給食だより12月号です
いよいよ今年もあとひと月となりました。
12月の給食は、地場産のれんこんを使ったメニューが3回予定されています。旬のれんこんがいろいろな料理で登場する「れんこんまつり」、楽しみです。 前庭の銀杏がきれいに紅葉し、青空の中、風に吹かれて舞っています。 次から次へと落ちる黄色い葉に、冬の訪れが近いことを感じます。 12月に入ると一層寒くなりますが、栄養満点の給食をいただき、寒さに負けず過ごしたいですね。 給食だより12月号はこちらから みんな笑顔で楽しく運動〜3年生
スマイル学年の子どもたちは、体を動かすのが大好きです。昼休みになると、多くの子どもたちがグラウンドや体育館に向かい、様々な運動遊びを楽しんでいます。また、体育の時間には楽しそうな声と笑顔が場に広がっていて、みんなが全力で運動を楽しんでいる様子が見られます。
運動の楽しさは、勝ち負けや高度な技能を身に付けることだけではありません。運動そのものに楽しさを見出したり、仲間と協力することを楽しんだり、自分なりの上達や伸びを喜んだりと、いろいろな楽しさの感じ方があります。 体育の学習では、一人一人が運動の楽しさを感じることができるように、いろいろな目標を設定しています。ハンドボールの学習では、子どもたちのアイディアから、チームの全員がボールに触れながらプレーするルールや、みんなで協力して得点するための作戦が次々に生まれました。 器械運動では、グループの友達と試行錯誤しながら技の練習に取り組み、技のコツを共有したり、個人の成長をみんなで喜び合ったりしています。 スマイル学年の子どもたちは、「運動が得意な子も得意でない子も、みんなが運動を楽しむ」という考え方をもっています。そう考えるようになったのは、パラスポーツについて学習していることも関係しているように思います。 現在、パラスポーツの魅力を文章にまとめる学習をしてますが、どのグループからも「いろいろな人が楽しむことができる」というキーワードが挙げられました。どんな運動をするときも、自分だけでなくみんなが楽しめることを意識している子どもたちはすばらしいと思います。 歌と身体はつながっている〜4年生朝日酒造の酒造り唄の中の一曲「もとすり唄」という労作唄をもとにして,子どもが文句(歌詞)を考えた労作唄を,普段の生活の中に生かしていこうとする態度を養うことを目指した題材でした。 学習の3時間目までに,「自分たちの文句(歌詞)でも,仕事唄もつくってみたい」という思いが子どもに生まれ,4時間目にはもとすり唄が使えそうな仕事を選んだり,その仕事をするための文句(歌詞)をつくったりしました。仕事に合う文句や自分の好きなスポーツのこと,レインボー学年の紹介を自由に唄にしながら楽しむ様子が印象的でした。 そして,5時間目に「うたってみんなでよい仕事」に取り組みました。 子どもは,つくった仕事唄を歌いながらモップ掛けをしたり,雑巾がけをしたりしました。仕事をしながら,唄の拍感と仕事の動きの関係を考える様子や皆で同じ動きをすることのよさに気付く姿がありました。マット運びなどは,どうしても拍感が合わず,うまくいかなかった様子もありましたが,「だからこそ『わっしょいわっしょい』という掛け声がいいのだな」という学びに繋げる様子も見られました。また,仕事唄と雑巾がけの様子を見た仲間が,「もう少し力を入れて雑巾がけをするわけだから,もっとゆっくりとした拍で拭くといいよ」と,唄と仕事の関係についてアドバイスをする場面もありました。 子どもが,拍と動きの関係を捉え,表現に繋げようと志向する姿が随所に見られた1時間となりました。 きらめき村会議!〜2年生もっといいおまねき会になるようにと、プレゼントの工夫を話合いました。 「輪投げや的当て、パチンコで点が高かった人にプレゼントあげたら盛り上がる」という意見と、「みんなにあげないとかわいそう」という意見が出て、話し合いました。 「A賞とB賞に分けるといいんじゃない?」、「点が高かった人にはA賞で、点が足りなくてもB賞をあげよう」ということになり、輪投げ50点以上、的当て70点以上、パチンコ30点以上と基準を作って、それぞれA賞のプラバンでのキーホルダーやどんぐりアート、B賞の折り紙を作りました。 人数が多いこともあり、当日の朝まで準備を重ねました。話合い、お互いの意見を尊重しながら建設的な妥協点や「その手があったか」というブレイクスルーを生み出しています。思いや願いを実現するための話合いを重ねていきたいと思います。 「みんなえがお」の学校生活に向けて
