☆★ 令和6年度も秋中生はますますがんばります! ☆★

救急法について研修しました!

 月曜日、生徒は部活動なしで早上がりです。このような機会を利用し、
教員は職員研修を行います。きょうの内容は「救急法」です。教育活動中
に生徒が意識を失ったり、呼吸困難な状況になったりした場合に、教員は
生徒を生命の危険から救うため、様々な手立てを講じる必要があります。

 最初にエピペンについて研修します。エピペンはアレルギー症状に対応
するためのものです。生徒にアナフィラキシー症状などが見られた場合に
行う筋肉注射です。本来、注射などの医療行為は医師などの資格をもった
人しかできません。しかし、緊急の場合に限り、医師からエピペンを処方
された生徒に対しては、エピペン使用が認められています。画像のように
太ももの外側から打つのが一般的です。打たれた方はかなりの衝撃を感じ
ます。

 続いて心肺蘇生法です。従来は、人工呼吸や胸骨圧迫による心臓 マッ
サージが主流でしたが、最近では画像のようなAED(自動体外式除細動
器)を用いるのが一般的です。この装置は心室の細動で全身に血液を送れ
ないとき、電気ショックを与えて、正常な機能を回復させる装置で、今で
は空港・駅などの公共の場に設置してあるほか、学校でも必ず設置するこ
とになっています。当校では職員室前と社会体育玄関の2か所に設置して
あります。

 単に機器を設置しただけでは、いざというときに役に立ちません。実際
にどのように使用するのかを実地で学びます

 まず、倒れている生徒を発見したら、意識の有無を確認します。次に呼
吸の有無を確認します。呼吸をしていないことが分かったら、胸骨圧迫に
よる心臓マッサージです。このとき、呼吸の様子に注意です。中には「死
戦期呼吸」と呼ばれる状況もあります。この場合は通常の呼吸とはみなさ
ず、すぐに心マに移行します。

 次にAEDを手配します。AEDは単に電気ショックを与えるだけでな
く、心電図を解析し、電気ショックが必要かどうかまで判定します。AE
Dを作動させる際は、感電しないように誰もからだに触れないようにしま
す。電気ショック後は再び心臓マッサージ。救急隊が到着するまで継続し
ます。

 このような研修は、本来ならそのような機会がないのが一番ですが、万
一のときに対応できる備えがあるとないでは大違いです。毎年、同じよう
な内容ではありますが、1年に1回、全員が体験し、記憶を新たにしてい
ます。
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