在校生代表による「送ることば(送辞)」
厳しい冬の寒さもやわらぎ、春の訪れが感じられる季節となりました。この春の良き日に、与板中学校を卒業される43名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。在校生を代表し、心よりお祝い申し上げます。
私たち後輩のお手本となり、優しく笑顔で接してくださった先輩方。委員会活動や部活動、体育祭などの行事では、全校の中心となって私たちを導いてくださいました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 体育祭では、『奮×結=飛耀』のスローガンのもと、赤団と青団が一致団結し、競い合った、良い一日になりました。各軍団のリーダーが中心となり、全校で素晴らしい競技、応援、パネル、Tシャツ、小道具を作り上げました。どの場面でも、3年生の皆さんが積極的にリードしてくださいました。そのような姿を見て、私たちも気持ちが高まり、体育祭を楽しむことができました。 委員会活動では、日常活動に加え、さらに与中を良くしようと、1年生から3年生全員が協力して活動してきました。そして、それをまとめてきたのも3年生の皆さんでした。時には、悩みなどもあったと思いますが、お互いに協力し合って、委員としての役割を果たした皆さんを、私たちも見習いたいと思います。 部活動でも、たくさんのことを教えていただきました。私が所属していた吹奏楽部では、楽器の技術や基礎知識だけでなく、挨拶や礼節面も教えていただきました。後輩である私たちの成長を温かく見守って、アドバイスをくださり、私たち1、2年生を支えてくださいました。また、部活動だけでなく、学校生活のあらゆる面で、3年生の後ろ姿は、後輩の私たちにとって、とても大きな存在でした。 1年生は1年間、2年生は2年間、3年生の皆さんと学校生活を共に過ごしてきました。常に私たちをリードしてくださり、与板中学校のお手本であったのは、3年生の皆さんでした。そのような皆さんが卒業してしまうことに、私たちは寂しさとともに、不安も感じます。 けれども、4月からは、1年生は先輩となり、私たち2年生は最上級生になります。今日まで引っ張ってくださった3年生の皆さんが、安心して卒業して行けるよう、先輩として、最上級生としての自覚をもち、良き伝統を受け継ぎ、より素晴らしい与板中学校を作り上げていきます。 皆さんは、4月から別々の、新しい道に進むことになります。楽しいことだけでなく、時には壁にぶつかることもあるでしょう。そのような時は、与板中学校で学んだことや思い出を糧に、頑張ってください。在校生一同、応援しています。 最後に、卒業生の皆さんのご健康とご活躍を心からお祈りし、『送ることば』といたします。 |