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卒業

 刈谷田中学校第35回卒業証書授与式にご来賓そして、保護者の皆様にご臨席いただきありがとうございました。卒業生46名はとても立派に卒業証書を授与されていました。授与されている背中がとても大きく見えました。
 卒業生は、これまで刈谷田中の生徒会をはじめ多くの場面でリーダーシップを発揮してくれていました。とても良く頑張ってくれました。
 刈谷田中学校で学んだ3年間を大切にして、自分の持っているものを生かし、一歩一歩、また一歩と大地を踏みしめ、小さな努力や工夫を確実に積み重ねてください。そしてそれぞれの夢を実現してほしいと思います。これからの皆さんの活躍を応援し、期待しています。


在校生代表の送辞と卒業生代表の送辞を掲載します。ぜひ、ご覧ください。
  
「送辞」       在校生代表

 日に日に寒さも和らぎ、春の陽ざしが心地よい季節となりました。この暖かな春の日に讃えられるかのように今日卒業を迎えた卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生を代表して心よりお祝い申し上げます。
 3年前の春、真新しい制服に身を包み、新しい生活の期待と不安を胸に抱きながら、この刈谷田中学校に入学された日のことが昨日のように思い出されていることでしょう。
 しかし、この3年間という時間の中には、自分自身の成長や仲間と乗り越えながら築き上げてきた、たくさん思い出が、宝物となって存在しているのではないでしょうか。私たち在校生にとっても、皆さんと過ごした時間は大切な宝物です。
 白熱した戦いで全校が一つとなって盛り上がった体育祭。「楽輝燃笑」のスローガンのとおり、赤チーム「凰輝」、青チーム「青龍」の両チームが一丸となって戦い、最後は笑顔で終えることができ、とても充実した体育祭でした。本番はもちろんのこと、チーム練習や準備段階から3年生がリードし、体育祭を成功に導いてくださったおかげです。私たち1・2年にとっては3年生はとても頼もしい存在でした。
 さらに、美しい歌声が会場がいっぱいになった音楽祭。3年生の素晴らしい歌声は、聞く人を魅了し、たくさんの人が心を動かされました。そして、皆さんと一番多くの時間触れ合うことができた部活動。毎日熱心に練習に励み、いつも優しく後輩に接してくださいました。私たちはそんな先輩に憧れ、目標としてきました。部活動を通して、私たち1・2年生は大切なことを学び充実した毎日を過ごすことができました。
 生徒会活動でも、3年生の活躍は、私たちの心に深く刻まれました。「Smile is Forever」という、今年度の生徒会スローガンのもと、刈中をよりよくしようと様々な企画を考え、意見を出し合い、実行してきました。たとえ、満足のいく結果が出なかったとしても、改善点を出し合い、真剣に活動してきました。活発な話し合いをする3年生が輝いて見えました。先輩方が築いてきたこの刈中をさらに良い学校にすることを目指して、これからも私たちは努力していきます。
 今、皆さんは新しい世界へ一歩踏み出そうとしています。この先は、良いことや楽しいことばかりではなく、いろいろな壁が立ちはだかると思います。そんな時は、どうかこの刈谷田中学校で過ごした3年間を思い出してください。ここで得た経験や思い出が、きっと自分を支えてくれるはずです。この刈中で培われた自分の力を信じ、何事にも最後まで挑戦する姿勢を忘れずに、自分の手で明るい未来を切り開いてください。
 私たち在校生は、これからも皆さんを心から応援し、それぞれのご活躍をお祈りします。
 3年生の皆さん、今まで本当にありがとうございました。私たち在校生は、教えていただいたことを忘れず、誇れる刈中を創り上げていくことを約束します。
 最後に、卒業生の皆さんの明るく輝かしいものになることとともに、幸多いことを心からお祈りし、送辞といたします。


