社会科の学習では、現在学校周囲の町探検に出掛けています。
東西南北にコースを分け、全部で4回出掛ける予定になっています。先週までに3回出かけてきました。町中を歩きながら、建物や自然、生活の様子などについて観察して、文章と写真で記録しています。
学習のスタートは4月でした。本校舎の屋上に上がり、学校周囲の景色を眺めました。 「桜がたくさん咲いているよ。川のそばだよ。」
「日赤病院が見える!行ったことある!」
「こっちの方は、マンションが多いよ。」
など、子どもたちは様々なことに気付き、興味をもちました。
それでは実際に行って、見てきてみようということで、方角ごとに四つに分けて、話し合って探検計画を立てました。
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子どもたちは、それぞれ興味関心のある建物や場所が異なります。ウオロク、日赤病院、アピタ、水道塔、大手大橋、信濃川など、たくさんの意見が出ていました。方角ごとの探検時間は、90分です。条件に合わせて候補を絞っていきます。
「日赤病院とアピタは遠すぎるよ。帰ってこられないよ。」
「ウオロクには何で行きたいの?」
「2か所に行くと時間がないからどっちかに絞ろうよ。」
など、子どもたちは言葉を重ねながら話合いを続けました。
結果として、水道公園を通って信濃川沿いを回ってくるルートに決定しました。3年生の子どもたちにとっては、話合いを通してみんなが納得する結論に至ることは簡単ではありません。自分の思いや考えをどのようにして分かってもらうか、友達の考えをどのように受け止めるか、納得や妥協をしながら「みんな えがお」になる結論にどのように至るかなど、子どもたちが乗り越える課題はたくさんあります。
しかし、スマイル学年は、みんなが一生懸命に考えることと、よく話すことが得意です。話合いを通してたくさん話し、聞き、みんなで考えていく学習を積み重ねていきます。