規定により、最優秀賞（１年１組、２年３組、３年２組）をはじめ賞が決まりましたが、いずれも僅差でした。どの学級も、今日までの多くの困難や紆余曲折を乗り越え、学級の持ち味を十分発揮し、本物のステージでこの瞬間にしか表現できない時間芸術を心ひとつに披露しきったことに大きな価値があります。

　職員ＰＴＡ合唱「あの素晴らしい愛をもう一度」は合唱祭に花を添えていただきました。参加していただいた皆様、ありがとうございました。そして、最後の全校合唱「世界に一つだけの花」で会場も一体感に包まれました。

　外はあいにくの雨模様でしたが、こうして音楽のもつ力によってみんなの心は温まり、リリックホールに集った人々にとっては、心の洗濯日和となったことと思います。深まる秋のように学級の絆、越中生の絆の深まりを感じる素晴らしい１日となりました。

　最後になりましたが、温かい指導講評をいただきました審査員長様、またリリックホール関係者の皆様、御協力ありがとうございました。そして、御家族、地域の皆様、越中生への温かい喝采の拍手をいただきありがとうございました。

　越中生の皆さん、これまでご苦労様でした。合唱祭の成功を支えた推進委員生徒の皆さんも立派な活躍でした。深めた絆をこれからの越中ライフにつないでいきましょう！

　皆さん、６日間の秋休みはどうでしたか。
　現段階での力試しの新人大会がありましたが、自信を付けた人もいれば、悔しい思いをした人もいると思います。勝ち負けから学ぶことはたくさんあります。追われる立場、追う立場、今の立ち位置が分かりましたが、ここからが大事です。

　学習も部活動も、努力しないで結果がいいとおごりが出ます。努力しないで結果が出ないと後悔が残ります。努力して結果が出ると自信が残ります。努力して結果が出なくても経験が残ります。
　８か月後を目指して、気力、体力、技術を高め、一番大事な人間性を磨くために努力を積み重ねてください。

　そして、一昨日は秋晴れの下、こしじ秋まつりでした。たくさんの越中生が、地域行事を盛り上げてくれて地域の皆さんもたいへん喜んでいました。
　地域を盛り上げるには皆さんの若い力が必要です。これからもどんどん地域行事に親しみ、地域に貢献しましょう。
　３年生は、総合的な学習の時間で学んでいる地域貢献活動の成果を１１月１０日に開催される越路ほたるの会での発表やもみじ園でのボランティアガイドに発揮してほしいと思います。

　さて、今日から卒業、進級という大きな節目に向かって後半の２学期をスタートします。２学期は冬休みまで５２日間、３年生は卒業式まで９１日、終業式まで１０４日間です。特に３年生は１日１日が集大成になります。

　まずは２週間後の合唱祭を成功させましょう。合唱はレギュラーも控えもなく全員が主役です。体育祭を成功させ深めた絆を生かして、さまざまな課題を乗り越え、心を一つに合唱をつくりあげてください。

　合唱祭が終わると、季節は実りの秋から冬へ向かいます。草花のように皆さんの生活は春の開花に向けてじっくり根をはる時期に入ります。
　これまで培ってきた様々な力を本業の学習に発揮してください。家ではメディアと上手に向き合い、家庭学習を充実させるとともに、読書に親しんだり、新聞に目を通したりしましょう。学校ではみんなで協力して学び合う学級をつくりあげてください。そして、自分はこう思う、こう考えるという力をぜひ高めてほしいと思います。

　代表の皆さんの２学期の抱負や決意にもありましたが、いよいよ３年生は、卒業と進路選択に向かってまっしぐらです。登山で言えば、今は７合目というところです。これからの道のりは、誰もが通過しなければならない試練です。しばらく苦しさが続きますが、その苦しさもずっと続くわけではありません。一歩一歩進めば、やがて視界も広がり、頂上も近付いてきます。
　卒業する時の自分、その先の自分はどうありたいかをしっかり描く。十分相談もする。そして、最後は自分が後悔しない選択を自分で決定できるようにしてください。自分に負けない心、簡単にあきらめない勇気をもって、目の前のやるべきことにチャレンジし続けましょう。先生方みんなでサポートします。

