「+(プラス)」を目指した1年を振り返って(第3回)
<第3回>12月17日(金)昼休み:三役
1 1年間の振り返り 司会:1年間振り返って、どうでしたか?……楽しかった?苦しかった?二度としたくない? E :高校に行ってやるのもいいかも知れませんが、会長はもういいかなあ。……思っていたよりも大変なことが多かったです。いろいろ言われるし。でも、楽しかったこともあります。協力して一つのことに取り組めたことが楽しかったです。 司会: E さんはいろいろな人の意見に耳を傾けるいい生徒会長さんでした。意見を言ってもらえるリーダーは言ってもらえないリーダーよりも辛いことが多いでしょうが、そういうリーダーこそ、間違いなくいいリーダーです。 F :やっぱり楽しかったという思い出が多かったです。普通に生活しているだけでは味わえない経験やできごとがあったので、やってよかったという気持ちが強いです。 司会:経験できたことって何ですか? F :行事の運営や大勢の人をまとめること。なかなか経験できないことだと思うので、よかったです。 司会:嫌なこと無かったですか。 F :時間が取られることは大変でしたが、いろいろ経験もできたので無駄な時間じゃなかったです。 G :大変なこととか結構あったけれど、振り返ってみると楽しかったです。 司会:具体的言うと? G :上に立つわけだから責任があるし、運営面で自分たちで考えて作っていくわけだから大変でした。しかし、みんなが気にしないような裏の仕事が経験できて良かったです。 司会:裏の仕事って、会員には見えない仕事ってこと? G :はい。 H :私を中心にみんながいろいろなことを手伝ってくれました。私がこんなことやりたいなと思ったらみんなが力を貸してくれました。 司会:やりたいなと思ったことって? H : 朝、くじを引いた相手に、その日のうちに挨拶に行く、という挨拶運動。 司会:あー、あれねー。あれ、ワクワク・ドキドキしてよかったよねー。毎日の学校生活に、あーいうワクワク・ドキドキする活動があると楽しいよね。しかも、最後に、人とつながった喜びが味わえる!……みんなの評判、どうだった? H :もっとやりたい、という声がありました。 司会:なぜみんなHさんに協力したんですか? F :がんばっていたから。 司会:誰が? F : H さんが。 F : H さんが朝挨拶を元気よくしていたり、朝会で指示出したりしていてがんばっていたから。 (みんなうなずく。) H :ありがとうございます。 2 「+(プラス)」は達成されたか? 司会:「+(プラス)」の達成度、5段階で評価するとどう? 全員:4。 司会:その心は? E :「縦・横のつながり」は、今まで以上に深められたのがよかったです。でも、もっと新しいことをすればよかったです。 司会:謙虚ですね。 F :去年よりも「縦・横のつながり」が深まったけれど、新しいことを更にプラスできれば5だった。 司会:個人的に後輩とつながった実感はある? F :サッカー部の1年生とは廊下ですれ違ったときに挨拶したり話したりするようになりました。体育祭の応援団をやったときも2年生とつながれたんじゃないかと思いました。 G :事務局のKちゃんとYちゃんとは一緒に活動していく中で仲良くなれました。 司会:「横のつながり」が深まった証拠ある? E :自分の学年(3年生)だと、男女のつながりが深まった気がします。 司会:なぜ男女のつながりが深まったの? G :中学校生活最後の今年、中心になっていろいろな活動をしてきましたが、まず、リーダー同士がつながって、それが、みんなに広がっていったからじゃないかと思います。 司会:他には? F :コロナで会えない時間があったので、久しぶりに会うと嬉しさがあったのではないかな、と思います。 司会:人間同士だから、べったりし過ぎるといろいろ嫌なところが見えてくるけれど、少し距離を置く時間があったこともよかった、ということかな?……大人もそうだよ。私も、いつも一緒にいる妻と時々夫婦げんかをします! 全員:(笑) 3 (ちょっと早いが、)1・2年生に言い残したいこと H :自分たちのやりたいことを全部やって欲しい。( G さんもうなずいていました。) E :もっと全校を巻き込んで「縦・横のつながり」を深めて欲しいです。 司会:なるほど。なんかいい方法ある? F :球技大会でチーム編成をごっちゃにする! 司会:どういうこと? F :同学年同士だけでなく異学年も混じってチームを作る! 司会:男女混合もあるね。 ★ 新たな伝統をプラスした3年生の生徒会リーダー。「経験」が「言葉」に“真実味と力”を与えていました。 「+(プラス)」を目指した1年を振り返って(第2回)
