どんな困難にも負けずに、最後の成功を目指して自己のベストを尽くす町校の伝統精神

20人で助け合い、教え合った『未来の学校』〜6年生

 17日のリリック公演には、たくさんの方からおいでいただきました。
 この日を迎えるまでに、さまざまな試練がありました。
 校内発表の1週間前、台詞はほぼ完ぺきに入り、自分たちの演技はかなり上手にできていると思っていた子どもたちでした。でもビデオで見ると「全然、声が聞こえない」「ジェスチャーが小さすぎて何をしているか分からない」ことが判明しました。「一人で頑張るのももちろん大事だが、劇団員になるために町校物語をしているのではないよね。」と投げ掛けると、子どもたちは「みんなで見合って、アドバイスをし合おう」と動き出しました。
 そして、何度も「これでいいのか」「この台詞の時にこの動きでいいのか」と考え、話し合っていました。

 しかし、一番難しいのはここからでした。演技をしてみて、「やっぱりまだ伝わらない」「気持ちが表現できていない」と壁にぶつかっていました。マンツーマンで教え合う姿が休み時間にも見られ、子どもたちの真剣さが伝わってきました。「ぼくだったら、こんな風に言うよ。」と演技をしてみる子。「驚く時は、顔を見合わせてから2秒待とうよ。」と具体的に動きを確認する子。まさに全員が一致団結して、「自分の殻をやぶる」という全員の目標に向けて練習をしていました。
 自分たちで考え、演技をして確かめるという過程を通して、子どもは大きく成長していきました。
 
 そして、本番。一場は緊張している様子が見られましたが、徐々に慣れ、練習の成果を発揮していました。いきいきと演技をし、楽しんでいる姿も出てきました。ステージの脇では、「がんばれー。」「いいよ、その調子。」と励まし合っていたことも印象に残っています。
 八場まですべて終わると、上手くできたという喜び、みんなで頑張ったという達成感で多くの子がうれし涙を流していました。本当に20人全員がよく頑張ったと思います。
 卒業まで、あと3か月ですが、みんなで養ってきた団結力を発揮し今後も学校生活を送っていこうと思います。

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子どもの成長を感じる時〜4年生

 今日24日は令和元年最後の授業日です。
 4年生として,138日が終わることになります。数字にすると簡単な表記ですが,この138日は子どもの成長の確かな足跡です。
 20日には「冬っこ祭り」を行いました。冬っこ祭りは,「全校児童がかかわり合う活動を通して,全校がより仲良くなるようにするとともに,1年の終わりを楽しく過ごす」ことを目指して行われている児童会行事です。毎年,4年生以上(今年度は3年生以上)の子どもがそれぞれの学級で出店を用意し,全校の皆を招き入れて楽しんでもらえるよう,工夫を凝らしています。

 今年度の冬っこ祭りは,レインボーの子どもにとって初めての出店体験です。話合いの結果,「室内ゲームルーム」と「ミュージカル体験ルーム」といった二つの出店を用意することにしました。
 室内ゲームルームは,ゴムでっぽうや宝探しゲームなど,室内でできる遊びをする出店です。これまでの冬っこ祭りでも,いろいろな学年が行ってきた出店です。
 そして,ミュージカルルームは,今年度の総合「劇団虹!!」で取り組んできたミュージカルの楽しさを知ってもらおうと企画された出店です。前例がない出店のため,難しさもあるのでしょうが,新たなものを生み出す楽しさもあるのだと思います。
 どちらの出店も共通していることは,すべて子どものやり取りだけで企画や運営を任せたということです。ここで,子どもの成長を感じる場面がありました。

 ほとんど,「Aさん,遊ばないで準備してよ」といった注意はなく,「このペットボトルだと,ゴムがあたっても倒れないよ」「ミュージカルのクイズに〇〇はいいんじゃない?」といった,出店準備のための話合いが進められていました。
 また,必要に応じて休み時間に声を掛け合い準備を行っていました。おそらく少し前であれば,「遊んでいて進みません」といったトラブルがあったのだろうと思いますが,そうした声が聞かれませんでした。
 子どもの自己管理能力や他者意識が成長した成果だろうと考えています。こうした成長が見られたのは,普段の学習や「劇団虹!!」のミュージカルへの取組から生まれた成果です。