　２年生、１年生もやがてその時が来ます。そのための備えを怠らないようにしましょう。これから２年生は部活動に続いて丘友会活動も３年生から引き継ぎます。修学旅行もあります。いよいよ越中の顔となる準備活動が目白押しです。その自覚と責任ある行動に期待します。
　１年生は、先輩と４月に入学してくる後輩を支える大事な真ん中となる準備の時です。言われて動く生活から、自ら判断して動く生活を期待します。

　終業式では、マラソンタイムの反省を生かしてほしいと言いましたが、今の自分で満足したり、自分の能力を決め付けたりするのではなく、将来の理想の自分を描きながら、自分の良さを徹底して伸ばし、課題を克服するために、あせらず、あわてず、あきらめず、自分に負けないで、一歩一歩着実に歩んでほしいと思います。

　それでは２学期も命・信頼・誇りをなくすことなく、みんなの力を合わせて、自分と周りの幸せのために考え行動しながら充実した１日１日を積み重ねましょう。

　今日で１学期100日間を修了します。みんなが大切な「命・信頼・誇り」を失うことなく、力を合わせて学習に、部活動に、丘友会活動に取り組み、成果を上げながらここまで来られたことに、お互いに感謝し合いたいと思います。
　３年生は「越中の顔」、２年生は「３年生と１年生を支える大事な中心」、１年生は「フレッシュな新入生」として４月から半年間歩んできました。私もほぼ毎日、越中ホームページで日記を公開していますが、この６か月の時間は、決して過ぎ去ったのではなく積み重なっていることを実感します。皆さん一人一人は、その速度こそ違っても着実に成長しています。ちょうど今日１０月３日は登山の日です。節目の１学期末、登山で言えば中間の休憩地点と言えます。ここで自分の歩みをしっかり振り返ってみてほしいと思います。

　７月に実施したアンケート結果の一部を取り上げてみます。学校生活が充実している人は59％、学ぶ楽しさ・面白さを感じている人は52％、人間関係が広がり他人を大切に思う心や人の役に立つ喜びが強くなっている人は50％です。少し数値が下がりますが、自分の意志で正しく判断し行動できるようになっている人は44％、自分の良さを見つけたり伸ばしたりするために目標に向かって粘り強く努力、挑戦できるようになっている人は43％です。
　数値は、どちらかというとそうであると回答した人を除いて、そうであると回答した人の割合です。およそ二人に一人の割合です。これからも、更にこれらの数値が高まるように、先生方と一緒に頑張っていきましょう。

　さて、皆さん。１学期、自分と周りの幸せのために考え、行動できましたか？
　例えば、挨拶はどうでしたか？　ありがとうやこんにちはといった挨拶は、自分と周りの幸せにつながる行いです。日常生活では、感謝の思いで人に伝えたい事、伝えるべき事は、たくさんあります。伝えたい事は伝えたい時に言う。お互いにこの習慣ができていれば、温か味のある素敵な雰囲気が生まれます。逆に、伝えるべき事に気付かなかったり、恥ずかしがって言わなかったり、無駄だと思って伝えなかったり。こうした事が度重なれば、どうでしょう？
　地域でも皆さんの挨拶はおおむね好評です。これからも、学校ではもちろん、家庭や地域でも、さわやかな挨拶を柱に、伝えたい事や伝えるべき事を上手く伝え合うよう心掛けましょう。そして、他にもどんな行動が自分と周りの幸せにつながるのか、想像力を働かせ、考え、行動していきましょう。

　そして、自分に負けないで、粘り強くやり遂げることはできたでしょうか？
　10回のマラソンタイムを振り返ってみてください。マラソンタイムは最低１周1.2キロを歩くことなく走りきることが最低限のルールです。何周走るかも、そのペースも、自分自身に任されています。ハイペースで何周も走りきる人も素晴らしいですが、だれにも見られていない時でも、人に追い抜かれようとも、今にも歩きそうなペースでも、１周を走りきる人もいます。これも実に素晴らしい。苦しいはずなのに、もう一人の自分に負けないことに価値があるからです。
　残念ながら、手を抜いてしまった、簡単に歩いてしまったという人もいると思います。１回ならまだしも10回積み重なると、大きな差になります。
　アンケートにある「自分の意志で正しく判断し行動できる」、「目標に向かって粘り強く努力、挑戦できる」ということは、もう一人の自分に負けないということでもあります。マラソンタイムは終わりましたが、その反省をぜひ学習面にも生活面にも、生かしていくことが大切です。
　当たり前のことを当たり前に大切に行っていく。人が見ていない時こそ、ひとつひとつの行いを大切に行っていく。こうして自分に負けない人が増えることで、個人も集団も、もっともっと成長できます。２学期の課題にしていきましょう。

