制服は「未来のサイズ」します。 制服は 未来のサイズ 入学の どの子もどの子も 未来着ている 歌人の俵万智の短歌です。作者は息子の歌を数多く詠んでいます。この 歌について以下のように述べています。 「(子どもが)大きくなるのを見越して、皆がぶかぶかの制服を着ている 入学式の光景が、約束された未来を映しているようでまぶしかった。子 どもたちがのびのびと生きられる社会であってほしいという願いを込め た歌だ。」 今の1年生には大き過ぎる制服であっても、いつかはちょうどよいサイ ズに、あるいは小さくなってしまうこともあります。「約束された」未来 に向かって、のびのびと体も心も成長していってほしいものです。 余談ですが、この「未来のサイズ」のフレーズは、歌集のタイトルにも なっています。 |