どんな困難にも負けずに、最後の成功を目指して自己のベストを尽くす町校の伝統精神

立場を変えて考えてみると〜3年生

 3年生のこれまでの成長を見てみると、大きく変わったことの一つに、学級での人間関係の広がりがあります。
 2年生で2学級だったクラスが1学級になり、より多くの子どもたちと関わるようになりました。それに加えて、学級の座席や授業でのグループ分けなども、様々な友達と関わることができるように配慮しています。
 どんな人とも友好的に関わり、協力して課題を解決する力を育てるためです。子どもたちからも、月に1回程度昼休みに「誕生祝いの全員遊び」の発案があるなど、自発的にみんなと関わろうとする姿勢が見られます。

 遊びの様子を見ても、年度当初は同じ友達とばかり遊んでいたのが、いろいろな友達といろいろな遊びをすることが多くなりました。気の合う友達、衝突の少ない友達を選んで少人数で遊んでいた子どもたちも、より多くの友達と交じって集団で遊ぶことが増えてきました。人間関係と遊びの幅が広がる半面、必然的に遊びでのトラブルも増えてくるわけです。
 今週のクラス会議では、クラスの問題を解決するための話合いをしました。いろいろな解決すべき課題が子どもたちから挙がりましたが、全員一致で「仲間外しの解決」を議題に選びました。
 この「仲間外し」とは、「遊びに入れてもらえない」ということだそうです。話合いが始まると、「後で遊びに入る人がいると、どのチームに入れるか決めるのに時間がかかる」、「二つのチームの人数が合わなくなる」、「チームの強さが変わってしまう」、「ルールを知らない、守らない」など、遊びに入れないのは仕方がないという意見がほとんどを占めました。
 これらの考えは、自分が安全・安心な立場にいることを前提として、楽しく遊んでいるのを壊されたくないという考え方です。しかし、子どもたちが問題意識をもっているのは、自分が遊びに入れてもらう立場になったときに、断られるということです。

 そこで子どもたちには、「自分が入れてもらうとして、時間がかかるとか、人数が合わないとか、強さが変わるという理由で遊びに入れないのは納得ができるの?」と問いました。子どもたちは、首を振ったり、下を向いたり、黙っていたりして、「仕方がない」という子は一人もいませんでした。
 その後、「時間よりもみんなの笑顔が大事だと思う」といった意見が出てきたところで授業時間が終わってしまいました。この続きは、また次回です。
 3年生の子どもたちは、社会性の発達に伴って人間関係の悩みも増えてきています。自分にとって居心地のいい場所を作ろうとすると、他の人がいやな思いをすることも起ってきています。どうすれば「みんな えがお」でいられるのか、今後もみんなで話し合っていきます。

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学校行事
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1/30 低学年スキー教室(長岡市営)
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