知識をつなぐ〜3年生
社会科の学習では、学校周囲を東西南北に分け、町探検に出掛けています。最後となる東方面の探検コースを決める話合いでは、長岡駅やアオーレ長岡など様々な経由地の意見が出ましたが、最終的に「長岡戦災資料館」の見学を含むコースに決まりました。子どもたちにとって「長岡戦災資料館」は、興味はあるけれども行ったことがない場所だったようです。
14日、学校の東方面の探検に出掛けてきました。目的は学校周囲の土地利用の様子を調べ、まとめることです。子どもたちは、店舗や高い建物が多いこと、自動車や人が行きかっていることなど、様々なことによく気が付きました。 しかし、一番子どもたちが関心を示したのは、「長岡戦災資料館」の見学でした。事前に見学の申し入れをした際、3年生の子どもには理解が難しいのではないかと言われました。多くの場合、6年生で学習する歴史分野に合わせて利用することが多いのです。しかし、学校周囲を探検して、長岡空襲に関係のある場所を見学済みの子どもたちにとっては、今が知識をつなぐチャンスであると考えました。 館内では、長岡空襲を解説した映像を視聴し、被災者が描いた絵を鑑賞しました。そして、館長さんに館内の資料を解説してもらいました。子どもたちは、初めて見聞きする様々なことに興味をもち、たくさんの質問をしていました。そして、今までの知識とたくさんの関連を見付けていました。 「長岡空襲」というキーワードをもとに、子どもたちが今までもっていた知識が一気につながるのを感じました。体験による気付きから得た知識は、ずっと記憶に残ることと思います。郷土を大切にする人、平和を愛する人、そんな人に育ってほしいと願っています。 |
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