 写真は冬っこ祭りに向けた準備の様子です。協力し、楽しく当日を迎えることができました。
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「思いやり」を広めるために〜3年生

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 もうすぐ2019年、令和元年が終わろうとしています。
 3年生になって9か月が過ぎました。算数の学習で小数を学んだので、「今は3.7年生くらいかな?」と子どもたちに話しています。同じ3年生でも、4月の子どもたちに比べて今の子どもたちは確かに成長しています。

 しかし、子どもたちの生活の様子を見ていると、自然と人のためになることを行うことができる子は、まだまだ多くありません。「思いやりの心」は、生まれつき備わっているものではなく、環境によって育つもの、育てるものだと考えています。

 11月と12月の学校生活目標は、「思いやりの心をひろげよう」でした。表町小学校では、生活目標に対して、学級ごとに具体的な行動目標を決めています。
 11月初め、11月の学級行動目標を決める話合いをしました。たくさんの意見が出ましたが、最終的に子どもたちが決めた行動目標は「ろうかを走る人をやさしく注意する」でした。
 子どもたちは、正しい生活ができるように注意してあげることで「思いやり」が広がると考えたのです。

 11月の終わり、行動目標の振り返りのときに「注意をしたりされたりして、思いやりは広がったと思う?」と子どもたちに聞きました。子どもたちからは、「広がっていないと思う。」「注意されるといやな気持ちがした。」といった発言がありました。  
 そこでみんなで話し合って、12月は悪いことよりもよいことに目を向けることにしました。帰りの会では、「今日のいいね」と題して、その日にいいことをした人を全員が紹介し合う活動を始めました。同時に、してもらったことに対して「ありがとう」の気持ちをきちんと伝えることを大切にすることにしました。

 最近の連絡帳の振り返りでは、「〇〇さんがいすの片付けを手伝ってくれてうれしかったです。」「〇〇さんが教室のごみを拾って捨てていました。わたしも手伝いました。」などの記述が見られるようになり、よいことを見付ける視点に広がりが見られたり、よいことを実践したりしている様子が分かります。
 12月の児童アンケートの結果では、「学校に来るのが楽しい」と感じている子どもがとても多いことが分かりました。とてもうれしいことですが、その土台となっているのは居心地のよい学校・学級だと思います。「思いやり」がみんなに広がることで、学校はより居心地のよい場所になります。「みんな えがお」を目指して、今後もみんなで「思いやり」を広げていきます。

「どんぐりアート」完成!〜2年生

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 図工「どんぐりアート」を完成させました。様々な材料をくっつけて、すてきな立体物を作っていました。
 何を作るのかを決めてから作る子、くっつけたり作ったりしながら「あ、○○に見えてきた」と作り変えていく子と、材料と関わり、様々に造形や表現を楽しむ姿が見られました。
 今までの平面・立体の絵画作品でも、素晴らしい成果を収めています。
 上手に描こう、作ろうとするのではなく、自由に発想し、表現したいことを膨らませて、自分なりに表現する経験を重ねてほしいと思います。

いじめを深く考える【2】〜4年生

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 3日の道徳の時間に,14項目のアンケートをとりました。「当てはまるものがあったら,心の中で手を挙げてください」と伝えてからのアンケートです。実は、この項目は、自死につながった実際のいじめの内容でした。

 最初の方は、子どもは「そんなことするわけないよ〜」という表情で聞いていましたが,読み進めるに従って,次第に表情が硬くなっていく様子が見られました。そして,最後の項目を読み上げた後に,「どれか一つでも当てはまったことがある人は,手を挙げてください」という問い掛けに対しては,全員の子どもの挙手がありました。
 いじめによる自死は「どこか知らない遠い世界の話ではなく,私たちにとって身近な話になり得る」ということが,子ども全員の挙手から伝わってきます。

