めきくん、元気でね〜1年生5か月で体は二回りも大きくなりました。 小学校に来たばかりの頃は小さくて可愛かっためき君も今では髭をたくわえ立派な雄ヤギへと成長しました。 最初は、恐る恐る世話をしていた子どもたち。 毎日めき君とかかわり、観察をしていく中でヤギの行動や気持ちを考えて世話をする姿が見られました。「おしっこをしたよ。今度はうんちが出るから、ちりとりを用意して!」周囲の子どもは素早くちりとりを構えてうんちをキャッチしていました。「めき君は、僕たちが学校に戻ろうとすると、いつも鳴くよね。」「寂しいのかな。」「『また、明日も来てね。』って言ってるのかも。」 いつの間にか、子どもの生活の真ん中にヤギのめき君の存在がありました。「先生、めき君のところに行ってきます!」昼休みに教室を出ていく子どもたちのきまり文句でした。 みんなで散歩に出掛けたり、グラウンドでかけっこをしたりすることもできました。幼稚園や保育園の園児たちを招待して、めき君のことを紹介したり、ふれあい体験をしたりすることもできました。文化祭では『かわいいめき君』という歌も発表しました。どれもすてきな思い出です。 生き物を育てることの大変さとともに生命の大切さも感じることができたと思います。 たくさんの楽しい時間を一緒に過ごしてくれためき君、14日(水)をもちまして上越市の牧場へ帰っていきました。 車からひょこっと顔を出しためき君が見えなくなる最後まで見送りました。子どもたちの「元気でねー。」「今までありがとう」「めきくーん!」という叫び声が青空に響き渡っていました。 |
|