新しい社会を生きる皆さんに知っていてほしいネットのこと
6月29日(水)の午後、情報社会をどう生きるか、ということに関わる講演会を行いました。講師は、インターネット利用アドバイザーの大久保真紀さん。長岡市の教育委員も務めていらっしゃいます。
以下は、その概要です。生徒の皆さんは、一生懸命考え、積極的に話し合っていました。その姿に、大久保さんは感心・感動してくださいました。 1 目的と手段 コロナ禍で多くの行事が中止になりました。やりがいを失い、楽しさが奪われ、辛い思いや悔しい気持ちを味わった人もいることでしょう。そんな気持ちのとき、動画やゲーム、SNSに救われた人もいるのではないでしょうか。学校も休校がありましたが、オンライン授業ができるようになりました。 ICT機器を、興味のあること、夢中になっていることに活用しましょう。 音楽が好きな人は、楽器が無くても、弾けなくても、パソコンの作曲ソフトで音楽を作ることができます。そして、世界に配信できます。 ピアノが好きで、ぜひ自分の演奏をたくさんの人に聞いてもらいたい、と思っている人がいます。その目的の実現のために、YouTubeを手段として使うのです。夢を叶えるために、ICTを活用するのです。 校内限定のSNSづくりに取り組んでいる中学校があります。DX(デジタルトランスメーション=ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させること)の最先端を行く中学校にしたいと頑張っています。 藤井聡太さんは、将棋が強くなりたいという強い思いで、パソコンを使ってAIと対戦しながら練習しています。大人の誰もがそれを止めることはしません。 スマホやSNSを使うことが目的ではありません。手段です。自己実現のための道具として使っていきましょう。ICTは、皆さんがやりたいこと、自分の能力や可能性を広がることのできる道具です。 2 インターネットの2面性 インターネットには2面性があります。便利さというな光の部分、危険という陰の部分です。 道路を当たり前に歩いているように、インターネットを使うことも当たり前になってきました。事故に遭わないために、お互いに気持ちよく歩けるように交通ルール・マナーを守っていますよね。インターネットも同じです。インターネットが便利で楽しいツールであるためには、使い手一人一人の意識が大切です。家族も先生も、皆さんにICT機器とうまく付き合って欲しいと心から願っています。 3 インターネットの意味 「皆さんが使っているインターネットって何?」って聞かれたら、皆さんはどう答えますか。ネットとはネットワークの略、つながりのこと。インターとはインターナショナルの略、国際的・国際間という意味。したがって、インターネットとは世界中の情報伝達機器、ネットワーク全体の仕組みのことです。だから、世界中の人とゲームができるのです。SNSでやりとりができるのです。世界中の様々な動画を見ることができるのです。 4 ルール・マナー ICT機器でトラブルを起こす人は、きっとこんな意識でいるのでしょう。 「楽しいし、うちらだけだし、面白いからノリで何となく大丈夫でしょ。」 TikTokを一番多く使っているのは誰でしょう?……40代の男性です。2020年に、女子高校生にストーカー行為をした男が逮捕されました。LINEで「会いたい」「下着を見せて」などというメッセージを繰り返し送信し続けた疑いです。インスタグラムに投稿された顔 写真を自身のSNSのアイコンに設定した人もいます。 ネットへの投稿は、「うちら」の範囲を越えるのです。さあ、皆さん、自分の画像の扱いはどうなっていますか。裸の写真をスマホに保存している人はいませんか。 5 情報の正体とその影響 情報(文字・音声・画像など)は「0」と「1」との組合せです。例えば、「A」という文字は「10000001」と表現します。「うざい」は右図(省略)のとおりです。「0」と「1」とでできた情報だから、デジタルデータはコピーが容易なのです。劣化しないで残るのです。そして、デジタルデータは地球規模のネットワークで運ばれて拡散するのです。 さあ、皆さん、どんなことだったらネットに書き込んだり友だちとやりとりしたりしてもいいのでしょうか。女子高校生にわいせつ画像を送らせた元ユーチューバーが略式起訴された、という新聞記事がありました。好きな人、憧れの人に「裸の写真を送ってほしい!」と言われてもきっぱり断れますか。新聞やニュースで伝えられる問題を自分のこととして考え続けてください。「鍵付き、個人チャットだから大丈夫」ということは無いのです。ツイッターにおいて、他人のツイートを引用する際にリツイート機能を使うことになりますが、スクショ(スクリーンショット=ディスプレイの画面をそのまま画像データとして取得する操作、及び、そのようにして取得された画像データ)によるツイートの引用(リツイート)は著作権侵害に当たるという判決がありました。 バイトテロ(バイト先で従業員が商品・備品等にいたずら・ふざけをしている様子をSNS上にアップロードすること)、いじめ動画や根拠の無い噂を書き込むこと等から炎上してしまう事例が後を絶ちません。すぐに写メや動画を撮りがちですが、それをすぐにSNSに投稿していいのでしょうか。よく考えてから決めることが大切です。アップロードする人にとっては非日常のできごとでも、そのできごとの当事者は世界中に発信されたいとは思っていません。 皆さん、無意識に書き込みや投稿をしていませんか。SNSやネットだからできること、SNSやネットだからしてはいけないこと、じっくり考えてみてください。 6 表情の見えない書き言葉の危険性 SNS上に書き込む言葉は書き言葉です。文字言語だけのコミュニケーションには表情やしぐさがありません。自分が伝えたいことが相手に伝わらないことが少なくありません。誤解を招き、トラブルにつながることが多いです。SNSなどは顔を合わせた現実の会話と異なり、途中で遮られることがなく、言いっぱなしです。