 この社会生活をしている私たちにとって「いじめ」はそこらに転がっていそうなくらい身近であると感じます。そして,そんないじめに気付くことができず,止めることができず,この世に一つしかない大切な命が失われていることもまた,事実なのです。
 以上の話を踏まえ,子ども同士で意見や感想の交流をしました。どの子どもも真剣に話していました。「実は僕も・・・」と,過去の過ちを伝えている子もいました。自分のことに向き合っている姿でした。
 
 いじめは,とても悲しく残酷です。それでいてとても身近です。
 授業後の子どもの振り返りからは、「いじめを自分事として捉えることができた」という姿が見えました。どこか遠い世界の話ではなく,自分も仲間もいじめをやっていたことを改めて知ることができたのではないかと思います。

楽しみだね!「冬っこまつり」〜3年生

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 20日に冬の児童集会(冬っこまつり)を行います。今年は3年生以上の各学級が協力して出店を出し、全校の子どもたちがスタンプラリー形式で出店を回って楽しみます。
 3年生はクラス会議で話し合って、総合的な学習の時間で勉強しているパラスポーツの出店を二つ出すことにしました。12月に入って、張り切って準備に取り組んでいるところです。

 出店準備を始めるにあたり、準備の担当を決めました。それぞれが自分の担当に責任をもって準備することで一つの出店が出来上がるように、クラス会議で十分相談をして決めました。
 担当ごとに出店準備をしていて相談ごとがあると、子どもたちは自然と輪になって話を始めます。以前の子どもたちは、話が合わずに喧嘩になったり、自分の意見が通らずに泣いたりすることがたくさんあったのですが、最近は短時間で友好的に合意形成ができるようになってきました。
 相談ごとやお願いごとが学級全体に係ることだと、教室の前に立ってみんなに意見を求めます。相談を受けたみんなは、積極的に自分の考えを伝えたり、快く協力したりしています。このような様子が学校生活全般で見られるようになりました。
 一人では解決が難しい課題に直面したときに、自然と友達と相談したり、協力を仰いだり、力を合わせて協働することができるようになってきたことは大きな成長です。

 スマイル学年の子どもたちは、与えられた学習課題に一生懸命取り組みます。さらに、自分で課題意識をもって行う学習に対しては、もっともっと意欲をもって創造的に取り組みます。
 冬っこまつりを通して、子どもたちが自分たちの思いを大切にしながら出店づくりをすることで、自ら学びをつくる力を育てたいと考えています。
 「冬っこまつり」以下の予定で行いますので,ご都合がよろしければ是非ご参加ください。

 1 日 時   令和元年12月20日(金)9:30〜11:25
 2 場 所   教室および体育館

きらめき村の後片付け〜2年生

 寒くなり、初積雪も記録したきらめき村。
 雪は融けましたが、お別れの時です。8か月間、たくさんの思いやアイディアで作ったり、作り変えてきたりした思い出のきらめき村ですが、遊び場やハウスを取り壊し、片付けを始めています。
 片付けをしながらも、「なんかさみしくなっちゃったね」、「畑ってこんなに広かったっけ?」などという声がぽつぽつと聞こえてきます。
 作文には、「きらめき村がなくなってしまうのが寂しいです。」、「来年の2年生も畑や遊び場で楽しく活動してくれたらいいな。」といった言葉も数多く綴られていました。
 きらめき村で野菜作り、遊び場づくりをする中で、たくさんの経験ができました。
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持ち味発揮し、ONE TEAMで演じ切ったフェニックスの20名

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 昨晩、リリックホールで6年生フェニックス学年20名が、一人も体調を崩すことなく本番を迎え、挑戦してきた「町校物語2019〜未来の学校」の演劇を見事に演じ切りました。

 現中学1年生であるスター学年38名が、1年前に「町校物語〜明治4年 大橋佐平と描く未来」に挑戦し、リリックホールで立派に演じ切りました。その中1生も大勢、来場してくれました。

