ピンチのときこそ!
8月8日(土)の水泳フェニックス記録会を除いて、3年生の部活動が終了しました。
1 ピンチのときこそ声を失わなかった、チームの結束力 誰しも負けていいと思って戦ってはいません。勝利を願って戦っています。人生も一緒です。勝利・成功を願って生きています。しかし、一方で、長い人生、いつも勝利・成功できるとは限りません。ピンチに動揺し、ぶざまな敗戦・失敗に打ちひしがれることも少なくないかも知れません。これからも、コロナ時代という状況も重なって、ピンチのときこそどう振る舞う(行動する)か、が問われています。つまり、ピンチのときこそ本当の人間性が露呈します。 団体競技の野球部とバレーボール部の試合では、チャンスもあり、ホームラン・ナイス選球眼等、そして、好サーブ・レシーブ・アタック等で得点を重ねました。しかし、両部の真価は、ピンチのときこそ発揮されました。相手に得点を奪われたとき、次のような姿で、見ている私たちを感動させてくれたのです。 決して誰かを責めるのではなく、懸命に声を掛け合い続ける姿 2 レギュラーや大会運営を一生懸命支えている人たちの底力 どの部でも、試合の合間や試合終了後、こんな仕事をしている人たちがいました。 ボールを運ぶ。床をモップで拭く。得点係をする。レギュラーの肩を冷やす。…… それも一生懸命。心がこもっていました。長野オリンピックのジャンプ競技を成功させたテストジャンパーのことを思い出しました。また、ある部では、レギュラーの3年生がお世話をしてくれた2年生に「ありがとう」と声を掛けていました。 ピンチでも部員全員で一緒に戦い、参加者全員で大会を成立させていたのです。 3 運動や演奏等を楽しんでいる姿 フェニックスマッチが終わったある日の昼休み、グラウンドでは、野球部の3年生が楽しそうにキャッチボールをしていました。そこからは、「大人に押し付けられて『もうやりたくない』と思っている様子」は微塵も感じられませんでした。自分の意思で部を選択し、自分の意思で活動したからこそ、ピンチも自分の糧になっていくと思いました。 「みんなでみんなの幸せを創り出す」姿、そして、校歌の歌詞にもある「共に手をとり睦(むつ)まじく 真の道を尋(と)め(探し求めて、尋ね求めて)ゆ」く姿の一端を確かに見させていただき、元気と勇気ももらいました。3年生、ありがとう!! |