能動的な発信だけで成立します。 7 ネットいじめ 若者ほどネットいじめに加わりやすいと言われています。ネットいじめとなる発言をする意欲が高い若者は大人と比べて40%も多いそうです。若者の脳はブレーキの無い車のようだと言われています。未成年者の脳は急な決断・判断をする部分が未熟な状態なのです。投稿前は必ず「ちょっと待て」の心構えをもってください。嫌な思いをする人がいないか発言・発信・送信前に必ず確認してください。また、困ったら一人で抱えずに、近くの大人にできるだけ早く相談してください。 8 親の立場から ゲームやスマホをすることは悪くありません。でも、親はこんな気持ちです。 「宿題も自学も終わっていないのに、早く寝なさいと言っているのに、なんでずーっとやっているのよー!!」 9 まとめ 大切なのは「このときはやらない!」という自制・行動できる力です。 台湾のデジタル担当閣僚のオードリー・タン氏はこう言っています。 「ネットは距離も時間も越えます。デジタルの世界は無限です。皆が同じスタートラインに立っています。」 ![]() ![]() ![]() ![]() 体育祭軍団決め3 〜与中生の姿にもう感動している教職員〜
6月20日(月)の6限、体育祭の軍団決めが行われました。各学年、A組・B組が青団か赤団になるのです。そして、全校で縦割り3学級ずつの軍団が作られます。
やり方はこうでした。各学年、学級対抗で大縄跳びをやり、勝った学級の代表が先にくじを引くのです。 大縄跳びは学級内の「横のつながり」を強くしたのではないでしょうか。そして、「縦のつながり」も強くする体育祭の活動がスタートしたのです。 大縄跳びをするというアイディアを出したのは誰なのでしょう。縄の回し手も飛び手も大きな声を出しながら、時に真剣に、時に笑顔で頑張っていました。そして、何より素晴らしいと思ったのは、他学年が大縄跳びをしているときの歓声や拍手が各学年で自然に沸き起こったことです。 信優会のスローガンは「CROSS」です。「横のつながり=同一学年内の人間関係」「縦のつながり=異学年間の人間関係」のみならず、「斜めのつながり」も大切に考えたスローガンです。委員会内・部活動内、等々、様々な単位でのつながり、そして、地域の皆様とのつながり。……それはお互いを「認め合うこと」から強まっていきます。自然に沸き起こった歓声や拍手は、まさに「認め合い」の温かい心が表面に現れた与中生の姿でした。 体育祭軍団決め2
代表生徒が、何軍になったか、ステージ上から全校生徒に示しました。
![]() ![]() ![]() ![]() 体育祭軍団決め1
まずは、各学年学級対抗の大縄跳びから始まりました。次に、勝った方の代表生徒が先にくじをひきました。
![]() ![]() ![]() ![]() 健康習慣づくりを自律的、かつ、自治的に!
健康委員会が中心となって、生徒自身が健康習慣づくりに取り組みます。校舎内のあちこちに、写真のような計画が掲示されています。
![]() ![]() 保健室前の廊下には・・・
保健室前の廊下には、いつも、養護の先生自作の掲示物が貼られています。心の健康づくり・身体の健康づくりに生かせるヒントがいっぱいです!!
![]() ![]() ![]() ![]() 学級目標発表会(全体)
全体像です。
![]() ![]() 屋内の部活動(吹奏楽部)
音楽室に行くと、吹奏楽部が緊張感の中で演奏していました。
![]() ![]() 屋内部活動(バレーボール部・卓球部)
体育館での部活動の様子です。
![]() ![]() ![]() ![]() 屋外の部活動(野球部・ソフトテニス部)
晴天に恵まれた、少し汗ばむ日です。各部活動の様子をご覧ください。
![]() ![]() ![]() ![]() 地震体験車に乗って身体で感じたよ!
避難訓練の後、地震体験車に乗ったり乗った人の様子を見たりしました。震度6強、震度7を体験した人もいました。体験者から下りても身体が揺れている感じがする、と言っている人が少なくありませんでした。
![]() ![]() ![]() ![]() 地震・火災対応の避難訓練
整然と訓練に臨みました。防火扉が閉まっていたので戸惑った生徒の皆さんもいたのではないでしょうか。「訓練(練習)は本番のように、本番は訓練(練習)のように!」は部活動についてだけ言われることではありません。避難訓練も同様です。
![]() ![]() ![]() ![]() 生徒(信優会)総会風景2
目標を共有し、活動を承認しました。
![]() ![]() ![]() ![]() 生徒(信優会)総会風景1
真面目で真剣な与中生です。……生徒(信優会)総会の近景・遠景です。
![]() ![]() ![]() ![]() 放課後の音楽室で
こんなメッセージや掲示物が貼ってありました。
![]() ![]() ![]() ![]() 放課後の音楽室で
5月14日(土)の楽山亭ライトアップでの演奏に向けて、一生懸命練習しています。
![]() ![]() ![]() ![]() 放課後の体育館で
女子バレーボール部、顧問の先生が見守る中、部長が指示しながら練習を始めていました。トスの練習風景です。
男子卓球部。2・3年生は球を打ち始め、1年生は校舎内を走っていました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 放課後のグラウンドで
野球部、ランニング、トレーニング、そして、キャッチボールが始まりました。声が出ています。
![]() ![]() ![]() ![]() 放課後のテニスコートで
女子ソフトテニス部、最初はランニング、次はトレーニング、そして、ボール打ちをしていました。
![]() ![]() ![]() ![]() 河川清掃
心配された雨も降らず、いい日和でした。
いかだから見た黒川・与板はどう見えたことでしょう。 ![]() ![]() ![]() ![]() |