 この「町校物語」の公演に当たっては、今年も、長岡市が全国に誇る「夢を描き志を立てる力と生き抜く自信を育む 熱中!感動!夢づくり教育」の学校・子どもかがやき塾事業を活用させていただきました。また、今回は脚本・演出を柏崎市の市民劇団THE FOU主宰者の猪俣哲夫様にお願いしました。長岡市教育委員会はじめ、猪俣様、リリックホール関係者の皆様に、御礼申し上げます。

 町民が建てた学校、町中の学校・・・町校も来年度で149歳を迎えます。・・・
 常に子どもがど真ん中。それを学校家庭地域ががっちり支える。これが町校のゆるぎない風土です。この風土が生む安心感の中で、子どもたちは、鼓笛隊、海の学校、山の学校など、町校でこそ!の価値ある体験と確かな学びを積み重ねていきます。いかなる困難に遭遇してもあきらめず最後の成功を信じてベストを尽くす不撓不屈の町校魂を実践的に学んでいきます。そして、町校への愛着と誇りを高め、絆を深め、賢く、やさしく、たくましく成長していきます。

 年が明ければ残り3月で、中学生という新たなステージに立つ20名にとって、今回の舞台を町校6年間の学びのひとつの集大成でした。これまで、かかわり、支えてくださった多くの皆様への感謝とこれからの決意を込めて、ONE TEAMで演じ切った表情は、皆、実に晴れ晴れとしていました。20名がそれぞれ自分にしかない持ち味を生かすことの喜び、仲間と心ひとつに、やり遂げる喜び、成功させる喜びを精一杯表現してくれた証です。

 御家族の皆様、地域の皆様、関係各位の皆様、町校にゆかりのある皆様から、温かな眼差しで応援していただき、お褒めの言葉をたくさんいただいたことは、今後の大きな自信となるはずです。この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。
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町校の未来を描いて〜5年生

 6年生による町校物語の発表が行われました。
 今年度のフェニックス学年は「先人の努力によって築き上げられてきた平和な世界を自分たちも未来に引き継いでいきたい」という願いを込めて、「町校物語2019『未来の学校』」と題して上演しました。
 一人一人が役になりきって、堂々と演じる姿から、二度の戦火によって焼けた長岡を復興し、戦争のない平和な世界にしていきたい、町校の先輩から引き継いだ鼓笛隊を大切にしていきたいという想いを感じることができました。

 校内発表を見たあおぞら学年の子どもたちは、教室に戻ってくると「鼓笛の演奏の時、ずっと小太鼓の先輩の動きばかり見てたよ。」など自分が希望する6年生の楽器の演奏に注目して鑑賞していたことを互いに話し合う姿が見られました。

 いよいよ今週は、鼓笛隊のオーディションが行われます。
 子どもたちは、6年生から教わった挨拶や礼儀、足の上げ方、演奏の仕方など大切なポイントについて意識して、練習に取り組んでいます。
 ステージ上の6年生の姿から感じたこと、学んだことを大切にしながら、これからの鼓笛オーディションや鼓笛隊移杖式に向かっていきたいと思います。
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「ブラッシング教室」を実施しました〜3年生

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 11日にブラッシング教室を行いました。
 講師として、明倫短期大学の先生2人と実習生6人が来てくださり、歯磨きの仕方を教えてもらいました。口腔内には400種類のばい菌がいることや、針先ほどの歯垢に10億の菌がいることなどを聞き、「うわー、気持ち悪い!」と声を上げていました。

 その後、カラーテスターを使ってしっかりと歯垢を取り去る歯磨きの方法を習いました。
 実施後の子どもたちの感想には、「習った歯みがきのしかたでこれからよく歯をみがこうと思います。」「甘いものを食べる量を少なくしようと思います。」など、今後の生活を改善しようとする内容が多く、よく話を聞いて学習した様子が伺えました。
 学校で給食後の歯磨きの様子を見ていると、これまではおしゃべりをしながらいい加減に磨いている子もたくさんいましたが、ブラッシング教室実施後は習ったことを実践しようとする様子が学級全体に見られるようになりました。

