☆★ 令和6年度も秋中生はますますがんばります! ☆★

きょうの授業、ピックアップ! 〜階名唱しながら〜

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 きょうの授業でピックアップしたのは、2年生の音楽です。音楽では、
アルト・リコーダーの合奏を行っています。アルトリコーダーは、1年生
から取り組んでいますが、なかなか指の動きが思うようにいかない生徒も
います。

 きょう取り組んでいる曲は「メヌエット」。メヌエットとは、もともと
は踊りのための曲です。正式名は「メヌエット・ト長調」。これまでは、
バッハの作曲だと思われてきましたが、ペツォールトによる作品であるこ
とが最近、判明しました。ポップス調にアレンジされて、結婚式場などの
CMのバックに流れていたりします。

 生徒も一度は聞いたことのあるメロディですが、その通りに指が動くか
どうかは別の問題。仕方がないので、教師は原譜の3倍速くらいで階名唱
していきます。

「レ・ソラシドレ・ソソ ミ・ドレミファ#・ソ・ソソ‥‥」

 ファのシャープの後の「ソ」とその直後の「ソソ」は1オクターブ違い
ます。これが難しい!

 教師は、何度も何度も同じメロディをゆっくり階名唱しながら繰り返し
て練習させます。本当なら伴奏のCDもあるのですが、そのペースでは、
多くの生徒がついてこれません。
 ようやく、生徒の多くが原譜のペースについてこれそうな様子が見えて
きたので、教師は伴奏CDを流しながら、演奏させます。

「間に合わなくても気にしなくててもいいよ! せめて最初の音だけでも
 そろえばOKだよ!」

と弱気になる生徒があきらめないよう、励ましの声を掛け続けます。楽器
の演奏は得意・不得意がありますが、たとえ不得意な生徒であっても、
「少しだけだけど、一緒にできた」という実感を生徒がもてるよう、教師
は最大の労力を注ぎます。

きょうの授業、ピックアップ! 〜電気紙芝居のように〜

 引き続いてピックアップしたのが、2年生の技術・家庭科です。先日も
お知らせしたとおり、昨年末に配備が完了したタブレット端末を活用して
様々な授業を進めています。

 きょうの技術・家庭科では、栽培の学習の一環として、様々な作物の特
徴についてまとめる学習を進めていました。作物はいちごや梨、バナナな
ど、自分の興味のあるものを選びます。調べるときにはインターネットの
検索機能を用います。そして、まとめの際にはタブレットの一つの機能で
ある「オクリンク」を用います。
 このオクリンクは、カード型のアプリケーションの一つです。画像や文
字、動画など、様々な情報をカードに記入し、まるで紙芝居のようにつな
げて表示することができます。
 プレゼンテーションツールのように他の人に見せることも可能です。ま
た、本隊だけでなく、他の生徒にデータとして送信して見てもらうことも
簡単にできます。これまでのように情報を受け取る側だけでなく、情報を
発信する送り手側の立場を味わうことができます。今後、ひょっとしたら
「授業」という受け身の印象を与える言葉が使われなくなる日が来るかも
しれません。

 きょうはまだ、初めて1時間目であるため、完成した生徒はいませんで
した。今後、作品ができたらご紹介したいと思います。
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きょうの授業、ピックアップ! 〜文字式を使うよさ〜

 きょうの授業でピックアップしたのは、2年生の数学です。一とおり、
2年生は文字式の基本的な性質を4・5月の2か月を掛けてみっちり練習
しました。きょうは、その応用です。

 文字式というと、数学なのにaやbなどの文字が出てきますが、「なぜ
計算に文字が必要なのか」と考える生徒もいるかもしれません。しかし、
文字を使う方がよい場面もあるのです。

 たとえば「3つの連続する整数の和は3の倍数になる」。このことを実
際に説明しようとすると、1+2+3=6、2+3+4=9、3+4+5
=12‥‥と果てしなく計算していく羽目になります。
 ここで文字を導入することで、あらゆる数の組み合わせでこの性質が成
り立つことが証明できます。文字式のよさを実感できる例です。
 
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きょうの授業、ピックアップ! 〜自分を見つめて〜

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 きょうの授業でピックアップしたのは、2年生の道徳です。この授業で
は、2年3組のみなさんから、道徳の示範授業を受けてもらいました。授
業を行うのは、上越教育大学・特任教授の田村博久先生です。田村先生は
石川県内で小学校でお勤めになった後、上越教育大学で道徳教育に関する
調査研究等を行っている方です。実は昨年も当校にお招きし、当時の2年
生を対象に授業を行っていただきました。

 昨年の様子→「特別の教科・道徳」の校内研修会を開催しました!

