【才津小の授業研究活動】2年生生活科「いきものとともだち」子どもたちが大人になるころには、想像しえない世の中になっている可能性があります。(スマートフォンも10年前はちらほらでした)そこでは、与えられたことをこなすだけではなく、自分から考え判断し、行動する力が求められます。答えがない問題について、周りと協力し、最善な方法で問題を解決していく力の育成がますます大切になってきます。 才津小学校の授業研究会では、「基礎・基本を身に付け、一人一人が意欲的に学ぶ子どもの育成」をテーマに、日々の授業改善に取り組んでいます。 7月7日には、2年生の生活科「いきものとともだち」の単元で授業研究会を行いました。2年生の子どもたちがペアで飼育している小動物について、何をどのような手段で紹介するのか、ペアで相談して決めるということがねらいでした。 授業では、どのグループも自分たちが飼育してきた小動物について話合いながら、紹介する小動物の特徴や発表する手段について考えを練り上げました。紙芝居や壁新聞、ペープサートや劇での発表などの例示も子どもたちの思考を助け、どのグループも時間内に話合いを終えることができました。 授業後の職員による協議会では、「生き物と関わる時間が充実していたので、どの子も前向きに発表方法について考えていた」「グループ活動で伝えたい特徴について絞り込むときに一定の基準があるとさらに話合いが深まったかもしれない」などの意見が出されました。今回の授業の成果と課題を次回の研究授業に生かす予定です。 8日の学習参観では、各グループの発表をご覧いただくことができました。カナヘビの紹介では、ぱかっと割れた卵から赤ちゃんカナヘビが誕生する姿を演じたり、ペープサートで何種類ものかたつむりを紹介したりと発想に富んだ発表をすることができました。 後日、飼育していた小動物を自然に帰しました。多くの子が別れを惜しんでいました。 涙を流しながらバッタを放した子、触れなかった虫がかわいくなった子がいるなど、多くの子どもたちが小動物の飼育と発表活動を通して命の大切さを感じていました。また、課題について協働して考え、工夫して発表活動を行うことができました。今後もこのような経験を積み重ね、未来を切り拓いていける力をつけていきたいと考えています。 |
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