自分の殻をやぶるぞ〜6年生

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 いよいよ「町校物語2019『未来の学校』」のリリック公演が近付いてきました。
 9日には,リリックホールでリハーサルを行いました。演出の猪俣先生から「とてもよくなった!!本番を精一杯楽しもう!!」とお声掛けを頂きました。

 11日には校内発表も行いました。発表直前まで体育館に響く声を出そうと練習をしたり、「もっとゆっくり話すといいね。」と声掛けをしたりと、どの子も精一杯の力を出し、「校内発表を成功させたい!」という意欲が感じられました。
 そして、「自分の殻をやぶる」という合言葉のもと、全員が素晴らしい演技をしました。
 17日は,リリックホール公演となります。練習の成果を存分に発揮し、フェニックス学年一致団結して楽しみたいと思います。

いつもと違う6年生にドキドキ〜1年生

 11日に、6年生が取り組んでいる「町校物語」の校内発表がありました。劇場のように準備された体育館に子どもたちはドキドキ。どんなことが始まるのだろうとそわそわしながら開演を待ちました。
 音楽とともに幕が上がると、物語が始まりました。
 いつも一緒に活動している町校班の班長が、普段とは違う雰囲気で物語の中の役を演じている姿に目を丸くしている子どもたちの様子が印象的でした。
 1時間半という1年生にとっては長時間の公演でしたが、最後まで物語に入り込んで楽しんでいました。「リリックホールにも見に行きたい」と言っている子もいました。
 みんなで6年生の公演を応援しています。
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町校伝統の精神を引き継ぐということ〜5年生

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 5日、「鼓笛隊」の楽器オーディションに向けての説明会と鼓笛体験会を行いました。

 6年生が指導者となり、楽器の扱い方、演奏の仕方やオーディションに向けての心構えや態度について丁寧に教えてもらいました。
 オーディションに向けての本格的な練習は来週からですが、6年生に直接お願いして、昼休みも練習をしている姿が見られます。

 鼓笛では演奏の技術や心構えだけでなく、教えてくれる人への接し方から礼儀をま学ぶ場でもあります。子どもたちの様子を見ていると、「お願いします!」や「ありがとうございました!」というあいさつをしっかりしています。いつも以上に緊張感をもち、臨んでいます。
 また、服装を整えること、時間を厳守すること、楽器は手袋を付けて丁寧に扱うことなども意識しており、凛とした空気が流れています。これらは、教師が教えるのではなく、6年生から5年生へと代々受け継がれていく町校の精神です。鼓笛を引き継ぐことを通して、人として大切なことを学んでいます。

 表町小学校の鼓笛隊は、結成から今年で59年目を迎えています。子どもたちは「次は自分たちが鼓笛隊を引っ張る」「演奏方法や行進の仕方を完璧にマスターする」という目標と意欲をもち、伝統の鼓笛隊と向き合っています。そして、技術と同時に精神も学んでいます。6年生がこれまでどのような心構えで鼓笛に取り組んできたのか、その町校伝統の精神を引き継ぎ、立派に鼓笛隊をリードしてくれることを期待しています。

きらめき野菜、大収穫〜2年生

 きらめき村全校お招き会では、1〜6年生までがたくさん遊びに来てくれました。
 緊張しながら招待状を渡しに行ったり、放送で呼びかけたりして、たくさんのお客さんが来てくれたこと、来てくれたお客さんがとても喜んでくれたことに、大きな満足感がありました。
 役割は毎回変わっていきますが、お招き会は4回目。随所に、工夫や改善が見られました。お招き会当日にはピーマンヒーローも登場。様々な活動をしてきたきらめき村も、これで終わり。雪の積もる前に片付けをしていきます。

