昨年、オンラインゲームがきっかけで
98人
の18歳未満の子どもが犯罪被害に遭いました。
その多くは性的な被害であり、これは氷山の一角に過ぎません。ゲーム内のコミュニケーションが、現実世界の深刻な犯罪へと繋がっています。
被害者の内訳:最も狙われやすいのは
被害は特定の年齢層に集中しています。特に、友人関係が活発になる中学生が最も多く被害に遭っており、小学生も例外ではありません。このデータは、あらゆる学齢の子どもに危険が及んでいることを示しています。
広がる「ネッ友」との交流
小中高生の約7割がネット上の友達「ネッ友」と交流しています。その出会いのきっかけとして、オンラインゲームが最も多いことがわかっています。これは、ゲームが子どもたちの主要な社交場となっている現実を浮き彫りにします。
なぜ「ネッ友」が心地よいのか?
約半数の子どもが、現実の友達よりも「ネッ友」との関係を「居心地が良い」と感じています。その背景には、現実世界では得にくい承認や共感が、オンライン上で容易に得られるという心理があります。
- 💬年齢に関係なく、対等な関係を築ける
- 🎭「素の自分」を気兼ねなく表現できる
- ❤️共通の趣味(ゲーム)で深く繋がれる
- 🤫直接の関わりがないからこそ、悩みを相談しやすい
親の認識とのギャップ
多くの子どもがオンライン上で活発な交友関係を築いている一方、保護者の多くはその事実を把握していません。この認識のギャップが、子どもを危険に晒す一因となっています。子どものオンライン活動に関心を持つことが、保護の第一歩です。
子どもたちを守るための3つの約束
専門家は、犯罪被害を防ぐために家庭で徹底すべきルールを提言しています。
これらの約束を親子で共有し、実践することが不可欠です。
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1. 絶対に会わない
ゲームで知り合った人とは、どんなに仲良くなっても、絶対に直接会わない。これは最も重要な原則です。
🔒
2. 個人情報を教えない
本名、学校名、住所、電話番号など、自分や家族の個人情報は決して教えないように徹底します。
👨👩👧👦
3. 親子で一緒に学ぶ
どのような危険があるのか、実際に起きた事件を例に、親子で話し合う機会を持ち、危機意識を共有します。