29日 学校に残る最も古い資料(學籍簿)表紙をめくると、番号1、山田文七、明9年2月入学、生年令5-8とあります。親の氏名と職業、住所、退学の場合の理由などが書かれています。番号2野中佐平、番号3小島八蔵、番号4松原辰治、番号5関野三七・・・・・・と続きます。入学時の年齢は、 5才、6才、7才、8才と人により違い、入学月日もまちまちです。卒業も3月に一斉にするのではなく、何年か学び、それぞれの家の都合で退学していくというふうです。 親の職業は、ほとんどが平民農、たまに平民商と記されています。士族と書かれた春山という人がいました。 現在の学校は、入学や卒業は同年齢の子と一緒というのが一般的ですが、当時の学校はそうではなかったようです。 |