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市民とは 甲子園球場と長岡ゆかりの外山脩造

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8月8日に長岡市三島郡の特別活動(学級活動や学校行事、生徒会などの活動)の研究会がありました。私の長年の友人である、筑波大学教授のKさんからご講演を2本していただきました。
1本目の演題は、「社会参加できる市民を育てる特別活動のあり方」
2本目の演題は、「アメリカのサービス・ラーニングから学べること」

その講演の中で、Kさんの考える、市民の定義が最初に提示されました。
「市民とは、自分の身の回りで起こっていることを他人事ではなく自分事として捉え、自分の幸福だけでなく他人の幸福も願って行動できる人間を意味する。」

Kさんの市民の定義から考え、この栖吉地区には、学校や子どもたちのために、行動してくださる「市民」が多く、学校や家庭は、大変助かっていると思います。
ありがたいことです。そんな「市民」の姿に学び、中学生も「市民」として成長していってほしいと、学校全体で取り組んでいます。
(昨年もですが、地域の方から、学校にスイカやイチゴが時期になると届きます。スイカのAさん、イチゴのTさん、いつもありがとうございます。)

長岡市の教育理念に「幸せを創り出していける教育の推進」が掲げられています。
Kさんの市民の定義に当てはまり、他人の幸福を願って行動できる人が、Nコンの課題曲ではありませんが、本当の幸せを得る人だと思います。
自分だけの幸せを求める人が本当に幸せになった例は、人類の歴史の中で少ないと思います。
Kさんは、一昨年1年間、アメリカのオレゴン州に家族で住みながら、アメリカのまちづくりやサービス・ラーニングを研究されました。
Kさんの話の中で、日本以上に、アメリカは、チームワークを大事にしているという指摘もありました。アメリカは個人主義で、日本は集団主義の印象がありますが、市民社会を創っていくため、身近な出来事に興味を持ち、他人の幸福を願って、行動できる市民を創っていくカリキュラムが日本以上に定着しているようです。

写真は、昭和初期に甲子園球場に建てられた、外山脩造の銅像です。戦争時に金属回収のため、供出され現在はないそうです。
外山脩造に関する冊子が、学校に届きました。その冊子の表紙が写真です。

ネットによると、外山については、以下の略歴があります。
外山脩造(とやま しゅうぞう 1842年12月11日〜1916年1月13日)は、幕末の越後長岡藩士。明治期の衆議院議員、官吏、実業家。大蔵省、初代・日本銀行大阪支店長、横浜正金銀行取締役を経て、アサヒビール、商業興信所(日本初の信用調査会社)等の創業に関わる。阪神電鉄初代社長となり、関西財界の礎を築いた。阪神タイガース生みの親とも云われる。

河井継之助を慕い、河井が亡くなる時に、「武士の時代はこれで終わりだでや、おみゃしゃん(お前さん)商人になりやい」と遺言したことが、この人の人生を決めたと言われています。長岡出身の外山がいなければ、阪神電鉄、甲子園球場もなかったわけです。
河井にしても、外山にしても、自分のことより、社会のこと、他人の幸せを考えた、「市民」の側面があるように思いました。

8月8日 県立専門高校メッセ&ながおかハイスクールガイダンス

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新潟県教育委員会と長岡市教育委員会が共催し、標記の会が、ハイブ長岡の大展示ホールで実施されました。栖吉中学校からは、生徒18名、保護者12名が参加し、今後の高校選択や将来のキャリア形成の参考になりました。
新潟県内の特色ある高校や長岡市内の高校や大学・専門学校、地元企業が一堂に集まり、ハイブ長岡の大展示場が満員状態で、大盛況の様子でした。
写真のように、それぞれの展示ブースでは、高校生自身が自分の高校を説明したり、体験コーナーがあったり、試食があったりと親しみのある、楽しいイベントでした。

