みんなが気持ちよく過ごすために〜4年生対立のおおよその立場は,「貴重なロング昼休みだからこそ,遊びたいことがあるのに,全員でドッジボールをしなければならないことがいやだ」という意見と,「レインボー学年の仲をよくするために,全員遊びをすることが大切だ」という意見です。 ドッジボール自体は始まっていたのですが,ボールを当てられた時に,「本当はやりたくない」という気持ちが溢れてしまったようです。 係の子どもに, 「どうしてドッジボールをしようと考えたの?」 と尋ねると, 「これまでドッジボールをしてトラブルが続出していて,禁止になっていたのだけれど,今のレインボーならできるんじゃないかと考えて企画しました。」 と返ってきました。 子どもたちにとって,ドッジボールや全員遊びのトラブルが課題であったと感じていたことが伝わります。水曜日に起きたトラブルは,これらの課題に向き合い,皆で乗り越えるための大切な一歩であり,子どもが大きく成長する一場面だと考えました。そこで後日,学級活動で話合いの場を設けました。 ようこそ、やぎさん!みんなでがんばります!〜1年生
5月30日(木)、ファーミーランドから2頭のヤギさんを迎えました。
迎える会に向けて司会のオーディションをしたり、飾りを作ったりとその日を心待ちにしていた子どもたちは、ヤギさんが登場すると大興奮でした。 大好きなダンスをしてヤギさんを歓迎すると、準備してきた野菜をあげることにしました。 ところが、ヤギさんはほとんど食べてくれません。一緒に近くをお散歩してみようと思っても思うようにいきません。子どもたちは早速生き物を育てる難しさに出会いました。言うことを聞いてくれないヤギさんに、遊び始める子どもたちもいました。 そんなとき、ファーミーランドのTさんから 「そんなので大丈夫!?」 と、声が掛りました。子どもたちは「はっ」としてヤギさんとTさんを見つめました。 きっと子どもたちはヤギさんと楽しく遊ぶ自分たちをイメージしていたのでしょう。でも、ヤギさんを迎えて一緒に生活するということはそれだけではありません。ヤギさんに関わる全てのことを自分たちでやらなければならないということです。子どもたちはTさんの言葉から自分たちに託された責任を感じていました。 Tさんと次のことを約束しました。「毎日えさをあげること」「毎日お部屋をきれいにすること」「毎日きれいなお水をあげること」「かわいいといっぱい言ってあげること」「お散歩をしてあげること」「ウンチで元気を確認すること」。自分たちに託された2頭の命を守っていきます。 迎える会から2週間が経ちました。子どもたちは毎日起こる様々な出来事を解決しようと奮闘しています。 感動をありがとう〜6年生
「疲れました〜。でも全力を出せました」
鼓笛パレード終了後、感想を聞いた時に子どもたちから返ってきた言葉です。 MSFの後よりも明らかに疲れた表情をしていました。暑さが子どもの体力を奪ったのは間違いありませんが、それだけではありません。 「さっきは第2校歌だったから、次は故郷はひとつだ。警察署に着いたら、まず、栄誉礼をしてから第1校歌を演奏し、その次に…。」 ただ演奏しているだけではなく、次の曲や動きを考えながら演奏しているので、精神的にも疲れるのです。 しかも、それが2時間も続きます。「疲れた。」といったつぶやきには、子どもの正直な気持ちが表れていました。でも、どの子の顔も「やりきった」という思いで輝いていました。 本当に、フェニックス学年の子どもたちは頑張ってきました。失敗したことなんて数えきれません。失敗してもその都度みんなで、どこを直せばいいのか、同じ失敗をしないようにするためにはどうすればいいのか、話し合って解決してきました。 何でもそうですが、準備や練習も頑張らないで臨んだ行事を終えても何も残りません。でも、努力して迎えた行事の後には、何かしら感じるものがあるものです。パレードに向けて努力したフェニックス学年の心の中に、大きな達成感や仲間との一体感、そして、自分自身への自信が刻まれたはずです。 そのことは、子どもが書いた作文の中に、見られました。「みんなと協力すると、どんなことがあってもがんばれる。フェニックスのみんながいたからです。」「鼓笛を通して、今までの自分より少し自信をもつことができるようになりました。」鼓笛隊の活動を通して、仲間の大切さ、自分自身の成長に気付いたパレードになりました。 2時間という長い時間ですが、確かに全員の心が一つになり、大きく成長した時間でした。 伝統の鼓笛パレード〜5年生大変良い天気に恵まれ、予定どおり実施することができました。あおぞら学年にとっては初めてのパレードです。小学校の前庭から出発して、町を演奏しながら練り歩きます。隊列が乱れないように横の友達を確認しながら慎重に行進する姿が印象的でした。行進をしていると沿道では地域の方がたくさん見守ってくださったり、大きな拍手を送ってくださったりする様子がどこまでも続いています。 今年入学したばかりの1年生も水筒を肩にかけながら一緒について歩いていました。楽器を演奏する真似をしながら一緒に歩く低学年の子供たちの姿から「いつか先輩みたいになりたい」という思いが伝わってきます。教室に戻ると 「途中ですごく疲れたけど、地域の皆さんに応援してもらったおかげでがんばることができました。終わった後は清々しい気分でした。」 と話す子どもの声がありました。また 「来年は小太鼓をがんばりたい!」 「移杖式に向けて気を引き締めていきたい!」 と6年生から伝統を引き継いでいくという思いが芽生えてきたようです。 これからも一つ一つの行事や活動を積み重ね、先輩の姿から学び成長していきたいと思います。 春の校内読書期間です