　６時間目には1学期の通知表が渡されます。多くの先生で皆さん一人一人を見てきました。１学期の学習面や生活面での具体的な頑張りを認め、更なる向上のために努力してほしいことを伝えます。伸びていることや自分の持ち味を徹底して伸ばすために、また課題を粘り強く克服するために、２学期から具体的に何をどう努力するのかをじっくり考えてほしいと思います。

　明日から６日間の秋休みですが、３年生は進路選択に向けて、ぜひ卒業する時の自分、その先の自分はどうありたいかを描いてください。２年生、１年生の運動部諸君は、まずは明日から新人大会です。現段階の力試しです。次につながるような多くの事を学んできてください。

　最後ですが、８日（日）はこしじ秋まつりです。駅伝大会に参加したり、吹奏楽を披露したり、伝統芸能を披露したり、赤い羽根共同募金を呼び掛ける人もいます。駅伝大会には越中の連覇を阻止しようと越中ＯＢの高校３年生チームや箱根駅伝常連の東洋大学チームも参加する予定だそうです。
　越中は多くの人の努力で、多くの皆さんから信頼され期待され、応援していただいています。年に１度のこしじ秋まつりです。大いに地域に親しみ、大いに楽しみながら、地域に貢献しましょう。

　それでは、命・信頼・誇りを失うことなく、体調管理や事故防止に十分気を付け充実した秋休みを過ごし、元気に１０日の２学期始業式を迎えましょう。

　競技（青）、応援（青）、美術（紫）、総合（青）の優勝となりましたが、各部門ではどの軍も遜色はありませんでした。持ち味を発揮し合い、高め合ってきたことや４軍が互いによきライバルとして磨き合ってきたことに価値があります。
　◎自分の持ち味を生かし役に立つ喜び、◎自分たちで考え決め成功させる喜び、◎仲間と協力してやり遂げる喜びという一連の取組を経て得た感動体験や絆を今後の学校生活につなげてくれる。そう再認識できました。
　保護者、地域の皆様、多くの御支援と御声援をいただきありがとうございました。今後も越中生を見守り御支援いただきますようよろしくお願いします。
　さあ、越中生の皆さん、次は期末テストウィークです。はりきって取り組みましょう！

　画像は、順に閉会式での校歌斉唱、ヒマラヤ杉がもたらす木陰での解団式、美術優勝紫軍の作品です。

　　　　　　　　　　　　　　　　式　辞

　信濃川を吹き抜ける風も和らぎ、ここ巴ケ丘にも、また温かな春の息吹が感じられる季節になりました。桜の開花ももうすぐです。越路中学校第６０期生となる新入生九九名の皆さん、入学おめでとうございます。今日から越路中学校の生徒です。皆さんの入学をみんなで心から歓迎します。
　保護者の皆様、３月に小学校を立派に卒業したお子様の中学校入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
　そして、越路支所長　松永 薫　様をはじめ、越路地域各方面からお出でいただきました御来賓の皆様におかれましては、新入生の新たな出発を祝福するため、御臨席をいただき、厚く御礼申し上げます。

　新入生の皆さん、昨日は真新しい教科書を手にし、今日は制服に身を包み、今、緊張の中にも『よし！越中で頑張るぞ！』という気持ちでいることでしょう。その気持ちをこれからの３年間しっかりもち続けてください。３年間はあっという間ですが、これから生きていく土台となる あたま・こころ・からだを成長させ、磨く大切な時期です。
　まず、家では、決まった時間に寝て決まった時間に自分で起きる、朝御飯を食べるなど、全ての土台となる健康的な生活習慣を身に付けましょう。また、手伝いをする、強い意志で毎日、自分から机に向かうなど、やらなければならないことをし続け、中学校生活のリズムを身に付けましょう。
　そして、新しい仲間、２、３年生や先生方との出会いを大切にしながら、越中に親しみ、越中に学び、越中で鍛え、３年後には立派に成長した心と体で、輝いてほしいと願っています。皆さんの中学校生活スタートに当たり、二つお話します。

