3月4日卒業式 送れなかった在校生代表の「送る言葉」
暖かく雪のない冬が終わり、穏やかな日差しとともに春の訪れを感じられるようになってきました。卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。
今日、皆さんはこの旭岡中学校で過ごしてきた三年間を、それぞれの思いで振り返られていることと思います。 皆さんはどんなときも、旭岡中学校の最上級生として、私たちをリードしてくださいました。そんな皆さんの姿は、私たちにとっての憧れ・目標であり、その姿からたくさんのことを学ばせていただきました。 各軍が学年の壁を越え、全力を出し切り戦った大運動会。全員が協力し、熱気あふれるものとなりました。各軍での応援練習では、私たちに分かりやすく教えてくださいました。そして、いつでも笑顔で声をかけ、私たちを盛り上げてくださいました。本番では、軍の仲間のために、一生懸命応援している姿や、最後に全校応援で各軍の健闘をたたえ合い、心を一つにして運動会を終えられたことがとても印象に残っています。 合唱コンクールでは、「“声と声”共に響かせる感動の嵐」のスローガンのもと、皆さんの混声四部の美しい歌声がホールいっぱいに響き渡りました。皆さんの歌声は、私たちの合唱とは比べものにならないほど美しく、誰もが魅了され、感動の嵐が巻き起こりました。ステージ上で美しいハーモニーを響かせ、真剣に、しかも、のびのびと歌う皆さんの姿は、私たちがこれから目指していくべき姿だと感じました。 ASC(旭岡中生徒会)活動では、皆さんはそれぞれの委員会で旭岡中学校のリーダーとして、責任をもって取り組まれました。今年度、私も書記として活動してきた執行部では、今年度から意見箱を設置し、全校からの意見を取り入れながら活動を進めてきました。また、朝の挨拶運動では、各クラスを回って挨拶する活動も行い、全校の挨拶がさらに良くなったと感じました。いろいろなアイデアを出し、それらを実行してくださったことで、ASC活動が充実したものになったのだと思います。ASC活動は、目立たず地道なものが多いですが、皆さんが日々の活動をしっかりと続けてくださり、今の過ごしやすく響き合う旭岡中学校があるのだと感じています。 部活動では、技術だけでなく礼儀やマナーなど、たくさんのことを学ばせていただきました。皆さんの常に上を目指し挑戦し続ける姿は、私たちの憧れでした。また、皆さんが旭岡中学校の代表として残された成績の数々は、私たちのこれからの目標です。いつか必ず、皆さんを超えられるよう頑張ります。 こうして振り返ってみると、これまで皆さんが全校のリーダーとして、様々な場面で私たちを引っ張ってくださった姿が思い出されます。私たちを常にまとめてくださった皆さんがいなくなってしまうことに不安がたくさんあります。しかし、来年度は私たちが旭岡中学校を引き継ぎ、盛り上げていく番です。皆さんから学んだたくさんのことを胸に刻み、新しい旭岡中学校を創っていきます。そして、皆さんが築き上げてくださった旭岡中学校をさらに発展させることができるよう、常に努力していきます。 今日、卒業を迎えられ、新たなステージへと歩み出される皆さん。そこには、辛いことや苦しいことなど、数々の困難があると思います。でも、私たちは「みんな みんな 旭の子」です。そんなときは、旭岡中学校で過ごした日々を思い出し、皆さんらしく、明るく前へ進んでください。皆さんなら、どんな困難があっても乗り越えられると信じています。 最後に、卒業生の皆さん、今まで本当にありがとうございました。在校生一同、皆さんのこれからの御活躍を心からお祈り申し上げ、送る言葉といたします。 |
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