<第2回>12月16日(木)放課後:事務局
1 1年間の振り返り 司会:1年間振り返って、どうでしたか? A :普通に大変だったけれど、思ったより楽しかったです。 司会:何が大変でしたか? A :生徒朝会で、事務局が「山手線ゲーム」を企画したのですが、それを考えるのが大変でした。 司会:楽しかったことは? A :プラス班とかでみんなでかかわれたり、体育祭とかで自分たちが決めた目標に向かって活動したりしたのが楽しかったです。 司会:実際誰かと仲良くなった? A :「+(プラス)」班の中のみんなと仲良くなれました。例えば、Tさん。 C :私はYちゃん。 A :私はKちゃん。 司会: B さんはいかがですか。……もう二度としたくない、とか思っていない? B :いえ、何ならもう一年やりたいです。……この生徒会メンバーだからよかったです。……企画とかするときにみんなで話し合ったのですが、その話合いも楽しかったし、準備・作業する過程もよかったです。 司会:大変なことは無かったですか? B :無かったです。 C :私は楽しかったです。とにかく。……一瞬で終わりました。 司会:一瞬だった人? (全員挙手) 司会:楽しかったから一瞬だったんだ。……何が楽しかった? C :生徒会室で体育祭が成功するように考えたり、生徒朝会の企画を考えたり、みんなで意見を出し合ったりするのが楽しかったです。 D :私は、これまでリーダー経験が無くて、最初は、自分ができるか不安だったんですけれど、やっていくうちに事務局のみんなと楽しく準備できたので楽しかったです。 司会:一番楽しかったのは何? D :みんなで協力して体育祭の準備活動をした結果、成功して楽しかったです。 司会:体育祭、去年とどう違いましたか? C :小道具が進化しました。ずっと、うちわとペットボトルしか使っていなかったんですけれど。 D :今までは模範みたいな物、これとこれ、という限定があったんですけれど、どこまでならいいのか、先生方を問い詰めて(笑)、そのギリギリまでいいものを作ろうとしました。 司会:小道具、両方ともすごかったですね。自由度が広がると発想も豊かになるんだね。 2 「+(プラス)」は達成されたか? 司会:「+(プラス)」は達成されましたか? A :体育祭で応援リーダーが他学年を教えていました。そこで縦と横がつながったと思うし、「+(プラス)」班の活動が増えてもっと仲良くなったと思います。 司会:班編成、何か工夫があったんですか? C :一班の人数を減らして班の数を増やしました。 司会:なぜ人数を少なくしたのですか? D :その方がいろいろな人が話しやすいからです! 司会:それ、誰が考えました? 全員:みんなで。 B :誰かの公約にもあったんです。 司会:「+(プラス)」というスローガンにしてどうでした? C :よかったです。 司会:なぜ? C :「+(プラス)」は分かり易い。何かをプラスすること、縦と横のつながり、がすぐイメージできます。説明しなくても。 司会:みんながすぐ“何を目指しているか”が分かり易いキャッチフレーズでしたね。そのお陰で、生徒同士だけでなく、私たち教師も共有させてもらえました。生徒は生徒、教師は教師では無く、生徒と教師とが共に同じ目標の実現を目指していました。 3 (ちょっと早いが、)1・2年生に言い残したいこと D :今までの活動だけでなく、新しい活動をたくさん実践して欲しいです。 C :「縦・横のつながり」ができてきているけれど、まだ全部が仲良くなっているわけではないから、そこは工夫して、もっと仲良くなって欲しい。 B :楽しかったことは来年度もして欲しいし、その中で不満とかがあったら、自分たちに遠慮せず変えていって欲しい。 A :私たちのいいところはそのまま続けてもらいたいし、不満があったら、今までのやり方にとらわれないで自由にやって欲しいです。 「+(プラス)」を目指した1年を振り返って(第1回)
<第1回> 12月15日(水)放課後:生徒活動委員長