 きらめき村おわかれパーティーでは、きらめきサラダを作りました。
 4回目だけあって、手慣れた様子で野菜を洗い、切ったり、ゆでたりして盛り付けしていました。
 今回のきらめきサラダパーティーでは、カブ、ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、パセリ、食用菊、大根、キャベツ、サニーレタス、サンチュ、二十日大根など様々な野菜の収穫を喜んだり、味わったりしました。収量は少ないものばかりですが、苗や種を選び、植え、観察やお世話をし、収穫・調理をして食べることは、買って食べる以上の様々な気付きがあります。
 畑での活動もこれで終わりとなりますが、経験したことを振り返り、深い学びへとつなげたいと思います。
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いじめを深く考える【1】〜4年生

 11月29日(金)に,校内いじめ見逃しゼロスクール集会を行いました。毎年,6年生が劇やプレゼンでいじめの場面を投げ掛け,全校の一人一人がいじめについて考える機会をもちます。今年度は,劇での提案でした。

 6年生からの提案後,学級で場面を確認し,子どもと担任とで意見を交流しました。
 最初に「これは,いじめの場面だと思いますか?」と問い掛けました。すると全員の子どもが「いじめです」と答えました。
 その後,担任がA君を仲間外しをしたB君の立場でいじめを肯定しようとしました。しかし,結局のところ,子どもの「いじめは何も解決しない」「A君の気持ちを考えていない」「ただ単に嫌がらせをしている」という意見から,いじめを肯定できなくなりました。

 「いじめはいけない」と誰もが言いますし,いろいろな掲示物などでも示されてもいます。しかし,いじめはなくなりません。その理由として,いじめに対する鈍感さや当事者意識の低さがあろうかと思います。
 そこで,4年生では,まず「いじめはなぜいけないのか」を深く考えることを狙いました。このやり取りでは,「いじめでは何も解決しない」ということを,意見を交えることで再確認できたのではないかと考えています。
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いじめ見逃しゼロに向けて【2】〜3年生

 「表町小いじめ見逃しゼロスクール集会」で6年生の劇による提案を受けて、学級でいじめについて話合いをしました。
 教室で「これは、いじめだと思いますか?」と3年生の子どもたちに問いました。質問をしてすぐの子どもたちは手を挙げたらいいのかどうなのか戸惑っていました。
 そのとき「お互い様だと思う」という発言がありました。その発言に対して「ぼくもそう思う」「わたしもそう思う」という声が上がり、その後、自分がそのように考えた理由を発表して、話合いました。

 それぞれが自分の意見を発表する中、「いじめだと思う」と考えを変えた子も多くいましたが、やはり「お互い様だと思う」という意見が半数を占め根強く残りました。
 子どもたちの意識の中には、「『いじめ』とは、一方的に侵害行為が行われることで、両者が侵害行為をし合っている場合は『いじめ』ではない」という考えがあることが分かりました。子どもたちの判断では、今回の劇の場合、両方が嫌な思いをしているため、お互い様だから仕方がないという訳です。
 しかし、この考え方ではいじめはなくなりません。学級で同様なことが起こった場合も、「お互い様だから仕方がない」で済まされてしまいます。「いじめは絶対に許されない」という考えを強くもつことが必要です。
 
 後日、改めて時間を設定して、続きの授業を行いました。この授業では、子どもたちから出た考えをもとに、「身の回りからいじめをなくすためにはどうすればよいか」について話しました。まとめた主な内容が以下です。
・「いじめ」をしていい理由などないこと。人の心身を故意に傷つけることは許されないこと。
・問題が起こった場合は、「いじめ」では何も解決しないため、話合いや他の方法で解決すること。

 授業後のアンケートでは、学級の全員が事例について「いじめだと思う」と回答していました。しかし、誤った考え方は子どもの中に根強くあるものと思われます。そして、「いじめの芽」は身の回りにたくさん存在します。
 今後もいじめゼロに向けて、「いじめに気付く子」「困っている人を助けるために行動する子」を継続して育てていきます。
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いじめ見逃しゼロスクール集会〜6年生

