感謝の心

 今日は、今年度最後の全校揃っての全校朝会が行われました。内容は、表彰と校長講話です。
 表彰は、先日のソフトテニス部の準優勝と長岡市スポーツ協会の表彰が行われました。スポーツ協会の表彰では、陸上競技部顧問の竹石三彦教諭が、優秀指導者賞そして、全国大会に出場した陸上競技部生徒が最優秀選手賞そして、長岡リトルシニアに所属している2年3名が優秀選手賞に表彰され、その伝達表彰が行われました。

 優秀指導者賞に表彰された、竹石教諭に話を聞くと、

「大島中学校に赴任した時から、3年間、一緒に部活動に取り組んできた生徒たちが、長岡の歴史に残る結果を出したことをうれしく思います。表彰されたときに、今までの記憶が思い出されて、表彰の重みとともに、達成感を得ることができました。指導者として、これからも自分の知識や技能に磨きをかけていきたいです。」

 と、笑顔で話をしてくれました。表彰された皆様、おめでとうございます。今後の活躍を期待したいと思います。

 校長先生から以下のようなお話がありました。ぜひ、ご覧ください。


 「1月26日(火)に中学校入学説明会を行いました。新入生が中学校の授業を体験した後、現1学年委員が中学校の様子について紹介しました。大変分かりやすく、また堂々としたプレゼンテーションでした。内容は勿論ですが、何よりもその時の立派な1学年委員の発表態度が、新入生の大きな刺激となりました。新入生は中学校生活に憧れと希望を抱いたことと思います。こうしたよい意味での連鎖や好循環が大切です。1学年委員はじめ1年生全員に心から感謝します。

2年生は既に新しい生徒会のバトンを引き継ぎ、活発に活動しています。そして、修学旅行を経て、いよいよ最高学年となります。押しも押されぬ「学校の顔」です。立派な大島中学校をつくってくれるものと大いに期待しています。

3年生は、高等学校などの受験が始まっています。健康に留意し、大いに力を発揮してください。既に進学先が内定している人も、気を緩めることなく、進学後を見据えて、今の自分にできることは何かを考え、適切に行動してください。

 さて、以前、新潟青陵大学教授で社会心理学者の碓井真史さんが言われている「幸せになるための12の行動習慣」についてお話ししました。今、注目されている「ポジティブ心理学」の研究成果です。この12の行動習慣の中で最も大切なこと、土台となることは「感謝の気持ちを表す」ことだそうです。

 様々な調査により、いつも「ありがとう」と言っている人の幸福感は他の人たちに比べて高いことが分かりました。また、人々を集め、例えば「その日の出来事について、よかったことや感謝すべきことを3つ書いてみる」、「これまでお世話になった人に感謝の手紙を書く」などのことをさせたところ、その人たちの幸福感が高まったという結果が得られたそうです。

 人の欲望には限りがなく、どんなにお金を儲けても、どんなにおいしいものを食べても、どんなにおしゃれをしても、だんだんそれに慣れていき、幸福感を感じなくなっていくのだそうです。感謝の気持ちをもつということは、「慣れる」という罠から自由になることだ…と碓井教授は語ります。

1. 感謝すべきことは、少し意識すればいくらでもあります。私の立場でいえば、皆さんが毎日元気に学校に来てくれること、教職員が一生懸命働いてくれていること、自分が健康で働くことができること、などなど…ちょっと考えただけでも何千回「ありがとう」と言っても足りないくらいです。

ミュージカル映画の不朽の名作『サウンド・オブ・ミュージック』には、修道院のシスターが「試練は神様からの贈り物です」と話す場面があります。私自身も含め、人は誰でも、苦境に立たされることがあります。苦しみの只中において、それが「ギフト」だなどとなかなか言えるものではありません。しかし、苦しみの中に意味を見出し、「これは自分の成長にとって必要なこと」と、それすらも感謝をもって受け止める…そんな考え方・生き方ができたら…それは究極の幸福な人生につながるのではないかと考えています。」

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