1 1年間の振り返り 司会:1年間振り返って、どうでしたか? 学習:仕事が多く忘れないようにしなければならないことが大変でした。 司会:どんな仕事があったのですか? 学習:掲示物を貼る仕事が増えました。また、放送でその連絡をすることも多くなり、大変でした。 体育:委員長になって、委員長が見えないところでやっていた仕事が分かり大変でした。 司会:その立場にならないと分からないことってあるよね。 健康:去年委員をやって、今年委員長をやって、委員会をする前に、担当の先生などに「今回の委員会はどうすればいい?」と結構聞かれて、アイディアを考える立場になって難しかったです。 放送:3年間で1回もやったことのない委員会だったので、大変でした。最初から何も分からない。委員としての仕事、委員長としての仕事、両方ありました。 司会:委員をしないで委員長をやった、ってことですよね。……不安だったでしょう。 放送:めっちゃ不安でした。 ボラ:誰がどの役をするのかも全部正副委員長で考えて難しなあと思いました。 2 信優会スローガン「+(プラス)」の受け止めと取組 司会:「+(プラス)」をどう受け止めて、どんなことをしましたか? ボラ:「縦・横のつながり」を強化するのが目的だったので、そのためにクイズ大会をしました。生徒会長のおじいちゃんの名前を当てるような。 放送:「縦・横のつながり」を去年よりも深めるために、イベントはまだやっていないけれど、当番の組合せを学年関係無しにしました。 健康:生徒朝会でクイズ大会をやりました。全学年で一緒に準備しました。 司会:特にコロナで大変だったことはないですか。 健康:マスクをしない人がいることです。 体育:去年は球技大会だけだったんですけど、今年は球技大会だけでなく、「バドミントン王は誰だ?」というイベントを考えてやりました。また、体育館の見回りを違う学年同士で組んでやりました。 司会:ボールの使用のきまりを守ってもらうための見守りでしたっけ? 体育:夏場は体育館の窓開け。体育館ではチャイムが聞き取りにくいので、ピーと笛を鳴らしました。 学習:委員会企画で、協力しないとできない「なぞとれ」をしました。学習委員会は、委員会の中で「縦・横のつながり」を深めるというのができなかったので、来年度はやって欲しい。 司会:みんな力を合わせないと解決できない、協力せざるを得ない活動・課題を設定したんですね。 3 今年度の生徒会の良さ 司会:今年度の生徒会で良かったことは何ですか? 学習:「RIP(リップ)」班から「+(プラス)」班に変えて、班の中の人数を減らしたことです。 司会:人数が少ないと喋りやすいですものね。 体育:生徒朝会の回数も増えました。 放送:委員会企画の回数も増えました。 司会:いずれも、昨年度はコロナで中止することが多かったですものね。 放送:体育祭で、最後、青団と赤団と輪になって“アゲアゲホイホイ”をやったこと。毎年、青団と赤団とは敵って感じだったけれど、今年はみんなで協力してできました。 司会:ノーサイドってことですね。 司会:私は体育祭の前に2年A組に拉致されました。2階のホールに行ったら、Kさんに呼ばれて「校長先生、『もういっちょー!』と言ってください。」と言われました。2年A組の教室に行くと、みんなが満面の笑顔で「アゲアゲホイホイ」を連呼していました。3年生がそういう雰囲気・盛り上がりを促していったんですよ。 司会:私自身がいいなあ、と思ったのは、リーダーが威張っていないこと。3年生のリーダーは、指示を聞いてくれた1・2年生に感謝していたよね。なんて謙虚なリーダーだろうと思っていました。 4 学校生活を楽しむ3年生 司会:4月に行った調査では、学校が楽しいという3年生が全国平均・全県平均よりも多いのですが、なぜでしょうか? 体育:一小一中だから絆が深い。……人数も多いし。 放送:自分たちで楽しむ方法を考えて編み出している。 司会:誰が? 放送:全員が。……学年レクで普通中学生はしない鬼ごっこをやっている。 5 来年度、1・2年生に頑張って欲しいこと 司会:みんなが楽しく居心地の良い学校にするために、1・2年生に残したい言葉は何ですか? ボラ:体育祭・与中祭とかの行事は楽しむことも大事だけれど、授業など、大事なときには集中する、というように、メリハリを付けて生活して欲しいです。 体育:今まで以上に頑張って欲しいです。いいところは残して、どんどん活動を増やして欲しいです。 放送:今までやってきた活動でいいところはそのまま続けていいけれど、自分がちょっとおかしいな、これはあまり意味が無いかな、と思ったことは、率先して変えていって欲しい。 司会:今までやってきたことをそのままやるのではなくて、自分の頭で考えてやれ、ってことですね。 健康:みんな、一人一人、こうしたいという意見を持って、生徒会でも行事でも、続けるべきものは続けていって欲しいし、持っている意見を出して欲しい。 学習:新しいことに挑戦していって欲しい。 司会:新会長が、「縦・横のつながり」の中で更に「認め合うこと」を大切にしたいと言っていたしね。 |