栖吉中学校の生徒は、ほとんどが中学校の隣にある栖吉小学校からの進学で、1小、1中の9年間の中で、仲間を大切にする生徒が多いと思います。
中学校卒業後の進学に関しては、最初の大きな選択であり、変化だと思います。
このようなイベントに参加し、将来の夢の実現に向けて、準備をしてもらいたいと考えています。

1年生 わくわくサイエンス(長岡高専)

1枚目の写真は、長岡高専の校長先生から、これから時代の変化と長岡高専の学校説明が最初にありました。
2枚目の写真は、液体窒素を使って、パリパリに凍った野菜の変化を調べているところです。昔CMであった、バナナで釘を打てるかの実験もやりました。結論は、子どもたちに聞いてください。
3枚目の写真は、静電気をため、体に放電した時のショックを体験しているところです。
長岡高専は、「人類の未来をきりひらく、感性豊かで、実践力のある創造的技術者の育成」を目標にしています。

様々な体験、実験をとおして、感性を磨いていきたいですね。
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日本平均寿命を更新(女性87歳 男性81歳) 健康寿命は?

昨日は、長岡高専にて、1年生がわくわくサイエンスでした。残念ながら、今日実施予定だった小学生対象の栖吉地区少年相撲大会、少女腕相撲大会は、台風のため中止となりました。昨日、O会長がわくわくサイエンスでのあいさつで、話されていました。
わくわくサイエンスの様子は、次回に紹介します。
わくわくするような実験の連続で、生徒は、科学に対するあこがれ、長岡高専に対するあこがれが増したように思いました。

標題のように、7月の新聞各紙では、日本人の平均寿命が過去最高を記録したことを報じていました。国・地域別の平均寿命で、男性、女性とも、香港についで、世界第2位を記録しています。国・地域の順位ですので、国では、世界1位ということになります。
女性が87.14歳、男性が80.98歳です。5年連続の延びとなっています。

厚労省は、「医療技術の進歩に加え、健康志向の高まりにより生活環境の改善が進んだことや、対策が進んだことで自殺者が減ったことも影響している」としています。
(7月28日の新潟日報の記事より)

今の中学生が働き盛りとなる頃は、がんなど病気の早期発見が可能となり、男女とも平均寿命が100歳を超えると言われています。
織田信長や徳川家康の頃からずっと、人生50年と言われてきました。
それが、中学生が高齢者になる頃は、人生100年となるのです。
人生100年のライフプランを考える時代がやってきています。
長い人生を考えると、中学時代の少しの失敗など、まったく影響がないと言えます。
夏休み前に生徒に野球と人生を重ねた話をしました。
人生を野球の9回にたとえれば、まだ中学生は10代であり、1回でしかないと。

さて、平均寿命と共に、今、健康寿命も注目されています。
健康寿命とは、介護を受けたり、寝たきりになったりせず、日常生活を送れる寿命を言います。
日本の場合、女性が74.21歳、男性71.19歳です。
女性で約13年、男性で約10年、高齢者となり、自分で日常生活を送れない時期があることが問題となっています。平均寿命を延ばすだけでなく、健康寿命を延ばすことが重要です。
厚労省の研究班の調査では、健康的な生活習慣の人とそうでない人では、健康寿命で最大2年間の違いがあることが報告されています。(7月24日の日本経済新聞の記事より)
65歳以上の人を9年間追跡調査した結果で、科学的に言えることを報告します。
中学生だけでなく、保護者の皆様も、ぜひ、以下の科学的データを参考に生活習慣を改善し、健康寿命を延ばしてください。

1 たばこを吸わないか禁煙して5年以上
2 1日に平均30分以上歩く
3 平均睡眠時間が6〜8時間
4 野菜を多めに取る
5 果物を多めに取る

8月7日 わくわくサイエンス(長岡高専)

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8月7日の午後、栖吉地区青少年育成会連絡協議会と国立長岡工業高等専門学校(長岡高専と略)のご協力で、1年生を対象に、標記の「わくわくサイエンス」が実施されます。
わくわく科学実験、わくわくエコ実験が予定されています。
実験をとおして、科学への興味と関心を高めてもらいたいと思います。

