町校伝統の精神を引き継ぐということ〜5年生6年生が指導者となり、楽器の扱い方、演奏の仕方やオーディションに向けての心構えや態度について丁寧に教えてもらいました。 オーディションに向けての本格的な練習は来週からですが、6年生に直接お願いして、昼休みも練習をしている姿が見られます。 鼓笛では演奏の技術や心構えだけでなく、教えてくれる人への接し方から礼儀をま学ぶ場でもあります。子どもたちの様子を見ていると、「お願いします!」や「ありがとうございました!」というあいさつをしっかりしています。いつも以上に緊張感をもち、臨んでいます。 また、服装を整えること、時間を厳守すること、楽器は手袋を付けて丁寧に扱うことなども意識しており、凛とした空気が流れています。これらは、教師が教えるのではなく、6年生から5年生へと代々受け継がれていく町校の精神です。鼓笛を引き継ぐことを通して、人として大切なことを学んでいます。 表町小学校の鼓笛隊は、結成から今年で59年目を迎えています。子どもたちは「次は自分たちが鼓笛隊を引っ張る」「演奏方法や行進の仕方を完璧にマスターする」という目標と意欲をもち、伝統の鼓笛隊と向き合っています。そして、技術と同時に精神も学んでいます。6年生がこれまでどのような心構えで鼓笛に取り組んできたのか、その町校伝統の精神を引き継ぎ、立派に鼓笛隊をリードしてくれることを期待しています。 |
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