学校の前庭にあるハナミズキが5月上旬頃に見頃を迎えていました。
校長室からとてもよく見えていて、きれいだなあと眺めていました。
あいにくの休校中でしたが、ぜひ生徒にも咲いているうちに見てほしい
と思っていたのですが、分散登校も始まり、ようやく花の時期に間に合
いました。
ハナミズキは生徒玄関に向かって右側に、白と薄紅色の2つが並んで立
っています。
「薄紅色のハナミズキ」を眺めているうちに、その昔、流行した一青窈
(ひととよう)さんの『ハナミズキ』を思わずくちずさんでしまいます。
最近までこの歌は恋愛の歌だと思っていました。しかし、その由来を
調べてみると、実はこの歌は「友情」がテーマだったのです。
一青窈さんが歌をつくった当時、アメリカで同時多発テロ事件が発生し
ました。事件の起こった世界貿易センターは、ニューヨークにありまし
た。一青窈さんは、ニューヨークに住む大切な友人を心配してつくった
歌がこの『ハナミズキ』でした。「百年続いてほしい」と願ったのは、
彼女との友情であり、そして世界の平和だったのです。
事件の起こった2001年9月11日も、そして現在も、世界は大きな危機
を迎えています。校長室から見えるハナミズキを眺めながら、安心して
生活できる「日常」の大切さ、そして平和の尊さをかみしめています。
【参考】ウイキペディア 「ハナミズキ (曲)」