「チームフェニックス」へのアプローチ〜5年生合意形成の場面は子供たちの今後の人生で何度もあると思います。人が人と共に生きていく以上、必要なスキルです。 今年度の学年目標としている、集団をチーム(一人ではできない課題を良好な関係を構築しながら解決する集団)にすることも、そのような将来につながっています。 そこで、合意形成ができるチームを目指して、クラスの話合いを以下の手順で行うこととしました。 ○まず、話合いの目的を全員で確認する。 ○次に、目的に沿って意見を出し合い、課題解決のための最良の方法を検討する。 ○最後に、課題解決の方法を全員で共通認識する。 その一つのアプローチが総合的な学習の時間における話合いです。 「お米大好きプロジェクト」として、自分たちが作った米をどうするかについて何度も話合いを重ねてきました。話合いの仕方も、目的に応じて「対話」「討論」「議論」と様々な形態を経験しました。初めのうちは意見をまとめるのに時間がかかりましたが、話合いの目的に沿ってみんなで考えを伝え合い、検討することで、みんなが納得できる結論を導くことができるようになってきました。 11日(金)の学習参観の授業は、そうした話合いの先のゴールとして子供たちが設定した内容でした。子供たちが発表で使った資料は、すべて子供たちが必要だと考え、自分たちで自発的に作りました。授業の間、指示がなくても、自分たちで考えたことを自分たちで実行できる子供たちをとても頼もしく感じました。 合意形成ができるようになるとともに、学年目標に大きく一歩近づいたことを感じました。 |
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