11月29日(金)の8:20〜8:50に、「表町小いじめ見逃しゼロスクール集会」を行います。
子どもたちが主体となって、6年生の提案をもとに全校がいじめについて考える集会です。「いじめ防止」や「いじめを見逃さない」ことについて具体的な場面を想定して、どう行動したらよいかを考えていきます。お時間がありましたら、ぜひご参観ください。場所は体育館です。 これを契機として、各学級でもいじめについてみんなでじっくりと考えていきます。 写真は町校班読書の様子です。 町校班ごとに分かれ、6年生が下級生に本の読み聞かせをしてくれました。1年生から6年生までみんなで、本の世界を楽しみました。 I like red!〜1年生1年生は外国語活動を公開しました。子どもたちは、元気よく英語で自分のことを話したり、色の英語表現をリズムよく繰り返したりしながら英語表現に親しみました。 「Beautiful butterfly」という絵本の読み聞かせでは、英語を聞きながら物語の内容を想像し、自分の考えを発表しながら絵本の世界を楽しんでいました。 その後は、その絵本を参考に自分たちのオリジナル絵本作りに挑戦しました。班の友達と好きな色を決め、その色の食べ物をいろいろと考えました。考えた食べ物の英語表現を参観に来ていた他の英語の先生方に教えてもらって、新しい英語表現に出会いました。 参観に来ていた皆さんからは、「子どもたちが自ら英語を学ぼうとしている姿が印象的でした」「全員が積極的に発言したり、楽しそうに授業に取り組んでいました。グループ活動にも取り組めている様子に春からの成長を感じました」と、子どもたちの頑張りを認めていただきました。 また、授業後の協議会では、参観していた先生から、班の友達と話し合う時に「どの色がいいと思う?理由も一緒に発表していって」と、自分たちで話合いを組み立てている姿があったことを話題にしていただきました。「1年生なのに驚いた」と話されていました。 これまで「わっパーク会議」で繰り返し話合い活動を続けてきた成果がそうした形でも表れているのかなと嬉しく思いました。改めてミラとクルの存在に感謝です。 いよいよ明日が本番です〜4年生18日には,ノラネコメイクの指導をしていただきました。 講師の方から、「ものすごく濃いメイクをしている人が近づくと,尻込みしちゃうとするでしょ。その距離って,濃いメイクの人の目鼻立ちを丁度よく認識できる距離ってこと。」というお話を聞いて,「なるほど」とうなずく様子が見られました。どの子どももステージからネコに見せようと,丁寧にメイクをしていました。 19日には,リリックホールでリハーサルを行いました。初めてのシアターのステージに緊張しながらも,一生懸命ミュージカルに取り組んでいました。 リハーサルには講師の方々だけでなく、リリックホールのスタッフの方々にも照明や機材関係のご協力をいただきました。ミュージカルを通し,本当に多くの方々に出会って、たくさんのご協力をいただいていることを感じています。 明日の本番、精一杯楽しみ、がんばります! 一般公開授業を終えて〜6年生
14日に行われた一般公開授業の外国語では、国語の授業「町のよさを伝えるパンフレットを作ろう」の学習と繋げ、私たちの住む長岡のよさをオーストラリアのバディに伝えようと練習する場面を公開しました。
パソコン室と多目的室をSkypeで繋ぎ、うまく伝わるように練習をしたり、実際にオーストラリアのカースティ先生とSkypeで交流してアドバイスをもらったりしました。カースティ先生に伝えた子どもたちは「とても緊張したけれど、大きな声で言うようにしたよ」と嬉しそうに話していました。 周りで見ていた子も「英語の伝え方がとても上手でした。大きくジェスチャーを入れ、はっきり英語を話すようにぼくも頑張りたいです。」と振り返っていました。 一般公開授業は4月からの子どもたちの頑張りを多くの方に見ていただく機会でした。本年度は「自ら学習をつくりあげる子ども」を目指して研究を進めてきました。今回の授業では、自分や仲間の意見をもとにして、課題を解決しようと対話を重ねる子ども達の姿がたくさんありました。これからもそんな子どもたちの力を伸ばしていきたいと思います。 本当の自由って何だろう?〜5年生道徳の学習では、「うばわれた自由」という教材を通して「自由」について学習を行いました。 王子の立場を利用して自分勝手な振る舞いをするジェラールが森の番人ガリューとのやり取りを通して、「本当の自由」とは何か考えていくというものです。 始めに子どもたちに「ジェラールの考える自由って何だろう?」