「答辞」  卒業生代表

 守門山の残雪も所々薄くなりはじめ、暖かい春風を感じるこの良き日に、私たち46名は、この刈谷田中学校を卒業します。
 3年前、コロナ禍という先の見えない中、期待と不安を胸に始まった中学校生活は、新しい環境と仲間たちに囲まれ、毎日が新しい発見の連続でした。教科担任制や部活動など、小学校との違いを感じる場面もたくさんありましたが、先生方や先輩方に支えてもらいながら、毎日無我夢中で過ごしてきました。
 中学校生活にもようやく慣れてきた2年生。
 先輩と呼ばれることに少しハニカミながらも、後輩たちの手本となれるよう、上級生としての自覚が芽生え始めました。
 制限が残る生活の中でも、無事に実施することができた修学旅行。仲間と協力しながら、できることを工夫して計画を立て、涙が出るほど笑い合えた思い出を作れたことは、一生の宝物です。
 そして、いよいよ3年生。
 春には、自分たちが中心となっての生徒会活動が始まりました。上級学校訪問や部活動など、出来る活動も広がりを見せ始めました。
6月から夏にかけては、部活動の集大成となりました。中越大会やコンクールを皮切りに、自分の限界に挑戦し、仲間とともに最後まで諦めずに取り組みました。自分の課題に対し、多くの指導を受け改善し、全力を尽くしました。部活動で経験したことは、自分の可能性を知るきっかけになりました。
 秋、中学校最後の体育祭では、最高学年としての「責任感」と二度とない瞬間を大切にしたいという「情熱」を胸に、思いっ切り楽しみました。チームをまとめる際は、意見の食い違いから思い悩むこともありましたが、そこを乗り越えたからこそ、大成功と胸を張って言える最高の体育祭になりました。
 音楽祭では、今まで培った団結力で、それぞれの音と気持ちを一つに合わせ、優しく、そして、たくましく感動的な歌声を体育館中に響かせることができました。
 出来ることを見つけ、実行し、得た結果から学ぶことがたくさんあった3年間でした。当たり前は当たり前ではなく、どれだけ幸せで恵まれているかということに、あらためて気付かされました。
 刈谷田中学校での3年間の経験を胸に、私たちはこれからも歩み続けます。
 
 在校生の皆さん。私たちを慕い、頼ってくれてありがとうございました。3年間はあっという間です。刈中の伝統を受け継ぎ、仲間と過ごす時間を楽しみながら、一日一日を大切にしていってください。
苦しんだ時、迷った時、背中をそっと押してくれた先生方。時には厳しく、そして優しく、正しい道へ導いて下さいました。本当にありがとうございました。
 また、私たちの日常活動を、陰で支えて下さった来賓の皆様をはじめとする地域の方々、安心して学校生活を送り、ここまで成長することができたのは、皆様方の支えがあったからです。ありがとうございました。
 そして、誰よりも一番近くで私たちを見守り支えてくれた家族。素直になれず苛立ちが隠せない時も、優しい瞳で受け止めてくれました。どんな時でも私たちを一番に考えてくれ、ここまで育ててくれたこと、面と向かっては言えませんでしたが、本当に感謝しています。まだまだ心配をかけることがあると思いますが、これからもよろしくお願いします。
 そして今日、共に刈中を卒業するみんな。この3年間、たくさんのことがありました。無茶をして先生に怒られたり、他愛のない話をしてたくさん笑ったり、言い争いをして気まずくなったりすることもありました。泣いたり笑ったり、どれもみんながいてくれたからこそ経験できた最高の思い出です。でも、それも今日で最後だと思うと、本当に寂しい気持ちで一杯です。
 この出逢いへの感謝を忘れず、新しい場所でも胸を張って、自分の道を切り拓いていきましょう。そしてまた、成長した姿で会える日を楽しみにしています。本当にありがとう。
 
 最高のみんなに「友〜旅立ちの時〜」という詩の一節を贈ります。
 
 最後になりますが、私たちの刈谷田中学校が、これからも素晴らしい最高の中学校であることを心より祈念して、答辞とさせていただきます。

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