歌と身体はつながっている〜4年生朝日酒造の酒造り唄の中の一曲「もとすり唄」という労作唄をもとにして,子どもが文句(歌詞)を考えた労作唄を,普段の生活の中に生かしていこうとする態度を養うことを目指した題材でした。 学習の3時間目までに,「自分たちの文句(歌詞)でも,仕事唄もつくってみたい」という思いが子どもに生まれ,4時間目にはもとすり唄が使えそうな仕事を選んだり,その仕事をするための文句(歌詞)をつくったりしました。仕事に合う文句や自分の好きなスポーツのこと,レインボー学年の紹介を自由に唄にしながら楽しむ様子が印象的でした。 そして,5時間目に「うたってみんなでよい仕事」に取り組みました。 子どもは,つくった仕事唄を歌いながらモップ掛けをしたり,雑巾がけをしたりしました。仕事をしながら,唄の拍感と仕事の動きの関係を考える様子や皆で同じ動きをすることのよさに気付く姿がありました。マット運びなどは,どうしても拍感が合わず,うまくいかなかった様子もありましたが,「だからこそ『わっしょいわっしょい』という掛け声がいいのだな」という学びに繋げる様子も見られました。また,仕事唄と雑巾がけの様子を見た仲間が,「もう少し力を入れて雑巾がけをするわけだから,もっとゆっくりとした拍で拭くといいよ」と,唄と仕事の関係についてアドバイスをする場面もありました。 子どもが,拍と動きの関係を捉え,表現に繋げようと志向する姿が随所に見られた1時間となりました。 |
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