校区の概況

越路町が長岡市と合併(平成17年4月)した翌年(平成18年)の4月1日、本校は旧越路町内の塚山中学校と統合し、新しい越路中学校となった。旧越路町内の中学校が一つにまとまったことは、本校の歴史に大きな系譜として刻まれた。 本校は、旧越路町全域と深沢小学校区の親沢町を含めた地域を校区にしている。校区の主な産業は清酒や菓子・スポーツ用品などの製造業と稲作を中心とした農業である。信濃川を隔て長岡市の中心部に接する立地条件から農家の兼業率は高く、祖父母が農業、父母が越路地区内外の勤め先に、という家庭が増えている。当地区は優れた先人を多く輩出し、住民の伝統文化に対する継承意欲は高く、地域ごとの活動や祭礼には結束して積極的に参加する。新興住宅団地には主に旧越路町内からの転居が多く、過疎の地区とそうでない地区とが混在している。

素直で純真な生徒が多く、諸活動に真面目に取り組む。それを支える地域・保護者の学校教育への関心は、比較的高い。 本校は、66,000平方メートルという県内でも有数な広大な校地をもち、もみじ園や巴ヶ丘自然公園に隣接した自然豊かな環境の中に位置する。しかし、平成16年10月の中越地震により校舎は壊滅的な被害を被り、平成17年1月より越路体育館駐車場に建てられた仮設校舎での学習を余儀なくされた。被災した校舎の改修工事及び特別棟の改築工事が平成18年8月に完了し、ようやく本校舎に戻ることができた。そして、平成21年11月に創立50周年記念式典を挙行し、教育活動の更なる充実を目指し、着実な歩みを続け、令和元年度には創立60周年を迎えた。これからも生徒の自主・自律を目指し、新たな伝統を構築していく。

地図

校舎平面図

校内図