ふるさとの歴史・文化・自然と努力の結晶
次は、学校賞のCさん・Dさん・Eさんです。
司会: C さんは、なぜたちばな公園を描きましたか? C :登下校中に桜が咲いているのを見てきれいだなあと思ったからです。 司会:色使いが優しいですよね。 C :はい、私はあまり濃くないすっきりした水彩画を描きたいと思っていたので、水を多めに使い、淡い色を少しずつ重ねていきました。 司会:数本の桜の遠近感もよく出ていますね。他に工夫したところは? C :左側の一点からガードレールと桜並木の二つの斜線が広がっている構図です。 司会:なぜ表彰されたと思いますか? C :いろいろな人の好みに合う色使いといろいろな人の目に止まる構図を工夫したから賞をいただけたのかな、と思いました。とても楽しく描けました。 司会: D さんはどうして都野神社を描きましたか? D :近くに住んでいて子どものころからよく遊びに行っていたところだからです。 司会:工夫したところはどこですか? D :木の緑色に黒色を加えて、光の当たっている神社の屋根を際立たせようとしました。 司会:手を合わせているのは? D :子どものころ、二年参りに行ってお参りしたことが記憶に残っているからです。 司会:身近なふるさとを大事にしている気がしますね。 D :はい。都野神社を、与板だけでなく他の地域の皆さんにも知ってもらえたらいいと思っています。 司会: E さんはどうして楽山亭を描きましたか? E :美術の時間に描く場所をインターネットで調べていたときに、直感でここを描きたいと思いました。すごくきれいだったんです。 司会:工夫したところは? E :木がライトアップの光で照らされているところです。より立体感が出るように、たくさんの緑色を使い、納得がいくまで塗り重ねていきました。最後までやり遂げ、最高の作品に仕上げました。また、あまりにきれいなので思わずカメラに収めたい、と思ったのですが、それを身近なスマホに変えました。 司会:今回、それぞれの絵を描き終えて、どんな気分でしたか? C :描き終えてよかったし、家族の評判も良かったので嬉しかったです。 D :1・2年生のときは描く場所に選択肢があったのですが、3年生になったら自由に好きな場所を選べました。だから、楽しかったです。 E :時間をかけたので達成感が強いです。1・2年生のときは納得がいかなかったのですが、3年生になって丁寧にこだわって描いて賞をもらえたので嬉しいです。 A :楽しかったです。前々から描きたいと思っていたこの絵を描こうと、勇気を出して決心し挑戦してよかったです。また、この絵を見た人に楽山亭の美しさを伝えられたことがよかったです。 B :色使いが難しかったです。 司会:なるほど。ここを描きたいという直感とそれを実現する技能の両方が大切なのかな?工夫する点も、発想・対象・構図・着色など、いろいろあるんですね。。そして、描いた絵で見る人の心に感動やエネルギーを与えていてすばらしいですね。 ふるさとの歴史・文化・自然と努力の結晶
与中祭絵画部門で表彰された3年生の生徒に、「自分の絵を語る」というテーマで話を聞きました。
【参加者】PTA会長賞:Aさん、審査員賞:Bさん、学校賞:Cさん、Dさん、Eさん まずは、PTA会長賞のAさんと審査員賞のBさんです。 司会:どうしてこういう絵が描けたのですか? A :発想のことですか。 司会:すべての点で。 A :最初、手の中に動物を描こうと思ったのですが、ある人からのアドバイスで化け 物にしたのです。 司会:ある人って。 A :はい、絵の先生です。 司会:なるほど。……楽山苑と化け物、何か関係はありますか? A :保育園児のときから家族とよく訪れていた楽山苑。手の中の化け物を、見てくれる人はどう思うだろうか、という思いもありました。楽山苑と化け物は直接は関係ありません。 司会:工夫したところは? A :手の中は逆光になっているので、中心を暗くして外側を徐々に明るくするようにしました。黄色の光の中に青色や赤色を取り入れ、よりきれいな光にしたつもりです。 司会:でも、あまりおどろおどろしくないですよね。楽しい『鬼太郎』の世界みたい。目玉のおやじもいるような。 司会: B さん、これはどの辺りを描いた絵ですか? B :ビール園から黒川を見た辺りです。 司会:東岸から北西を見ている感じかな?では、黒川は? B :桜の木々の向こうに少し描いてあります。 司会:なぜこういう絵が描けたのですか? B :河川公園に行ったとき、桜がとてもきれいでした。与板の桜がいつまでも続いて欲しいという思いがありました。 司会:ぐっと来た? B :はい。しかも、春は一年の初め、すべてに対してのスタートだなあ、と思い、描きました。 司会:工夫したところは? B :桜の桃色を明るく見せることです。そのために、黄色や紫色を入れてみました。 司会:紙飛行機が飛んでいますが……。 B :紙飛行機もシャボン玉も少し絵を華やかにしようとして入れました。 司会:紙飛行機にはどんな意味がありますか? B :今の自分から将来の自分に向かって飛ばしたって感じです。 司会:しゃぼん玉は? B :何かいい感じにしようと思って入れました。 コミュニケーション講座
11月11日(木)、12(金)に、全学年の総合的な学習の時間で、コミュニケーションの授業がありました。講師は、コミュニティー・スクール・ディレクターの高橋宏明さんです。
夏休みに、高橋さんを中心に、地域の皆様と小中学校の先生方が「与板15の子ども像」について話し合いました。この授業は、与板15の子ども像に向かうため、コミュニケーションの基本(聴く、伝える)を楽しい活動を通して体験的に学ぶことがねらいでした。 グループごとに車座になって活動しました。「先生方のお話を聴く(なぜ教師という職業を選んだのか)」という活動では、生徒は教えていただいた「うなずき・あいづち」を上手にいれながら、「耳と目と心」で先生方の話を「聴き」、その後、先生方に「訊く(質問する)」ことができました。 体験から学ぶ防災教室
講話を聞き、その後、防災グッズづくりに挑戦しました。段ボールでトイレやベッドが作れることにびっくりしている生徒が多かったです。
縦割り班での防災教室
11月4日(木)の午後、ふるさと未来創造堂や長岡市防災玉手箱サポーターの皆様からお越しいただき、御指導をいただきながら、全校で防災グッズづくりに挑戦しました。熱心で丁寧な御指導に感激しました。心より御礼申し上げます。
縦割り班で生徒同士が力を合わせて挑戦することで、「縦・横のつながり」をつくることも大きなねらいの一つでした。防災は人と人とのつながり無しにはできませんから。 音楽鑑賞会
「本物や一流」は、人(生徒)の心に火を点けます。それは、「本物や一流」のもつ卓越性だけでなく、その道で人生を歩み、社会に貢献しようとする覚悟がにじみ出ているからでしょうか。人の幸せを念頭に置いた志と言い換えていいかも知れません。
6月3日(木)の定期テスト終了後、弦楽四重奏団、アンサンブル・オビリーの皆様(ヴァイオリン:佐々木將公さん、阿部智子さん、ヴィオラ:加野晶子さん、チェロ:片野大輔さん)をお招きし、音楽鑑賞教室を開催しました。プロの演奏を間近に聞くことで、音楽への関心を深め、感性を豊かにしつつ、憧れ意識をもち、人の心を動かしたり人を幸せにしたりする生き方について考えて欲しかったからです。 |