本物に出会って〜4年生
9月2日(月)に「ふれ愛体験事業」で長岡市在住のソプラノ歌手の五十嵐郊味さんをお招きしたミニコンサートと歌唱レッスンがありました。
子どもたちは,「プロに習える!!」と期待に胸を膨らませてこの日を迎えていました。 最初は,五十嵐さんによるミニコンサートでした。「ふるさと」や「冬景色」などのお馴染みの曲が盛り込まれた〈日本の四季〉やイタリアのカンツォーネ,オペラ『蝶々夫人』から〈ある晴れた日に〉などの曲を,日本語やイタリア語で歌っていただきました。子どもが知っている曲も知らなかった曲もありましたが,どの曲でも身を乗り出して聴き入っていました。 コンサートの後,「音楽室が歌声で震えた!!」や「表現の仕方が,大きくて感動した!!」など,口々に感想を言っていました。プロのコンサートを25人で独り占めできる経験は何とも贅沢でした。 そしていよいよ〈ノラネコ天国ソング〉のレッスンです。最初に五十嵐さんに聴いていただきました。驚いたことは,最初の歌いだしがとてもすっきりとしていつつ,しっかりとした発声であったことです。「本物の力に触発されたのだな」と感じました。 レッスンでは,子どもが「難しい!!」と感じていた腹式呼吸を教えていただいたり,歌詞を旋律に乗せるタイミングを教えていただいたりしました。あっという間の40分でした。 レッスン後の感想発表では「声を伸ばすところがうまくできなくて悩んでいたけど,腹式呼吸のコツを教えてもらったらできるようになって嬉しかったです」や「言葉がたくさんあるところで,うまく歌えなかったので,もっと練習してできるようになりたいです」「あまり考えないで歌っていたところもあったけれど,フレーズを意識したらよくなったので,これからも意識して歌っていきたいです」といった声が聴かれました。感想を発表しようと,多くの子どもが手を挙げていました。それだけ,「学んだ」と思えるレッスンだったのだと思います。「本物との出会い」に感謝です。 |
|