と問い掛けました。すると「自分の思うとおりにすること」「わがままをすること」「きまりを破ってもいいこと」など様々な意見が出てきました。ここまでに出てきた意見について共感できるか確認すると、「きまりを破ってもいいこと」については誰も共感しませんでした。 そこで、「自由とは、きまりを破って何をしてもいいことではないのか」と子どもたちに問い掛けました。グループごとに話し合い、次にような意見が出てきました。「自由なんだからきまりを破っていいんじゃない?」「でも、それで周りの人に迷惑がかかったらだめだよね。」「いくら自由だからって犯罪をしちゃいけないよね。」「自由ってだめなことなのかな?」子どもの中で自由についてどう考えたらよいか葛藤が見られました。 学びも深まる秋〜3年生
例年12月下旬に児童会行事の「冬っ子祭り」があります。4年生以上の学年がアトラクションを用意して、全校児童で楽しむイベントです。
総合的な学習の時間でパラスポーツについて学習している3年生は、いろいろな人とパラスポーツを楽しみたい!、面白さを紹介したい!という思いをもっていました。そこで、子どもたちに「冬っ子祭りでアトラクションをしてみる?」と聞いてみたところ、「やってみたい!」「面白そう!」という反応があり、3年生も参加することに決まりました。 最近の国語の時間では、アトラクションでパラスポーツの魅力を紹介する文章をみんなで考えています。実は、作文に苦手意識のある子どもはとてもたくさんいます。そのため、この機会に目的をもって作文の学習をすることで、文章を構想したり、書いたりする力を付けようと考えました。 「情報を調べたりまとめたりする」、「効果的な文章の表現方法を学ぶ」、「それらを生かして文章構成を考える」、「グループで協議する」など、3年生としてはレベルの高い学習をしているのですが、目的の達成のためにみんなが全力で学んでいる様子が見られます。また、自分の意見を言う、話をしっかり聞くといった基本的な学習姿勢も随分定着してきました。 友達と関わり合いながら課題を解決しようとする姿勢が、最近ではとても頼もしく感じられるようになりました。 お招き会、大成功〜2年生はじめの会できらめき村の歌やきらめき村巡り、ルールの紙芝居をし、遊びタイムでたくさん交流をしました。 1学期に行った1年生お招き会の経験を思い出しながら、会を運営し、パチンコ、ハウスでのおままごと、タワーでの滑り台やブランコ、輪投げや橋渡りゲームなど、子どもたちが今まで楽しみながら作ってきたきらめき村の中でたっぷりと遊ぶことができました。 きらめきハウス2の2階で「ちょっと怖い」という保育園児や、輪投げがうまく入らない保育園児に、優しいお姉さん、お兄さんとして、アドバイスをしたり、手助けをしたりする姿が随所に見られました。 きらめき村閉村まであとわずかですが、計画中の幼稚園お招き会や全校お招き会、きらめき村デーでのさよならパーティーなど、思いや願いを実現できるイベントを考え、実行する中で、経験を積み、更に成長していってほしいと思います。 最後の最後まで最善を尽くすために〜4年生11月に入り,子どもたちは全体の流れを掴むことができ,おおよその衣装も揃え,メイクにも挑戦するなど,本番に向けて着々と準備を行いながら本番に対する気持ちを高めていました。 しかし,「人前で堂々と演技できるのかな」や「トラブルがあった時に,自分たちだけで乗り越えられるかな」「素にならずに,演じ続けることができるかな」といった,本番に対する不安もありました。そこで,度胸試しということで,この先行公演を行う運びとなりました。 先行公演を終えた後,ホワイエで「楽しかった〜」と口々にいう姿が印象的でした。どの子も,充実した表情でした。相手に自分たちの表現を伝えることを,心から楽しんでいる様子が伝わってきました。 教室に戻ってから,録画した先行公演の様子やアンケートを見たりしながら,子どもたちは「もっとゆっくりとセリフを言った方がいいね」や「お腹が空いた様子が伝わるように,表現を工夫してみよう」といった,更によりよくするための相談をしていました。 「もう十分だよ」と現状に満足しないで,皆でもっとよくしようと建設的に話合いをする様子が見られました。表町小学校の「最善を尽くす」という校訓を感じる場面でした。 本番まであと少しです。最後の最後まで,レインボー25名が走り抜け,その後更なる成長が見られるよう取り組んでいきます。 秋の校内読書期間が始まりました〜6年生
