きょうの授業、ピックアップ!〜集団行動〜![]() ![]() 1年間の体育実技の最初に取り組む種目は陸上ではなく、球技でもなく、 「集団行動」です。 集団行動は文字通り、集団をつくってきれいに整えて整列したり、向き を変えたり、着座したり、点呼をしたり‥‥というあらゆる行動を規則正 しく行うものです。保健体育の授業では、あらゆる時間の最初と最後に必 要となります。 男女に分かれて小グループをつくり、それぞれのグループで集団行動の 練習をしています。最初に横一列並び、次に2列をつくり、右向け右をし たり、回れ右をしたりして、隊形を変えていきます。隊形が変わったとし ても列が乱れたりしないように工夫します。 リーダーの役割も重要です。号令が聞こえなければ全体に指示が伝わり ません。はっきり大きな声で、しかもタイミングよく号令を掛けなければ 全体が行動に移れません。 一見、地味な授業に見えますが、実は1年間の保健体育の基本であり、 最初に基本をしっかり身に付けさせるため、グループ対抗で互いに競い合 うように生徒は一生懸命に取り組んでいます。たとえ地味なことでも、楽 しくゲームのように取り組ませたい、という体育教師の工夫のしどころ、 腕の見せ所です。 |