薬物乱用防止教室を行いました!はじめに、養護教諭より、「食間に飲む薬は、食事の最中に飲むものであるか?」、「薬を飲む時は、飲みやすい飲み物と一緒に飲んでよいか?」など生徒に行った事前アンケートの結果が発表されました。 その後、上嶋様より、アンケートの正解を答える形で、ご講演をいただきました。医療用医薬品と一般用医薬品の違い、薬の血中濃度、錠剤やカプセルの仕組みなどについてのお話や、貧血の薬とお茶を一緒に取るとどうなるかなどの実験もご披露いただきました。生徒は、興味をもってお話を聞きながら、薬は、病気を治すものではなく、体の自然治癒力を助けるものであることを学びました。 きょうの授業、ピックアップ! 〜枕草子の世界〜古典を取り扱っています。 古文と言えば、現代とは異なる言葉を用いたり、文法も全く違ったりし て、とっつきにくいという印象をもつ生徒も多いかもしれません。 『枕草子』は、清少納言が記した日本最古の随筆と言われています。平 がなを中心とした和文でつづられていて、当時の貴族女性の生活などがよ く描かれていると言われています。一話ずつの短い文章でありながら、中 関白家の没落と中宮定子の不幸が、実に軽妙なタッチで描かれます。 生徒は、「春はあけぼの」で始まる有名な文を、教師が音読した後に続 いて、クラス全員で読んでいきます。難しい文もありますが、読んでいる うちにリズムが頭に入ってくるのと同時に、何となく意味も少しずつ分か ってくるような気がします。 冬はつとめて。雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。 霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭 持てわたるも、いとつきづきし。 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶(ひおけ)の火も、白き灰 がちになりて、わろし。 生徒は原文に触れながら、千年以上も前に暮らしていた日本人が感じて いたことと、現代人が感じていることに、実はさほどの大きな違いがない ことに気付きます。古文を学ぶ大きな意義でもあります。 |