新着情報
健康課題を改善するために〜学校保健委員会〜
これまでの健康診断や歯科検診、給食に関するアンケート、体力テストの結果から、当校生徒の健康課題について、養護教諭や体育主任が説明を行いました。全体的には、県や市よりも身長が高い反面、やせ型が多い傾向にあることや、虫歯は少ないが歯肉炎に問題を抱える生徒が増加傾向にあること、体力的には高いか低いかの両極端に分布していることなどがわかりました。また、PTA正副会長の皆様からの話では、就寝時刻が遅くなる傾向にあることなどが話題にあがりました。
そこで、就寝時刻が遅くなっていることについて話し合ったところ、「大人(親)のかかわり方が重要である」こと、「根気強く子どもとじっくり話し合う」ことが重要であるとの結論に至りました。
思春期を迎えた子どもたちですので、なかなか大人(親)の言うとおりにいかないのは、多くの家庭が同様ではないかと考えます。子どもとじっくり向き合い、大人(親)として、「子どもの将来を共に考え、話し合う」こと、「あなたのことを心配している」というメッセージを送り続けること、そして、「信じて待つ」ことが大切であると、参会者で確認し合ったところです。
子どもたちの健康課題を改善するため、保護者の皆様、ぜひご協力をお願いいたします。
「苦種生甘実(苦種は甘実を生む)」〜最優秀賞受賞!〜
閑話休題。当校には整美委員会があります。主に、中庭や校庭の花壇の管理を行っています。年度当初に畑を耕して肥料をまくところから始め、花の苗植えや水遣り、草取り等の管理に取り組んできました。6月半ばには、花いっぱいコンクールの審査員や指導者から現地アドバイスを受け、「コンクールで優勝するためにはどうしたらよいか」を考えながら、花の世話に努めてきました。その結果、第30回長岡市花いっぱいコンクールにおいて、最優秀賞を受賞しました。
22日(土)、アオーレ長岡で行われた表彰式に整美委員会の正副委員長が参加しました。名誉なことに、当日の司会も任せていただくことになりました。生徒は、「緊張する〜。」としながらも、入念に原稿をチェックし、大役をしっかり務めることができました。
表彰台に登った代表生徒は、賞状を受け取ると、「嬉しい!」と満面の笑みを浮かべました。これまでがんばった成果や苦労の過程を評価していただき、充実感でいっぱいだったのだと思います。正に「苦種生甘実」です。
表彰を受けた代表生徒の中には、長岡農業高校を志望している生徒がいます。「高校でも、最優秀賞を目指したい!」と早くも将来を見据えているようです。委員会活動や花いっぱいコンクールがそのきっかけになっているとしたら、これほど嬉しいことはありません。基幹的農業従事者は、2050年までに約100万人減少し36万人となる推計が出ていますが、目標をもってがんばる有望な若者が育っていることを頼もしく思います。
いろいろな木彫技法を学ぶ
冬の美術と言えば、彫刻刀を使った作品作りです。小学校では木版画が主流ですが、当校の2年生は彫刻刀を使って模様を彫り、オリジナルの鍋敷きを制作します。現在は、彫刻刀を使って様々な木彫技法の練習に取り組んでいます。
「薬研(やげん)彫り」「浮き彫り」「菱合い彫り」「かまぼこ彫り」等の技法を理解し、どんな模様にし、どんな彫り方をするかを考えていきます。あるクラスでは、薬研彫りにチャレンジしているところです。初めはなかなか上手くいきませんでしたが、回を重ねるごとに上手に彫れるようになってきました。手応えを感じた生徒も多く、さらに上手に彫れるよう意欲的に取り組んでいます。作業の速い生徒は、浮き彫りや菱合い彫りにチャレンジしています。
楽しく自分が納得のいく作品作りができるよう、指導・支援していきます。
伝統を引き継いで
