々な場面において一人一躍で活動する私たちを、ぜひ、見守り、ご指導いただけるとありがたいです。 ▼今回新たに着任される先生方をお迎えし、先生方からたくさんのことを教わったり、一緒に活動したりすることがとても楽しみです。時には悩み事を相談することもあるかと思います。様々な活動を通して、先生方と一緒に、この与板中学校をこれまで以上に誇れる学校にしていきたいと思います。 これからどうぞ宜しくお願いします。 始業式で発表した信優会(生徒会)代表の抱負
生徒全員で創り上げる与板中
▼タイトルは、今年度の信優会のテーマです。 ▼「信優会」では、日々の学校生活や行事などにおいて、私たち自身が主体となって様々な活動を企画・運営し、自分たちの力で学校生活をより良いものへと創り上げてきました。皆さんがそれぞれの活動委員会に所属して活動したこと、行事での頑張りが、この与板中学校の文化となり、伝統として引き継がれていきます。 ▼昨年度は、プラス班の活動や体育祭・与中祭などの行事を通して、縦と横のつながりを深めることができました。また、河川清掃や小中あいさつ運動、登下校時の挨拶などを通して信優会スローガンだった「CROSS」の、斜めのつながりである、地域の方々とのつながりを深められました。今年度はその成果を踏まえ、「生徒全員で創り上げる与板中」を目指します。そのために実行することが大きく分けて2つあります。 ▼1つ目は、全校生徒に信優会の活動内容を知ってもらうために「活動の可視化」をすることです。ホワイトボードを活用して全校の皆さんに事務局や各委員会の活動を把握してもらえる工夫をします。また、昼の放送を使って、定期的に活動内容を報告してもらったり、デジタル意見箱を使って、全校の皆さんの意見を反映させたりすることで、全員が当事者意識をもった生徒会活動を目指します。 2つ目は、「縦・横のつながりをより一層深めること」です。昨年度と同様に、プラス班を活用して1・2・3年生が学年の壁を越えて関わり合い、全員がコミュニケーションを楽しみながら活動し、縦・横のつながりを深められるようにします。特に1学期には体育祭があります。行事の中でも特に縦・横のつながりを深めることができ、皆さんの思い出にも残る行事です。クラス・各団で団結して、最高な体育祭を創り上げましょう。また、そのコミュニケーションのきっかけになるのは、挨拶です。友だち、先輩・後輩、先生、地域の人、いろいろな人にさわやかな挨拶ができる与板中に成長していきましょう。 ▼最後に、今話した「生徒全員で創り上げる与板中」を実現するには、全校生徒一人一人皆さんの意識が必要です。私たちリーダーは、理想のリーザ―像として「コミュニケーションを楽しみながら全員の気持ちをつなぐ」という役割を果たし、皆さんと一緒に進んでいきたいと思います。 今日から始まるこの1年が、新たな与板中の文化、そして伝統となるように。皆さんで力を合わせていきましょう。1年間よろしくお願いします。 始業式の様子 その3
最後は、教職員紹介でした。
![]() ![]() 始業式の様子 その2
実演が続きます。
![]() ![]() ![]() ![]() 始業式の様子 その1
漫才で始まりました。その後、教師集団による実演が始まりました。
![]() ![]() ![]() ![]() ようこそ1年生!〜入学式に臨む1年生・在校生〜
本日の午後、入学式が行われました。1年生とその保護者の皆様だけでなく、在校生、及び、多くの来賓の皆様も同席した入学式はコロナ禍前以来です。ありがとうございました。
![]() ![]() ![]() ![]() 新任式が行われました!
新たに5名の教職員を迎え、新任式が行われました。一人一人が挨拶をした後、信優会会長が歓迎の言葉を述べました。与板ゆかりの地域行事、生徒会活動の様子や目指すこと、等々も伝えてくれました。心がこもっていました。
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