先週の子どもたちの姿から〜目標をもって学び合う姿2〜4年生…算数で「84÷3」をどう計算するか学習していました。これまでとは違い、80も4も3では割り切れないのです。10と1のカードを並べて、グループで考えを出し合い、納得のいく計算の方法を見つけ出していきました。 5年生…社会科で日本の農業について学習しています。米作について、どんな学習をしていくか学習計画を立てていました。自分たちが田植えをし、観察を続けている学校田で「いい米を作りたい」という願いと重ね合わせ、気候や水質、空気など、いい米をつくる条件について知りたいと、たくさんの考えが出されていました。 6年生…総合的な学習の「卒業プロジェクト」で、「今の6年生の『学級力』分析」を行いました。8項目にわたって1カ月間を振り返り、成否とも要因をしっかりと挙げ合ってその達成状況を厳しくチェックしていました。その結果から、新たなチャレンジターゲットを「大人への冒険 ピースプロジェクト」を実施することにしました。様々な人との交流をもとに、自他ともに幸せな時をつくることを目指しています。まずは、ペア学年(1年生)との交流を行います。活動に取り組む中で、これまでの弱点「自分の言い分だけ言わず、相手の思いを汲んで考えをつなげる力」「やり遂げる力」も付けたいということです。 自分のこれまでの経験を振り返り、次の学習に生かしているところが、さすが上学年だと感心させられました。 今週の子どもたちの姿から〜目標をもって学び合う姿1〜どんな劇になるか楽しみです。 2年生…図工で、光を通す材料を組み合わせて、光のプレゼントをつくっています。「色セロハンを重ねると色が変わるよ。」新しい発見を教え合って、材料だけではなく目も輝かせながら新たなつくり方にチャレンジしています。素敵なプレゼントになりそうです。 3年生…いじめ見逃しゼロについて、学級の取組をどうするかを学級会で話し合っています。まず、3年生なりに、未然防止のための策もいじめに出くわした時の策も多くの案を出し合いました。そして、どれが取組として継続していくのがよいか、理由を付けて検討し合っていました。頼もしい3年生です。 自分たちがつくりたいもの、やりとげたいこと、知りたいことという目標をしっかりともって、知恵を出し合う姿がとても頼もしく素敵です。 音楽授業の工夫今年は、毎年5・6年生が参加している市の親善音楽祭が中止となりました。そこで、特に6年生によい思い出を残してあげたいと、11月の校内音楽会をリリックホールを借用して行おうと検討を進めています。全校の子どもが集まり、保護者の皆さんが観覧されても、体育館で実施するよりも密集を避けられると踏んでいます。 「広いリリックホールに歌声を響かせるなら、まずは体育館でよい響きを!」これが今後の体育館音楽のモチベーションになりそうです。 上学年としての心構えが受け継がれる学習参観では、どの学級も学習のめあてや今日の課題をはっきりさせて取り組む姿や、学習のやり方を工夫する姿、学習で新しくわかったこと生かそうとする姿などが見られました。 特に4年生と6年生は、合同で『上学年としての心構え』についてインタビュー問答をしていました。「ただ、引っ張っていくだけだと下学年はついてこないので、話し方を工夫しています。」と6年生が答えると、「どのように工夫しているのですか。」と鋭い追加質問が4年生から出て問答が続きました。その中で、6年生は経験の記憶を呼び起こしながらわかりやすくさらに答え、4年生は国語で学習した『メモの取り方』を生かして、聞き取った内容を的確にメモしていました。参観した5分間だけでも、4年生・6年生の真剣さに圧倒され、一緒に参観くださった学校評議員の皆さんも感心しておられました。 全校がやる気で燃えた運動会をリードした6年生の姿が、しっかりと受け継がれていくだろうと確信させる学習でした。 また新たな目標に向かって 39月いっぱいまで展開する今年のいじめ見逃しゼロ運動は、次の三つです。 1 各学級出「いじめをしない・させない・許さない」ために取り組むことを決め、継続する。 2 「幸せの言葉のかけらすごろく」…全校一律のすごろくカードを使うが、マスを進められる条件(こんな素敵な言葉をかける人が10人いたら等)は、各学級で話し合って決め、みんなでゴールを目指す。 3 「ふわふわ言葉集めキャンペーン」…どんな「ふわふわ言葉」があるか、学級ごとにたくさん出し合い、全校で共有して、使い合う。 運営員会の子どもたちは、これらの取組が全校に伝わるように、劇も交えて提案する工夫もしていました。 運動を展開する中で、今まで気づかなかった仲間の温かさや、意外で新しい「ふわふわ言葉」に気付いたら素敵だなと楽しみにしています。 また新たな目標に向かって 21年生は、学校の周りの自然や生き物にも興味津々。5月にグラウンドの周りの側溝に、アメリカザリガニがいるのを見付けたことがきっかけで、運動会前の昼休みにザリガニ獲りにでかけました。昨年、柿川の生き物獲りに大活躍した2年生もお供についてくれました。一気に6匹もつかまえました。が、飼い方も餌も、誰も知りません。どうしても、教室に置いておきたくて、1年生は調べました。餌もわかり、今は教室でみんなと仲よく過ごしていて、今日は、仲よくなったザリガニの絵をかきました。今年の1年生も、学校周りの自然に目が向いています。 3年生は、学級活動で自分たちの生活のめあてを話し合いました。