14日(金)には、3送会を行い、これまでお世話になった3年生との時間を過ごしました。短い時間の中でしたが、お互いに感謝の気持ちを述べたり、一緒にゲームを楽しんだりして、吹奏楽部みんなで過ごす時間を大切に過ごしました。3送会での生徒の様子を見ると、先輩たちから引き継いできた伝統を大切にしてきたことや、部員がお互いに尊重して接してきたことがよく伝わってきます。このような愛情あふれる関係性からよい音が生まれるのだと感じさせられるひとときでした。
吹奏楽部1・2年生は現在、12月7日(日)の新潟県アンサンブルコンテスト、冬に開催を予定している校内コンサートに向けて猛練習中です。3年生に追いつき、追い越せるよう努力を積み重ねてもらいたいと思います。
希望の春に向けて〜進路教室〜
入試まで約3か月となりましたが、少しずつ入試制度も変わってきているようです。進路教室では、県教育委員会や各高等学校、高等専門学校等から提示された来年度の入試要項・概要について、進路指導主事が説明しました。入試制度や内容、受験計画・準備日程について確認しました。
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等の感染症が流行する時期です。3年生にとってこれからは、勉強に取り組むだけでなく、しっかり体調管理を行うことも重要な入試対策となります。我慢しなければならないこともありますが、希望の春が訪れるよう努力を続けてもらいたいと思います。
今日はあいにくの雨ですが、午後から長岡大手高校のオープンスクールがあり、86名の3年生が参加します。2限後に3年生の半数近くが出発する予定です。
アート部を訪ねて
作品展が近いとのことで、この日アート部の部員は、出品作品作りに精を出していました。キャンバスに描いているところをちょうど見ることができました。
自分で考えたキャラや生き物、食べ物等を描いていますが、どれを見ても「さすがアート部!」と感心するものばかりです。作品展出品前のため、作品を写真でお伝えすることができないのが残念です。生徒は、クロームブックで写真を確認したり、どの色を塗ると自分のイメージどおりになるかを考えたり、何度も色を塗り重ねて深みを出したりと、納得のいく作品を描き上げるために熱心に取り組んでいました。
「どうしてこんなに上手に描けるの?」思い切って尋ねてみると、「アート部に入って描いているお陰です。」「アート部の先生の指導のお陰です。」と嬉しい返事がありました。また、中には「将来はアニメーター志望です!」と言う生徒もいました。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものです。関心をもってひたむきに取り組み、継続することで力が伸長するのだと改めて感じる瞬間でした。また、的確な指導によってその伸びも大きく、将来が楽しみになりました。
完成にはもう少し時間がかかりそうですが、どの作品も完成が待ち遠しいです。写真でお伝えできる日が来たら、紹介できればと考えています。
ベルマーク回収にご協力をお願いいたします
(ベルマーク教育助成財団 公式HPより)
これは、1960年に始まったベルマーク運動のコンセプトです。ベルマークを集め、学校の設備や教材をそろえたり、国内外でハンディを背負いながら学ぶ子どもたちに援助の手を差し伸べたりする取組です。
当校にはベルマーク委員会があり、ベルマークを収集して教材と交換しています。昨年度交換したキーボード4台は、合唱練習の時に重宝しました。ベルマークがたくさん集まるのは大規模校の強みであり、皆様のご協力のお陰で教育活動に大いに役立てることができています。
今年度も活動は継続していて、さらに活動の範囲を広げています。今年度は学校だけにとどまらず、校外での収集に取り組んでいます。ベルマーク委員の生徒が原信川崎店様にお願いし、店舗の一角にベルマーク回収ボックスを設置させていただきました。途中経過を確認に行くと、10月だけで写真のとおりたくさんのベルマークが集まりました。また、先日は、こつこつ集めたベルマークを直接学校まで届けてくださった方もいらっしゃいました。皆様のご協力がとてもありがたいです。