 「表町小学校いじめ見逃しゼロスクール集会」を11月29日に行いました。フェニックス学年の子どもが考えた劇を全校に発表し、みんなでいじめについて考える機会としました。
 劇の内容を話合う中で、1年生にも分かりやすく伝えたいと思い、具体的な仲間外しの内容を大きな紙に書き、見せる形式にしました。そして、A,B,C,D,Eの登場人物は、大きな声で表情豊かに表現するというような工夫も出てきました。

 集会の後、全校がこの劇の内容でいじめについて話し合いました。1年生も「これはいじめだと思います。仲間外しはダメだと思います。」「嫌だったことをきちんとお話ししていかないといけないと思います。」など、フェニックス学年の発表からいじめについて考えたようです。
 これからも、いじめのない笑顔であふれる表町小学校になるように、全校で「いじめ見逃しゼロ」に取り組んでいきます。
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「新之助」をみんなに広めたい!〜5年生

 5年生の総合学習では、学校田で「新之助」を育てながら、日本の米作りについて学習を進めてきました。
 米作りについて本やインターネットで調べていくうちに「おいしいお米ランキング(2018年)」「食べられているお米ランキング(2019年)」には、「新之助」が入っていないことに気が付きました。どうしてランキングに入っていないのだろうと子どもたちに問い掛けると「新しいお米だから、まだ知られていないのではないか」という意見が出てきました。そして「もっと『新之助』をみんなに知ってもらうために宣伝していきたい」ということになりました。

 そこで、実際に「新之助」の開発に携わっていらした長岡地域振興局農林振興部の方からおいでいただき「新之助」が開発された経緯や秘話などについてお話ししていただきました。
 時代の変化に適応しながら、将来にわたって全国の皆さんに食べてもらいたいという願いが「新之助」に込められていることを教えていただきました。
 また「新之助」は新潟県内よりも東京を中心に宣伝をしていることを知り、大変驚きました。
 その後、学級で話し合い「東京の人に宣伝することも大切だけど、まずは新潟の人に『新之助』のおいしさを知ってもらいたい。」という意見が挙げられました。これから「新之助」の知名度アップを図るために自分たちでできることを考え活動していきます。

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きらめき村とのおわかれ会に向けて〜2年生

 図画工作で木の実や石などを使った「どんぐりアート」に挑戦しています。グルーガンを使ってかわいらしい作品が数多く生まれています。
 また、お招き会用のルールを説明する紙芝居や輪投げ、的当ての景品となるキーホルダーを作りました。子どもたちが「パワーパンツマン」や「ヒーロー」と呼ぶ、栽培を説明した本の挿絵に出てくるキャラクターのキーホルダーがたくさんできあがりました。

 きらめき村最後の一日に、全校をお招きしようとポスターや招待状を作ったり、原稿を考えて何をするか意見交換を行ったりしました。必然ある表現活動を繰り返し行う中で、「自分なりにうまくできた」だけでなく、「相手にも伝わった」、「相手が喜んでくれた」という高度な自己実現へと向かっていく姿が見られるようになっています。
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高校生ってすごいね!〜6年生

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 11月22日の5,6時間目にSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の活動として、長岡高等学校の生徒12名と先生方が来てくださり、出前授業をしてくれました。
 内容は、「身の回りの物を笛にしてみよう」「魔法のインク」「魚を解剖しよう」」「空気の流れを見てみよう」の4つです。
 それぞれ、ブースを作り、4班に分かれて回りました。どのブースでも「おおっ」「ええっ」という驚きの声が上がったり、「どうして?」など疑問の声が上がったりしていました。
 年齢の近い高校生が教えてくれたことも、子どもの関心を高める要因になっていたようです。実験の後には、質問をしている様子もありました。
 理科への興味関心を高めるよい機会となりました。

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学校行事
1/6 学校評価委員会
1/7 学校預かり金振替日、登校指導日、全校朝会
1/8 校内書き初め展
1/9 児童会役員選挙、発育測定
1/10 学習参観、保護者会、学校保健委員会