【みんなみんなみんな旭の子(その5 社会科Tより「減るもの 増えるもの」)】
皆さんの3〜4倍も世の中を生きていると、分かってくることがあります。年をとるということは、残念ながら自分の可能性が減っていくことです。けれども、可能性が減っていくというのは、可能性の限界を知り、あきらめることだけではありません。可能性の減少の代わりに経験と知識を交換していけるのです。そして、集中すべき目標を絞り込んでいくのです。経験が浅く、まだ若い中学生が、完璧で失敗しないなんてことはないんです。あらゆることが可能だと思っている中学生は、失敗し悩み、悲しむ方が似合っています。完璧とか失敗しないとかいう人間は、人生に不可能なことがあると知っている大人だけのものです。そして、そんな大人も失敗します……。
ただし、失敗を少なくすることはできますよ。それは歴史を学ぶことです。あなたたちが近い将来直面する壁や困難において、「どういった場面では、どう考えて、どう行動すれば良いのか、してはいけないのか」について参考にすることが可能です。だから、社会科は大事なんです!社会科を学びましょうね!そして本を読みましょうね!あー社会科教師らしいオチが付きましたね。 |
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