　一つは、『自分の良さを見付け、大いに伸ばし、人の役に立とう』ということです。そのためには、目の前の事に、一所懸命に取り組むことです。一所懸命という能力はだれもが発揮できます。才能という言葉でごまかすのではなく、得意なことを伸ばし、苦手なことも挑戦する、やる気が大切だということです。
　毎日の授業、家庭での学習、読書、部活動や丘友会活動、学校行事などで、自分は「こうありたい」、「ぜひ達成したい」という具体的な目標をしっかり立てましょう。そして、「どんないいことがあるかなぁ、きっとこんないいことがあるはず」と、想像しながら、一所懸命に、努力、挑戦して、自分を磨き伸ばしましょう。
　学校でも家でも、人に言われて動く生活から、自分から進んで考え、より良く判断し、行動するという学びを一歩一歩着実に積み重ねることです。これが、自分の良さを見付け、伸ばし、人の役に立つことにつながります。

　もう一つは、『かっこよく生きよう』ということです。かっこいい人はルールを守ります。文句を言わず努力します。思いやりがあります。ありがとうやごめんなさいが言えます。越路中学校では３００人を超える大勢の人が生活します。わがままや自分勝手な行動、いじめなど、人として愚かで、恥ずべき行いはいけません。
　人に接するときは、あたたかい春の心で、挨拶をしましょう。うまくいったら、ありがとう、間違ったら、ごめんなさいと言える素直な気持ちを忘れないことです。自分もほかの人も幸せになれるように、考え、認め合い、助け合い、絆を深め、だれもが安心して過ごしやすい学級、学校を作り上げてください。
　そして、中学校生活は、楽しいことばかりではなく、辛いこと、苦しい時もあるでしょう。そんな時は、決して周りのせいにせず、あせらず、あわてず、あきらめずに、一歩ずつ乗り越えて成長しながら、かっこよくいきましょう。仲間や先輩、担任の先生をはじめ多くの先生方がしっかりサポートします。家族や地域の皆様も見守ってくれています。安心して、スタートしてください。
　２、３年生の皆さん、新入生の良き手本となり、面倒を良く見ながら、みんなの力で、更に素晴らしい越路中の文化を築くようよろしく頼みます。

　結びに、次代を担う大切な宝である越中生が、ふるさと越路に愛着と誇りをもちながら、自立し、社会に貢献できる土台づくりに励むために、本校教職員一同、豊かな環境を生かしながら、教育目標 『正しい判断力をもち意欲的に取り組む生徒』の実現に向けて、生徒と併走して参ります。
　保護者の皆様、そして地域の皆様、どうぞ最強の応援団として、教育活動に御理解、御協力、御支援をいただきますようお願い申し上げ、式辞としたします。

　　　　　　　　　　　　　　平成２９年４月７日
　　　　　　　　　　　　　　　　長岡市立越路中学校長 関谷 祐二

　続いて、２，３年生で１学期始業式を行いました。さわやかな校歌斉唱に始まり、私（校長）からは、スタートに当たって越中生へ期待することとして、「命・信頼・誇りをなくすことなく、越中のよさに磨きをかけよう！」、「理想の自分を描き、さまざまなチャンスを生かし、チャレンジし、よりよくチェンジしよう！」という話をしました。そして、午後から入学してくる１年生に対して「先輩としての誇りとは何か、しっかり考え、後輩の良き手本となり、後輩の面倒をよく見てほしい。」と伝えました。
　そして、学級担任や部活動顧問を発表し、始業式を終了しました。

　学級活動では新しい出会いによる新鮮な雰囲気、真新しい教科書も配付され、皆、進級の喜びを感じていたようです。その後も、入学式準備、給食、清掃と続いた活動も予定通り終了しました。

　保護者の皆様、１学期のスタートに当たり、生徒が心新たに取り組む様子を気配り・目配り・対話で支えていただきますよう、本年度もどうぞよろしくお願いいたします。