生徒が計画したことが実現し、成果を出せることは、生徒にとって大きな意味があると考えます。12月に、原信川崎店に集まったベルマークを一度回収する予定です。どれだけ集まっているか、楽しみです。お立ち寄りの際は、ぜひベルマークの収集にもご協力いただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
「いじめをしない、許さない」〜いじめ見逃しゼロスクール集会〜
新潟県では、いじめをなくすための「いじめ見逃しゼロ県民運動」の一環として、6月、11月を「いじめ見逃しゼロ強調月間」と位置付けています。これを踏まえて、当校学区の小学校と連携し、11月4日(火)に「いじめ見逃しゼロスクール集会」を行いました。阪之上小、川崎小、川崎東小、富曽亀小の6年生と当校1年生が、交流を通していじめについて考えました。
「悪口を聞かされた生徒が、その悪口を本人に伝える」動画を観て、誰が悪いのか、いじめを防ぐにはどうしたらよいのかについて話し合いました。小中学生ともに、「悪口を言う人が悪いけど、それを伝える人も悪い。」という意見が多くを占めました。また、「相手の気持ちを考えた言動をとっていくことが大事」という考えも多くありました。子どもたちは、このようなケースもいじめにつながり得ることを学び、新たな視点を得る時間となりました。
2・3年生も別時間に行い、いじめ撲滅宣言を唱和し、いじめをなくそうと全校生徒が誓いました。
今回は、学校生活でよくある事例をテーマに考えました。しかし、いじめにつながるものはこのようなケースばかりではありません。どのような場面でも、自分自身で判断する力が必要となります。子どもたちが、「いじめをしない、許さない」意識をもって学校生活を送れるよう、また、いじめ見逃しゼロスクール集会が単なる活動で終わらないよう指導し、見守っていきます。
夢に向かって
当校の卒業生2人が3週間の実習を行いました。学業中心の学生生活とはまた違った大変さを実感し、苦しい時もあったかと思います。しかし、毎週行った振り返りにおいて、「生徒とのコミュニケーションがまだ不足している。」「授業での補助発問に課題がある。」など、自身の現状から課題を見出し、その改善に向けて努める姿が印象的でした。指導担当職員の話では、生徒との接し方や授業での指示・発問、切り返しなど、週を追うごとによりよくなっていたとのこと。誠実に取り組む姿や一所懸命に取り組む姿など、一人のロールモデルとして実習に真摯に向き合う姿勢を生徒に見せた意義は大きいと考えます。職員にとってもよい刺激になりました。
夢に向かってがんばる先輩の姿を目の当たりにし、接してきた生徒。今日、明日は中間テストで、現在奮闘中です。自分の進路実現に向けて、結果だけでなく、過程を大切に努力を続けてもらいたいと思います。
進取〜気付き・考え・実行する〜
東大廊下は、通行するだけでなく、様々な用途で使われています。部活動で体育館が使えない時には練習の場として、また、休み時間に生徒を集めて簡単な連絡や打合せをする場としても使用します。たくさんの人が使用するため、それなりに汚れるのは仕方のないところです。しかし、日々の黙働(清掃)だけでは落としきれない汚れが蓄積されていくのです。
それに気付いたのが、3年生の男子生徒です。古くなり黒くなったワックスを落とすと、きれいな元の廊下の色が現われました。生徒たちは驚くと同時に、友達が磨いた所よりももっときれいにしようと活動を続けました。昼休みが終わる頃には、生徒が磨いた所はとてもきれいになりました。
生徒は、普段の生活の中から汚れが目立つことに気付き、どうするとみんなが気持ちよく生活できるかを考え、磨くという実行に移しました。もちろん、職員にお願いされたり指示されたりしたわけではありません。主体的に始めたのです。正に、「進取」の姿です。とてもすばらしい姿であると同時に、3年生としてその姿を示したことに感心します。廊下は広いため、今後も続くか見守っていきます。