先日、山通まで散歩に来た他の学区の人にもあいさつをほめられました。3年生は、話し合いの中で、ほめられたよさをさらに伸ばそうと、「スマイル学年 あいさつ名人せんげん」を学級のめあてにしました。あいさつ名人になるためには「相手の目を見てあいさつする」と、書きかけの宣言書をよく見ると書いてありますので、ほめられてもまだ自分たちにはがんばれるところがあると自覚しているのでしょう。ほめられて天狗にならず。頼もしいです。 また新たな目標に向かって4年生は、4月に上学年の仲間入りをし、とても張り切っています。運動会に向けて全校をリードする6年生の姿は、4年生にとって憧れの的です。でも、新年度早々に再休校もあり、どんな気持ちでどう行動すればよいのか、いまだに迷いがあります。最近、国語でメモの取り方を学習し始めました。その時、ひらめいたのです。憧れの6年生から、上学年の心構えや具体的な行動を教わろうと。その教えを忘れないようにするために、効率的で後で役に立つメモの取り方をまずしっかりとマスターしようとがんばっています。 2年生は、行動範囲が広がり、学区にあるおもしろそうなところにも興味が向いています。学級の仲間同士で、自分の家の近くにある公園やおもしろスポットを紹介し合ううちに、みんなで行ってみようということになりました。この後、その場所までの道順も覚え、自分でもまた行ってみたり、先生方やおうちの人に教えたりする計画もあるのかもしれません。 これからの学習の展開が楽しみですね。 熱意と工夫で大成功の運動会やはり柿小の運動会は、最後の最後まで僅差で競り合い、勝負がつきません。今年も中学年・高学年の全員リレーを残して、競技得点わずか1点差という大接戦を演じ、最後には赤組が勝利を手にしました。白熱の競技に呼応して、応援も大接戦で、最終集計で1点差という僅差で白組が勝利しました。 柿小が運動会を実施できたのは、まず、児童数の割に広く大きな校地・校舎という地の利があります。しかし、それにも増して、これまでも何度も言ってきましたが、「どうしても運動会をやりたい」という子どもたちの思いと「何とかしてあげたい」という職員の思い、そして、新型コロナウィルス感染防止に万全を期しながら、競技や応援の内容と方法を考えた子どもたち・職員の創意工夫があったからこそです。特に、小学校生活最後の6年生は、競技・応援・運動会運営の各係の活動すべてでがんばり(しかも楽しそうでした)、自分たちで思い出の価値を高めることができたのではないかと思います。 平日開催でしかも時間短縮の中、たいへんたくさんの保護者・地域の皆様に応援においでいただきました。この応援で、すばらしい運動会をさらに盛り上げていただきました。ありがとうございました。 本日の大運動会について
本日の柿小学校大運動会は予定通り実施します。
明日はいよいよ運動会今日は、前日ということで、給食のメニューは「たれカツ」「鉄骨サラダ」「紅白もちの応援スープ」「牛乳」でした。これで、運動会勝利へのゲン担ぎとアスリートの体づくりはバッチリです。 6時間目に5・6年生と職員で、運動会の会場・用具の準備をしました。5・6年生の働きが大変頼もしく、非常に作業がはかどりました。おかげで、あとは当日を待つのみです。とても楽しみです。 行動範囲の広がる1年生子どもたちが密にならないように、今年はなかよし班の花壇の苗植えを高学年の子どもたちでやりました。でも、水やりは、班のメンバーで当番を決めて交代でやります。今日は1年生が生活科で育てているアサガオと一緒に花壇の水やりをしていました。 1年生は、午後には、教室の窓枠などに付けた風に揺れる飾りを学級のみんなで鑑賞し、自分や友だちの飾りの気に入ったところを見付け、紹介し合っていました。友達の工夫や自分が気に入ったわけを伝え合いながら、風が吹くとひらひら揺れるきれいな飾りの美しさを味わいました。 1年生の行動範囲が、どんどん広がってきています。 運動会の勝利に向けてまた、応援リーダーの練習の邪魔にならない配慮をし、柿山の斜面を使い、1〜4年生が足を速くするための特訓に取り組んでいました。 このやる気。すばらしいです。5日(金)が楽しみです。 考え合う子どもたちさて、飼育ケースから教室内にはばたくチョウを見て、「大人になったチョウをどうしたらよいか」と子どもたちは考えました。「かわいそうだから、外に逃がしてやろう」「まだ、大人になったばかりだと羽がしっかりしていない」「大人になったチョウも観察したい」などの声が出ました。意見を出し合った後、最終的に3つの意見を生かす「羽がしっかりするように1日だけ飼育ケースで過ごさせてから逃がそう。観察もできる。」としたのだそうです。しかもケース内には、チョウが蜜を吸えるように花も入れて。互いの主張を調整し、しかも、チョウのことも思いやり、すばらしい折り合いをつけたものです。感心。 5・6年生が、5日の運動会の高学年リレーで、毎年レース前にやっているように、赤・白それぞれの気合を入れたいけど・・・と悩みました。新型コロナウィルス感染防止のため、円陣を組めないことは、よくわかっているから悩んでいるのです。相談の結果、例年のようにトラックを1周した後、フィールド内に大きな円を作って気合を入れることにし、担任に報告・了解を得ていました。やる気と工夫がすばらしい。 (写真が3年生のものだけでごめんなさい。) |