6月11日から21日まで、春の校内読書期間です。
この期間は、担任による読み聞かせや町校班でのペア読書など、図書委員会を中心に本に親しむ活動が企画されています。 読書をするといろいろな「いいこと」があると言われています。 全校で本に親しむこの期間に、ずっと心に残る本と出合えたら素敵ですね! 図書館だよりはこちらから 野菜のかんさつ名人〜2年生算数「1000までの数」や「たし算のひっ算」の学習と関連させて、300円で何を買うかを何度も計算しながら選び、育てたい野菜や花の苗をおつりなく考えて買えるように選びました。 そして、国語「かんさつ名人になろう」で、植える前の苗や育っていく苗を観察し、記録しています。 「長さ」の学習を先取りして、茎の長さや花・実の大きさを測りながら観察カードに記入しているところです。子どもたちが野菜の変化や育ちに気付いたり喜んだりしながら、成長していってほしいと思います。 このままでいいのかなぁ?〜1年生直後にクラス会議を開き、会議の中で自分の気持ちを話すように言うと、 「うるさくて集中できなかった」 「注意したら強い言葉で言い返されて悲しかった」 など、自分の気持ちを自分の言葉でクラス全体に伝えました。 いやな思いをしている子がいることをみんなで理解したところで、 「毎日だれかがいやな思いをするクラスでいいの?」 と問いかけました。「ダメ!」とすぐに声が挙がりました。ですが、 「じゃあ、どんなクラスにしたいの?」 と言うと、すぐには意見が出てきませんでした。 ダメだと言うことは分かるけれど、どうすればよいのかということを考えたことはなかったのでしょう。しばらく待っていると一人、また一人と意見が出されました。 「みんながなかよくなるクラス」 「やさしい1ねんせい」 「みんながえがおになるクラス」 など、なりたいクラスのイメージを語りました。重ねて、 「そんなクラスにするためにあなたは何をするの?」 と問い掛けました。 「友達に分かったよと優しく言う」 「決めつけないで誰とでも仲よくしたい」 など、学級の問題を自分事として考え始める姿がありました。 入学して2か月。自分自身やクラスのことを見つめる貴重な時間となりました。みんなでより良いクラスをつくっていけるよう日々取り組んでいきます。 日曜参観を行っています。
本日は日曜参観日です。
子どもたちも張り切って活動し、いつも以上に弾んだ声が響いています。 参観は13時55分まで行っております。多くの皆様の御来校をお待ちしています。 自分たちのことを自分たちで解決しています〜4年生以前は,「はやく準備をしましょう」などと,声を掛けることもありましたが,現在ではほとんどありません。 月曜日には,係の子どもが変更した当番表を自分たちで確認し,素早く配膳の準備に取り掛かっていました。配膳後には,盛り付け時に誤ってこぼしてしまった給食を誰に言われるでもなく拾い集め,台ふき当番が苦労しなくてもいいように整頓する様子がありました。すばらしい連係プレーです。 一連の準備の様子を誉めると、どこからともなく拍手が聞こえてきます。皆,レインボーの成長を感じた場面だったのだと思います。 休み時間は,係の子どもが企画した全員遊びに取り組むことが多くありました。全員で遊んでいると,他の学年の子どもが「入れて」と言ってきます。それは,全員で遊んでいる雰囲気がよいからなのだと思います。 今週のきらめき村〜2年生
2年生のきらめき村では、植えた花の苗を踏まれないように、石を並べて花壇を作ったり、村や野菜の看板を作ったり、きらめきハウスの机やいす、遊び場を工夫して作ったりと楽しみながら活動しています。
「今度はかかしを作りたい」 「きらめきハウスに色を塗ったり飾りをつけたりしたい」 「プールを作りたい」 と様々な願いがうまれています。 また、第1回きらめき村会議を開いて、「きらめき村ルール」を考え、作りました。 自分たちの思いや願いをかなえながら、結果として協力したり、自立したりしていけるような活動を作っていきたいと思います。 西へ東へ〜3年生東西南北にコースを分け、全部で4回出掛ける予定になっています。先週までに3回出かけてきました。町中を歩きながら、建物や自然、生活の様子などについて観察して、文章と写真で記録しています。 学習のスタートは4月でした。本校舎の屋上に上がり、学校周囲の景色を眺めました。 「桜がたくさん咲いているよ。川のそばだよ。」 「日赤病院が見える!行ったことある!」 「こっちの方は、マンションが多いよ。」 など、子どもたちは様々なことに気付き、興味をもちました。 それでは実際に行って、見てきてみようということで、方角ごとに四つに分けて、話し合って探検計画を立てました。 Skypeで交流〜6年生
