栃尾てまりづくりを体験しました!ー人材センター東事務所のみなさまからお越しいただき、伝統の栃尾てま りづくりを教えていただきました。 かつて養蚕や機織りが盛んだった越後の山沿いの地方では、どこでも、 クズ繭の糸や機織りの残糸を利用した「てまり作り」が盛んにおこなわれ ていました。絹織物である紬(つむぎ)の産地だった栃尾でも、子や孫の 遊び道具、縁起物や贈り物として作られてきました。 越後の山里のあちこちで母から娘へと受け継がれたてまりも、産業の変 化とともに多くが途絶えてしまいましたが、栃尾には、今なおその伝統と 技、そしてこころが受け継がれています(以上、栃尾観光協会のホームペ ージより抜粋)。 栃尾の優れた文化の一つである「てまりづくり」を2時間にわたって教 えていただきました。もちろん、最初から大きなてまりはつくれません。 直径3センチメートル程度の小さなてまりを手掛けました。 材料は300円程度で購入できます。最初に、「ゼンマイ綿」という玉 に白糸を巻いてつくったてまりに、色鮮やかな絹糸を針で模様を彩ってい きます。 教えていただくみなさんは、みなベテランです。さすが、栃尾の伝統工 芸である「手まり」の豊富な技術を継承されておられる方々です。手際よ く見本を見せていただきました。 一方、生徒は四苦八苦。小学校時代に多少の経験はあるものの、なかな かうまくいきません。それでも熱心に作業に励んでいました。 生徒は、「糸がねじれないようにするのは難しかったけれど、教えても らってだんだんできるようになって、とても楽しかった」、「細かい作業 が多かったが、きれいにできるようになってよかった」、「てまりづくり はとても難しかった。つくっている人はすごいと思った」などと感想を述 べていました。 お越しいただいたみなさまには、生徒に丁寧にご指導をいただき、大変 ありがとうございました。今後も地域のみなさまから、生徒が直接教えて いただける機会を、ぜひ学校でも可能な限り設定していけるようにしたい と存じます。 |