8月4日、長岡市教育センターの研修講座として、南魚沼市湯沢の「平標山(たいらっぴょうやま)」に登ってきました。標高は、1984m、花の百名山にも選ばれるほど、高山植物の豊かな山でした。
写真は、森林限界を超えた稜線にあった、今が満開の「コシジシモツケ」の群落(お花畑)です。
講師の先生から教わったことは、植物図鑑ではなく、本物の植物を観察し、触ってみることの大切さでした。
サイエンス、科学にとって、実験の大切さ、本物から学ぶ大切さを長岡高専で感じてもらいたいものです。
毎年、この企画を実施していただき、栖吉地区青少年育成会連絡協議会と長岡高専に感謝いたします。

最後の写真は、関東方面の雲海です。太平洋側と日本海側を分ける山脈に連なる、この山の群馬県側と新潟県側では、大きく雲の様子が違うことも、登って実際に見て実感しました。
8月11日は、山の日です。山に自分の足で登り、山の自然にじっくり触れることも大切だと思いました。
人生同様、つらくても自分の足で一歩一歩、歩んだ先に、お花畑のごほうびが待っています。

8月6日 72回目の広島(ヒロシマ)原爆忌

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1945年8月6日朝8時15分、広島に原子爆弾投下されました。広島の平和記念公園では、平和記念式典が午前8時から行われています。栖吉中学校から、3年のYさん、1年のSさんが、長岡市代表として、出席しています。

爆心地の近くにあった広島市立本川小学校は、原爆で大きな被害を受けました。
小学校の児童400名、教職員10余名が犠牲となりました。
生存者は、わずかに2名のみです。
詳しくは、「本川小学校平和資料館」で検索してみてください。
東日本大震災で、多くの犠牲者を出した、石巻市立大川小学校と同様に、本川小学校の悲劇を繰り返してはいけないと思っています。

写真は、今朝の栖吉中花壇の様子です。コスモスが咲き出していました。暑い中ですが、秋の準備も始まっています。さだまさしさんの作詞作曲で、山口百恵さんが歌った「秋桜(コスモス)」以来、「秋桜」と表現されることもあるようです。

8月3日早朝の花火ボランティア

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8月2日、3日は、長岡花火でした。2日間で、100万人以上の観覧者があったようです。NHKのBS放送でも、中継されるなど、全国有数(長岡市民としては当然、全国1位)の花火大会です。長岡花火は、マナーでも全国1位を目指して活動しています。花火の翌日は、市内の中学校の生徒がボランティアで、花火会場の清掃などをしています。
栖吉中学校は、8月3日、早朝、5時50分に集合し、観覧席のブルーシートを取り外し、小さく畳んで整理する作業をやりました。当日のボランティア参加の生徒は、68名でした。福祉委員会が中心となり、集合態度や作業など、学校にいるように、きちんとボランティア活動に参加していました。多くの先生方も生徒同様に参加していました。特に市外に住居のある先生方は、大変だったことと思います。参加してくれた、生徒、先生方に感謝です。
写真は、朝集合した時のものと、打ち上げ会場から約4キロ離れた所から撮影した、「フェニックス」です。長岡花火復活70年、鎮魂、復興の花火です。

8月1日は「長岡市恒久平和の日」

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1945年8月1日は、長岡空襲のあった日です。72年前の今日、長岡空襲で1486人の尊い命が犠牲になりました(平成29年8月1日現在)。
今日の22時30分に、慰霊の花火「白菊」が打ち上げられます。
8月1日は、戦争犠牲者を追悼し、平和の尊さを長岡から世界に発信する日です。
1枚目の写真は、今日、アオーレ長岡のアリーナで開催された「長岡市平和祈念式典」の献花台です。

2枚目の写真は、昨日、音楽部が金賞受賞、県大会出場を教務室に報告にきた時のものです。音楽部の叶えたい夢、願い事である、三年連続の県大会出場が決まり、喜びの表情でした。
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