5月28日に外国語科の授業で、オーストラリアの生徒さんとSkype交流をし、互いに自己紹介をし合いました。子どもたちは、この日が来るのを楽しみにしていました。
この学習が始まる前に私が、 「1回で終わる交流もあるけれど、どうしたいですか?」 と尋ねると 「えっ!何回も交流していいのですか!そうしたら、オーストラリアの人と友達になることができるじゃないですか!すごーい!!何度もやりたいです。」 と大興奮でした。 そこで、年間を通じ、同じ相手(バディ)と交流していくことになりました。この学習のいいところは、自分たちが学んだ英語が実際に英語を母語とするネイティブの生徒に通じるのかどうかを肌で感じることができます。 また、同じ相手と交流していくので、自分のバディに親しみを感じ、仲良くなるために、こんなことを話したい、バディからの質問にも答えたいという気持ちを強くもつことが予想されます。このような相手意識をもつことで、もっともっと英語を勉強したい、学んだ英語で会話を積み重ねたいという思いをもたせたいと考えています。 さて、実際の授業の様子です。とても緊張していましたが、自分の話した英語に対して「Me, too.」と感想を言ってもらえると「わー!」と歓声が上がったり、オーストラリアの生徒の自己紹介に反応すると、「Nice!」と笑ってもらえたりして、喜んでいました。また、時々、言っていることが分からないと「One more time, please.」と言ってなんとか聞き取ろうとする姿も立派でした。終わったあと、 「またやりたい。」 「今度は長岡のことを紹介したい!」 「日本の文化のことも話したい!」 と意欲を高めていました。これからも交流をし、英語が通じたという達成感を味わい、自信をもつ子を育てていきたいと思っています。 係活動をスタート!〜1年生「連絡帳配ってもいいですか」 「黒板を消してもいいですか」 と、いろいろなお手伝いをすることを楽しんでいます。 そうした中、黒板消し争奪戦でトラブルになることも。「何かしたい」という思いはあるのにそこで問題が起きてしまうのではもったいない。 そこで、みんなで役割分担をしてみんなのためになる仕事ができるように係活動を始めることにしました。配りもの係、黒板係、予定係、体育係、音楽係、確認係、忘れ物係、つくえ係、CD係と学級に必要な係が提案されてみんなで分担をしました。 まだ始まったばかりで仕事の中身が定まっていない係もありますが、活動しながら工夫していきます。 心をこめて育てたい〜5年生
5月28日に、学校の田んぼで田植えをしました。
この日は、田んぼの先生であるエコ・ライス新潟さんと見附の農家さんにおいでいただきました。農家さんから田植えの仕方について説明いただき、早速取り掛かりました。あおぞら学年の子供たちはちょうど1週間前に毎年5年生がお世話になっている農家さんの田んぼで田植え体験をしていたので、一列に並び要領よく田植えを行っていきました。 田んぼの先生も、 「これまでいろんなところで田植えを教えているけど、こんなに早く田植えが終わったことはない。とても上手でした。」 と驚いていました。 子供たちの振り返りからは 「農家さんの田んぼは一定のどろどろさでした。なので、深さもそろっていて稲を植えやすかったです。それに比べて、私たちの田んぼは水っぽいところばかりで、土の深さや浅さがばらばらで植えにくかったです。」 という気付きがありました。学校の田んぼは子供たちが一から耕し、代掻きまで行いましたが、農家さんの田んぼとの違いは歴然でした。それでも農家さんから教えてもらったことを生かし実行できるところは、さすがあおぞら学年でした。 田植えが終わった後に田んぼの先生から、米づくりについてお話しいただきました。稲作には八十八の手間(作業)が必要なこと、田植えはすでにその中の中盤であること、稲作には水管理と除草が特に大事であることなど、生産者の立場からたくさんのことを教えていただきました。 先週行った田植え体験の時も農家さんから米づくりにはよい土づくりや天候、肥料が大切であることを教えていただいていました。 2回の田植えを終えて「学校の田んぼは農家さんの田んぼよりよい土ではないけれど、よい苗をもらったので、しっかり心を込めて育てたい。」という思いをもった子供たち。自ら考えたり、実行ししたりする意欲に満ちています。 このような時、学びは深まっていくのだと思います。そんな子供たちの「○○したい」を逃さず、これからのいろいろな活動でも学びを深めていきます。 |
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