 この日は多くの教員が参観することもあり、1階多目的ホールを会場に
授業を行いました。きょうの授業のテーマは、「人の個性について考えよ
う」というものです。使用した教材は教科書にある『嫌われるのを恐れる
気持ち』です。他人に嫌われたくないため、自分の感情を隠したり、いや
なことも引き受けたりする生徒についての内容です。
 田村先生がユニークなのは生徒の「相互指名」です。教師が指名するの
でなく、生徒が次に発言する生徒を指名していく方法です。結果的には全
員がこの時間に発言することができました。
 次に教材を用いて生徒の意見を求めました。田村先生は教材を一部加工
し、文章の前段のみに限定して使用していました。
 生徒は、最初は遠慮がちに意見を述べていましたが、だんだんと指名さ
れても臆さずに発言できるようになりました。
 特に「自分も教材の生徒と同じかもしれない」と率直に述べる生徒がい
たり、「教材の生徒と同じ考えの人は、昔よりも今の生徒の方が多い」と
分析したりする生徒がいたことについては、田村先生も大きくうなずいて
賞賛していました。
 授業全体をとおして、生徒は自分なりに本音を語ることができました。
また、友人の意見を聴きながら、じっくり自分自身についての考えを深め
ることができたと思います。

 授業後、教員を対象に道徳教育に関する講話をいただきました。県内の
道徳教育の最先端の研究実践を進めている方だけに、大変参考になるお話
を聴くことができました。教員からも様々な質問や感想発表をさせていた
だきました。実りの多い研修会でした。
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きょうの授業、ピックアップ! 〜紙すきに挑戦〜

 きょうの授業でピックアップしたのは、2年生の美術です。2年生では
ランプシェード制作に取り組みます。直径約15cm〜20cmくらいの
膨らませたゴム風船に、はけでのりを丹念に付けながら、和紙を貼ってい
く作品です。

 詳しくは昨年の様子をご覧ください
 → きょうの授業、ピックアップ!〜和紙のランプシェード〜

 きょうは、ゲストティチャーとして佐藤徹哉様からお越しいただきまし
た。佐藤様は栃尾地域にお住まいの方です。紙すきの工房を経営されてお
られます。毎年、美術の授業にお越しいただき、生徒に直接指導していた
だいております。
 きょうの授業では、ランプシェードに貼り付ける和紙の紙すきに挑戦し
ました。紙すきは、全員初めての体験。いつもの倍の2時間を用いて、和
紙づくりに取り組みました。
 残念ながら制作場面は取材できませんでした。明日以降、別の学級の授
業の様子についてお知らせしたいと思います。
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きょうの授業、ピックアップ! 〜気体の性質〜

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 きょうの授業でピックアップしたのは、2年生の理科です。物質の成り
立ちについて学習しています。きょうの実験は重そう(炭酸水素ナトリウ
ム)の加熱分解実験です。

 バーナーの使い方はすでに1年生で経験していますが、おっかなびっく
りです。そもそもマッチを点火するのが大仕事です。IHヒーター世代だ
から無理もありません。それでも何とかガスバーナーに点火し、加熱が始
まります。

 しばらくするとガラス管から気体が発生します。発生した気体は水をと
おして気体を集めます。これが「水上置換法」です。

 気体を集め終えると、すぐにガラス管を水槽から抜いておかねばなりま
せん。試験管内の圧力が下がってしまうと、水槽の水が逆流してしまうか
らです。

 集めた気体を様々な方法で確かめます。火の付いた線香を入れてみる、
燃えているマッチを近づける‥‥1年生のときに学習した気体の性質を改
めて思い出しながら実験を進めています。

 新しい学習内容をインプットしながらも、以前の学習内容のアウトプッ
トをセットで行うところに意義があります。昔覚えた知識が生きた知恵に
変わる瞬間です。「古きを温ねて新しきを知ればもって師たるべし」とい
うことわざは、古いけれども今でも立派に通用する考え方です。
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