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9月の学校長講話

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 9月13日(金)は、中秋の名月でした。この3連休中も、夜空に浮かぶ月が丸く、鮮やかに輝いていましたが、夜、空を見上げた人もいるかもしれません。

 おおぞらギャラリーも、「お月見」をテーマにして、月の下にススキが揺れていて、うさきがたくさん群れています。

 先週木曜日に期末テストが終わり、1学期も残り15日間となりました。昨日までの三連休でも新人戦に向けて各部が練習試合、大会、記録会に精力的に取り組んでいました。

私も、男子バレーボール部、男子バスケットボール部、陸上競技部、そして野球部の生徒たちの姿を応援に回らせてもらいました。

 さて、一年間の学校生活も、1学期の終わりを迎えつつある今、マラソンであれば「折り返し地点」を迎えています。

 現状に満足せず、あるいは現状でよしとせずに、さらに「ステップアップ」を目指す9月そして10月にしてほしいと思います。
 
 8月末の体育祭からあっという間に時間が過ぎました。今年の体育祭では、3年生が中心となって全校生徒を引っ張ってくれて、スローガンどおり「力戦に次ぐ力戦、奮闘につぐ奮闘」でした。

 競技種目を棒倒しから騎馬戦に変えたり、衣装の規模も縮小するなどに取り組んでくれたおかげで、昨年度までの体育祭とは違う「宮内中学校の新たな体育祭」を実現してくれました。
 2年生、1年生には、今年の3年生にように、これまでの内容をただ維持しようとするだけでなく、もっとよいものにするために、「何を変えることができるか」「何を減らすができるか」という視点を大切にしてほしいと思います。

 選手宣誓でのことばのとおり、全員で輝いていて、迫力ある動きがあり、勇ましさややさしさが感じられた体育祭でした。

 閉会式では、感動や歓声、笑顔や涙、歓喜やあたたかな拍手があり、全校生徒の満足そうな表情が印象てきでした。

 すこし写真で振り返りながら、来年度は体育祭のリーダーが期待される2年生の感想を紹介しますので、聞いてください。

〇全校生徒をリードする3年生の姿はとてもかっこよかったです。1年後にはそういう姿になれるようにこれからの日常生活も頑張りたいです。

〇みんなが軍のために一生懸命に練習する姿を見て、自分ももっとがんばって軍の力になりたいと思いました。

〇私はダンスが苦手で覚えるのに苦労しましたが、先輩方や応援リーダーから教えてもらい完璧にすることができました。

 私は、8月の全校朝会で「最高の大舞台での活躍を目指そう」とみなさんにメッセージを送りましたが、体育祭は、全校のみなさんが力を結集して、すばらしい大活躍を目指し観客に笑顔と感動を届けてくれたすばらしいステージでした。

 また、体育祭から今日までの間にも、9月7日(土)には西関東吹奏楽コンクールが見事に金賞を受賞。宮内中学校吹奏楽部が大舞台で大活躍をして、宮内中として初の西関東大会での快挙をなしとげてくれました。

 また、先週木曜日の新人大会激励会では、運動部各部の部長さんがこれから開催される
新人大会という大舞台での活躍に向けて決意を述べてくれました。

 選手のみなさんには、552名全員の声援を勇気に変えて、大会でも活躍してほしいです。9月13日金曜日の新人水泳大会でも持てる力を大いに発揮してくれました。

 これまでの、そしてこれからの大舞台では、
 「がんばった分だけ、よろこびや感動も大きい」し、「がんばった分だけ、くやしさや悲しさも大きい」ことと思います。

 ですが、頑張れる原動力は、あなたたち自身が「夢」や「目標」をしっかり持っているからだと思います。

 ここで今年の4月に行われた全国の中学3年生が実施した「全国学力・学習状況調査」の結果をみてください。

 「将来の夢や目標を持っている」という割合では、宮内中3年生の割合が新潟県全体の3年生の割合と比べても高いことがわかります。

 「難しいことでも挑戦している」という割合でも、宮内中3年生の割合は、日本全体の3年生の割合と比べて高いことがわかります。
 では、つい先日終了した定期テストでも「難しいことに挑戦できた」でしょうか。

 定期テスト当日には、あるクラスにつぎのような言葉が掲げられていました。
 そして、「あきらめずにがんばれ」というメッセージも書いてありました。

 テスト勉強でも大事なことは、
 集中力や、学習時間、そして毎日の授業にどれだけ真剣に取り組んでいるかです。

 これらが表現力や理解力、思考力となり、その結果として高い「学力」や「知力」が身についてきます。

 ですが、集中力や授業での真剣さは、客観的に数値で表せませんので、「学習時間」でみんながどれだけがんばったかを調査したのが、今回の定期テスト期間の家庭学習量調査でした。

 各学年の9月6日からの六日間の学習時間の平均値を表してみました。どの学年もテストが近づくにつれて学習量が増えています。

 また、各学年でいちばん学習量が多かったクラスの特徴をみると
 一年生では、直前の日曜日に一人平均7時間の家庭学習時間
 二年生では、土日両日、一人平均6時間以上の家庭学習時間
 三年生でも、テスト前日には、一日目も二日目も一人5時間の家庭学習時間です。

 テスト期間には、もちろんしっかり学習に取り組んでいますが、宮内中生の大きな課題は、テスト期間以外の平日の学習です。
 7月頃に学習アンケートを実施していますが、その結果が次のとおりです。
 「平日の学習」を見ると、受験生の3年生は、毎日2時間以上学習する割合がとても多いです。しかし、2〜3年生には、毎日の学習量が1時間以下という割合もたいへん多いです。毎日1時間以上学習する割合だけを見れば、1年生が2・3年生以上にがんばって家庭学習に取り組んでいるようです。

 学習をすることは興味や関心を広げもしますし、あなた自身の限界に挑戦する作業でもあります。

 中学校生活は、生徒一人一人がいろいろな学習活動を通して、興味・関心を広げたり、自分の限界に挑戦したりする日々でもあります。

 宮内中学校の教育期は「構築期」「充実期」を経て、今は「開発期」です。今後の探究期へとつながっていきます。
 今の「開発期」の一番のキーワードは、「自分の可能性を広げ」「自分のレベルを高めていく」ことです。

 9月のこれからの日々では、2年生は職場体験に三日間でかけます。1年生も「地域探検」に出かけます。3年生は「学習の確認」テストが控えています。

 また、10月には、新人大会、中越地区駅伝大会、そして合唱コンクールもあります。

 日暮れが早くなり、季節が大きく変化してきましたが、今は、一年間の折り返し地点です。
 「現状でよし」とせず、あるいは早くも「あきらめてしまう」こともないように
自分のプラスの面やマイナスの面をそのままにせず、プラスの面を一層伸ばし、マイナスの面を改善していく努力をかさねてください。

 そのためにも、体育祭を成功に向けてがんばった「パワー」を、これから「自分の可能性」を広げていいくことに注いでほしいです。

 これからの1学期の残り15日も、あなたの可能性を広げ、限界に挑戦する日々にしてください。















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