11日から秋の校内読書期間が始まっています。2週間の期間ので、様々なジャンルの本に親しんでほしいと思っています。
そこで、子ども一人一人が読書期間のめあてを立てました。子どもは、 「いろいろなジャンルの本を読む」、「たくさん本を読む。本の楽しさを知る」など、具体的なめあてを立てました。その中に、「本を読み、心を育む」、「本を必ず3冊借りて本に親しみをもつようにする。本をたくさん読み国語の力を身に付ける」というめあてを立てた子どもがいました。みんなに紹介すると、「いいね!」「おお〜。」という称賛の声が上がっていました。本の世界に浸り、自分の生活に生かしたいという思いや視点もとてもいいと思いました。 意識していませんが、普段の読書の中でも表現の幅が広がったり、考えが深まったりしているはずです。この読書期間で、「本が好き」「本を読むと楽しい」「本でいろいろなことが学べる」といったことを再確認してほしいと思っています。 写真は、11日に行われた読み聞かせの様子です。 6年生は校長先生の読む本に、真剣に耳を傾けていました。 緊張を力に変えて!〜5年生発表した曲目は、文化祭と同じ合唱「with you smile」と合奏「ルパン三世のテーマ」です。文化祭と親善音楽会に向けて練習を開始したのは夏休み明けの8月終わり。それから約3か月を経て、この楽曲を演奏する最後のステージになりました。 演奏する楽曲は文化祭と変わりませんが、大きな違いは会場と発表する相手です。親善音楽会に参加するにあたり、子どもたちには「大きなコンサートホールで発表できる貴重な機会であること」「長岡市内の学校の代表が全力で音楽発表し合い、鑑賞し合うことを通して親善を深める場であること」を伝えました。 親善音楽会を終えた子どもたちからは、とても楽しかったという声が聞こえてきました。子どもたちの関心の多くは一緒に参加した他の学校の発表にありました。人数の少ない学校や多い学校がそれぞれの創意工夫を生かし全力で発表する姿を見ることができたからです。他校の発表に刺激を受けた子どもたちは、緊張を力に変えてホールいっぱいに響く歌声や合奏を聞かせてくれました。 親善音楽会のように、音楽を通して他の学校と交流する機会があることはとても幸せなことだと思います。新たな経験を通して、また少し成長したことを感じた1日でした。 ミラとクルへ〜1年生
ミラとクルとのお別れ会の前日、子どもたちはミラとクルに宛てて手紙を書きました。一人一人の手紙からは、これまでのミラとクルとのかかわりの様子が伝わってきました。
5月30日、ファーミーランドからやってきた2頭のヤギは、表町小学校1年生ミラクル学年の仲間になり、子どもたちにとってかけがえのない存在に変わっていきました。手紙の中でミラとクルに語り掛けるように綴られた言葉から、2頭が子どもたちにとっては「ヤギ」ではなく、「二人の友達」として一緒にここに居たことが感じられました。 ミラとクルと過ごした162日間の生活の中で、子どもたちは自分たちでできることを増やし、やりたいことを実現するための力をつけていきました。 「先生、何をすればいいの?」という声はもう聞かれません。今、子どもたちから出てくるのは「先生、○○していいですか?」「□□□□ってしますか?」です。『こうしたほうがいいな』『こうやってみようかな』と自分で考えて行動する力がついてきているのだと感じます。 ミラとクルの成長を喜んでいる子どもたちですが、知らず知らずのうちに自分たちも大きく成長させてもらいました。 ミラとクルがいなくなったヤギ小屋が「しーんとしていてさみしい」と感じた子どもはそこで何か楽しいことができないかと考え始めました。ヤギ小屋を「ミラクルパーク」と改名し、新しい活動を生み出しています。 ミラクルパークに積もったたくさんの落ち葉を使って、算数の「かたち」の学習とコラボレーションした作品を作りました。「わっとマイパーク」の活動はまだまだ続きます。 一般公開授業 御参加ありがとうございました。「自ら学習をつくりあげる子どもを育む」を研究テーマに,これまで積み上げてきた研究成果の一端を公開いたしました。子どもたちは学習に向き合い,学びを深めていました。 その後の協議会では,中越教育事務所の渡邉三津先生,川田昌宏先生からの御指導をはじめ,御参会の皆様から多くの御示唆をいただき,研究テーマに対する実践力を高めることができました。今後の児童の学習活動に生かしていきたいと考えています。 御多用のところ御参会いただいた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。 