本日(12月2日(木))は人権講話が行われました。1年生は2限、2年生は3限、3年生は4限に開催されました。長岡人権擁護委員協議会から人権擁護委員6名の皆様と「人KENまもる君」「人KENあゆみちゃん」からお越しいただき、発達段階に応じた内容でお話を頂きました。
「リスペクトアザース」は平成24年度の全国中学生人権作文コンテストで、法務大臣賞をとった鎌倉市の中学生による作文の題名です。作者は日本人の親の元、アメリカのサンディエゴで生まれ、10 歳まで過ごした経験を元にこの作文を書いています。人間関係のトラブルがあった時、先生が必ず言った“Respect Others”という言葉は、「行為」自体を注意するのではなく、その元となった「根本の考え方」を問題にしている、と筆者は書いています。人は日々、多くの人との関わりの中で生活しています。そして誰もが「安心して」「豊かに」「自分らしく」生きる権利をもっています。その権利は誰にも犯されることはありません。しかし、その権利はまた時としてぶつかり合います。そんな時にも多数が少数を排除したり、攻撃したりするのではなく、互いに相手のことを理解し、尊重し合うことが大切なのです。人の心のしなやかさはみな違います。野球のボールのような固い心をもっている人もいれば、風船のような柔らかな心をもっている人もいます。「どちらがよい」というのではなく「どちらにもよさがある」と考えること。それがお互いを大切にし、人権を守ることにつながるのです。
この作文は、こう締めくくられています。「同じ人間は一人もいない。人と違っていることがまたその人の個性である。違う点だけでなく、うまくいったこと、できなくても努力していくことなどを尊重し合っていくことができれば、もっと素晴らしい社会になっていくと思う。」と。
西中学校の校訓「互尊獨尊」と真にシンクロしています。「リスペクトアザース」「互尊獨尊」どちらも大切にしていきたいキーワードです。
【人権啓発ビデオ「わたしたちの声 3人の物語」リスペクト アザース】