【みんなみんなみんな旭の子(その9 数学科Kより「冒険のすすめ」)】
みなさん、元気にお過ごしですか?突然の長い春休み。戸惑いもあるかもしれませんが、考え方をチェンジすれば、チャンスもいっぱい。「ぼんやり」する最高のチャンスです!
私は少女の頃、超ぼんやり少女でした。良く言えば想像力が豊かな子。言葉を替えれば、爆走妄想少女。暇さえあれば、私は宇宙人のプリンセス。夜になると、貨物列車(宇宙船ではなく)に乗って、宇宙人が迎えに来る。息を止めていれば、私の存在には気づかれない(勝手に決めたルール)。家のそばに線路があり、その線路を貨物列車が通るたび、真剣に息を止めていたかわいい私。 その私の想像力が開花したのは、中学2年生の夏休みの宿題。「物語をつくろう!」原稿用紙5枚が規定でしたが、私の想像力は止められず、何と、原稿用紙200枚の超大作を書き上げてしまいました。しかも、まさかの推理小説!その後、アガサクリスティの「オリエント急行殺人事件」を読んで、探偵以外のみんなが○○!という、構成が同じだったことに驚き、身の程知らずの私は「真似された!」と言い放っておりました。 ゲームなどの娯楽は何もなく、家から水着を着たまま、ビーサンで海まで通う夏休みに、ちょっとした冒険が加わったような、きらきらした思い出です。夢中になって書いたあの時の楽しさが今も私の中の原動力となっているような気がします。 自分の可能性を信じること。そのエネルギーは莫大です。今だからこそできる、何かがあるはずです。今度会えた時、お互いの冒険話を語り合いたいですね。 |
|