最後のパワーアップ!〜2年生秋植えの食用菊やカリフラワー、コスモスなどが花を咲かせたり、育ったりしています。子どもたちと相談して、降雪前の11月いっぱいで村じまいすることに決めました。それまでにしたいこととして、「全校や保育園・幼稚園児を呼んでお招き会をしたい」、「とれたものでお別れパーティーをしたい」、「一日きらめき村デーをして最後の日を過ごしたい」といった意見が出ています。 近隣の保育園の年長さんをお招きするために、役割を決めて準備したり、きらめき村を改装したりしています。 たくさんの活動や思い出を重ねたきらめき村。あと少しの時間を充実して過ごしたいと思います。 いよいよ明日は、令和元年度「一般公開授業」の日明日の「一般公開授業」では、授業での子どもたちの姿を通して、研究成果の一端を紹介いたします。 児童、教職員、共々、地域・保護者・教職員・教育関係者の皆様の御来校を心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。 日程及び公開授業は こちら から御覧いただけます。 教室はまちがうところだ〜3年生3年生も半年を過ぎたころ、授業で発言する子どもが特定の子になり、少なくなってきたように感じていました。考えてみれば、それは自然なことなのかもしれません。発言力のある子や間違いが少ない子、積極的な子が手を挙げて発言していると、周りの多くの子どもたちは自分が発言するまでもないと考えるのです。 手を挙げて自分の意見を発言するのはよいことです。なぜなら、主体的に考えて表現している現れだからです。手を挙げない子どもたちに話を聞くと、「みんなの前で話すのははずかしい」「間違えたらどうしようと思う」という声も聞かれました。しかし、自分の考えを表現することをやめてしまうと、どうしても人任せになります。そして、他人ごととして考えてしまうだけでなく、途端に考えることをやめてしまいます。 大切なことは、目立つことや活躍することではなく、「自分の考えをしっかりともつことと、それを表現すること」です。 3年生では、クラス会議によって合意形成する力を育むことに力を入れてきました。「みんな えがお」であるためには、特定の子だけでなく、みんなの意見が反映される必要があります。 そこで、子ども同士の指名を取り入れたところ、たくさんの子どもが発言の機会を得るようになりました。主体的に学ぶことで思考力を育むとともに、知恵を出し合い、よりよい考えをつくる経験を積み重ねています。 〜・・・ああじゃないかこうじゃないかと みんなで出し合い言い合うなかで ほんとのものをみつけていくのだ そうしてみんなで伸びていくのだ・・・〜(蒔田晋時「教室はまちがうところだ」より) よろしくお願いします。お師匠さん。〜4年生
5日に,朝日酒造の杜氏さんをお師匠さんに招いて,酒造り唄を学習しました。
現在,4年生レインボー学年は,音楽の「みんなでうたってよい仕事」という題材で,仕事唄の学習を行っています。仕事の所作と唄の呼応関係を深く学ぶために,かつて実際に仕事唄を用いて酒造りを行っていた朝日酒造の杜氏さんにお師匠さんをお願いし,この学習が実現しました。 この学習前に,「だるまさんが転んだ」や「はないちもんめ」「かごめかごめ」などの唄で遊んだり,重たいマットを「わっしょい,わっしょい」と声を出したりして,所作と唄の呼応関係を思い出す学習を経験してきました。 特に重たいマットを運ぶ場面では,「わっしょい」の掛け声の有無で,運ぶ歩調や力のかけ具合,指示の通りやすさなどが大きく異なることを学ぶことができました。 こうした学びを経験した上での「よろしくお願いします。お師匠さん。」の学習でした。子どもの振り返りの一部です。 ・酒造り唄のできた意味が分かりました。リーダーの音頭取りの仕事と唄を,ちゃんとみんなが真似をして歌っていると仕事が進んで,おいしいお酒ができるのが分かりました。 ・唄なしでやった時と,やっていない時は,歌を歌った方がやりやすかったです。最初に酒造り体験をしたら難しかったけど,慣れてきたり,歌が始まるとやりやすく楽しくなりました。仕事をするに唄は大切だと思いました。 振り返りから,唄を歌うことによるよさに気付いていることが伝わってきます。この学習で,歌(唄)が,感動や感情表現だけでなく,生活の中の「仕事」という場面で役割をもっていることを実感をもって理解できたのではないかと考えています。 |
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